「初めてのイギリス旅行、楽しみだけど治安や言葉の壁が心配…」
「チップの習慣や、現地で病気になった時の対応はどうすればいい?」
私たちは現在カナダに暮らしていますが、イギリス人夫のクリスとの結婚を機に、毎年イギリスへの帰省と国内旅行を楽しんでいます。2026年の今年も、5月末から3週間、夫の実家がある南部の街ニューミルトン(New Milton)に滞在しながら、イギリス国内をあちこち旅する計画を立てています。
カナダでの生活ともまた違う、毎年のようにイギリスを行き来している私たちだからこそ分かる、「ガイドブックには載っていないリアルな現地事情」が実はたくさんあります。
この記事では、初めてイギリスを訪れる日本人の方向けに、治安の最新状況、言葉の壁の乗り越え方、迷いがちなチップの習慣、そして万が一の病気・トラブルへの具体的な対策を徹底的に解説します!ぜひ最後まで読んで不安をスッキリ解消してくださいね。
1. 【治安】イギリスの治安って本当に悪いの?最新エリア事情と対策

「イギリスって紳士の国だし、ヨーロッパの中では治安が良い方では?」と思っている方も多いかもしれません。確かに銃器を使った凶悪犯罪などは非常に稀ですが、旅行者を狙った「スリ」や「ひったくり」などの軽犯罪は日常茶飯事です。
ロンドンや主要都市で急増中?気をつけたいエリアと最新犯罪トレンド
ロンドンやマンチェスター、エディンバラなどの大都市、そして観光名所の周辺(大英博物館やビッグベン周辺、露店が集まるマーケットなど)は特に注意が必要です。また、地下鉄(チューブ)の車内や、主要駅の自動券売機付近は、観光客が隙を見せやすいためスリの主戦場になっています。
「スマホの持ち歩き」は要注意!大都市ではスリ・ひったくり対策を
ここで、イギリス人夫のクリスから絶対に伝えてほしいと言われた、一番の警告があります。
⚠️ クリスからのリアルな警告 「ロンドンなどの大都市で、スマホを片手にいかにも旅行者らしく調べ物をしながら歩き回るのは、本当に危険!ターゲットを探しているスリ集団に『私は無防備な観光客です』とアピールしているようなものだよ」
最近の大都市では、「ながらスマホ」でぼーっと歩いている人の手元から、自転車やモペット(小型バイク)で通りすがりざまにスマホだけを奪い取る手口が急増しています。道を調べたい時は一度お店に入るか、壁を背にして立ち止まって確認するなど、最低限の警戒は怠らないようにしましょう。
一方で、いなか町や地方は驚くほど治安が良くて平和!
大都市の話を聞くと身構えてしまうかもしれませんが、一歩地方へ出ると、そこには全く別世界の穏やかで平和な時間が流れています。
私たちが滞在するハンプシャー州のニューミルトン(New Milton)のような静かないなか町や村では、治安の心配をすることなんてほとんどありません。夜でもリラックスして外出できますし、のんびりとした治安の良さに心がホッと癒されます。
実はイギリス人って、もともとの気質がどこか日本人に似ているところがあるんです。
- 悪いことをする人はごく一部で、基本的には真面目
- 「村意識」が強く、コミュニティや横のつながりを大切にする
- シャイだけど、実はとても丁寧で礼儀正しい
困っている旅行者を見かければ、親身になって助けてくれる温かい人ばかり。大都市の中心部で「最低限のスリ対策」さえ意識しておけば、地方の旅ではイギリス本来の優しさと、治安の良さを心ゆくまで満喫できますよ。
現金持ち歩きはむしろリスク?スリに遭わないための防犯対策
ちなみに、イギリスは世界トップクラスの完全キャッシュレス社会。現地の人々は財布すら持ち歩かず、スマホやカード1枚で生活しています。つまり、「大金(現金)を持っているのは観光客だけ」なので、現金をたくさん持ち歩く必要はありません。
あわせて読みたい! イギリスは驚くほどの「完全キャッシュレス社会」です。現金お断り(Card Only)のお店への対策や、現地で本当に使えるおすすめの決済方法については、こちらの記事で詳しくまとめています:【2026年最新版・イギリスのキャッシュレス決済完全ガイド】
2. 【言葉の壁】英語に自信がなくても大丈夫!現地でのコミュニケーション術

初めての場所で、英語でやり取りをしなければならないのは緊張しますよね。でも、完璧な英語を話そうと身構える必要はまったくありません。
英語ができる人ほど盲点!レストランのメニューでつまずく「ボキャブラリーの壁」
日本人が学校で習う英語は基本的にアメリカ英語です。そのため、イギリス英語の発音や綴り(例:Center ➡ Centre)の違いは知っていても、実は「ボキャブラリー(単語そのもの)が全く違う」という点には、現地で初めて直面して戸惑う人が少なくありません。
特に顕著なのが、レストランのメニュー。英語がある程度できる人でも、「え、これって何のこと?」とメニューの前でフリーズしてしまう代表的な食材・料理をまとめてみました。
| 日本語(食材・料理) | アメリカ英語(日本で習う) | イギリス英語(現地での表記) |
| フライドポテト | French fries | Chips(チップス) |
| ポテトチップス | Potato chips | Crisps(クリスプス) |
| ナス | Eggplant | Aubergine(オウバジーン) |
| ズッキーニ | Zucchini | Courgette(コジェット) |
| パクチー(コリアンダー) | Cilantro | Coriander(コリアンダー) |
| お会計(チェック) | Check | Bill(ビル) |
有名なイギリス料理「フィッシュ&チップス」のチップスがフライドポテトなのは有名ですが、付け合わせの野菜に「Aubergine(ナス)」や「Courgette(ズッキーニ)」と書かれていると、アメリカ英語しか知らないとパッとイメージが湧かないですよね。
お会計の時も、店員さんに「Check, please!」と言うより、「Could we have the bill, please?(ビルをお願いします)」 と言うのがイギリスでは自然です。
「私の英語、通じないのかな…」と落ち込む必要は一切ありません。単に「使っている単語がイギリス流ではないだけ」なので、事前にこれらの違いを少し頭に入れておくだけで、レストランでの注文がグッとスムーズで楽しいものになると思います。
イギリス英語の発音やアクセントに戸惑ったら?聞き返す時のコツ
学校で習うアメリカ英語に慣れていると、イギリス英語の独特のイントネーションや、地域ごとのアクセント(方言)に最初は戸惑うかもしれません。「え?今なんて言った?」と思ったら、恥ずかしがらずに聞き返して大丈夫です。
- Sorry? (え?何ですか?)
- Pardon? (もう一度お願いします)
と少し語尾を上げて言えば、現地の人も「あ、聞き取れなかったんだな」と察して、ゆっくり、簡単な単語に言い換えてくれます。
スマホアプリと翻訳ツールをフル活用!言葉の壁を突破するデジタルハック
現代の旅行の強い味方は、やっぱりテクノロジーです。「Google翻訳」や「DeepL」などのアプリをスマートフォンに入れておけば、レストランのメニューや駅の掲示板もカメラをかざすだけで一瞬で日本語になります。
言葉に詰まったら、アプリの画面をそのまま店員さんに見せるのが一番確実で手っ取り早い解決法です。
クリス(イギリス人夫)直伝!ショップやレストランで使える定番の親愛フレーズ
イギリス人とコミュニケーションを円滑にする魔法の言葉、それが “Cheers”(チアーズ) と “Lovely”(ラブリー) です。
- Cheers!:本来は「乾杯」ですが、イギリスでは「ありがとう!」の意味で、カジュアルに1日に何度も使われます。お店を出る時や、お釣りを受け取る時に「チアーズ!」と言うだけで、現地の人との距離がグッと縮まります。
- Lovely!:「素晴らしい」「いいね」という意味で使われます。店員さんに「お席はこちらへどうぞ」と言われたら「ラブリー!」と返す。これだけで、一気にイギリス旅に慣れている雰囲気が出せますよ。
3. 【チップの習慣】ぶっちゃけいくら払う?シーン別のリアルな相場

北米(カナダやアメリカ)のような義務的なチップ文化がある国と違い、イギリスのチップ習慣は少し特殊で、日本人にとってはちょっと分かりにくいかもしれません。
イギリスは原則「チップ不要」?基本の考え方
結論から言うと、イギリスでは基本的に「チップは必須ではない」と考えてOKです。パブのカウンターでビールを頼む時や、ファストフード、カジュアルなカフェではチップを渡す必要は一切ありません。
レストランの「サービス料(Service Charge)」が含まれているかの見分け方
少し良いレストランでディナーをする場合、お会計のレシートをよく見てください。 多くの場合、あらかじめ 「Service Charge 12.5%」 のようにお会計に含まれて印刷されています。これが記載されている場合は、二重にチップを払う必要はありません。そのまま表示された金額だけを支払えば大丈夫です。
もしサービス料が含まれておらず、サービスがとても良かったと感じた場合は、総額の10〜12%程度を上乗せして支払うのがスマートです。
カード決済時の画面操作はどうする?パブやタクシーでのスマートな支払い方
現代のイギリスでは、チップの支払いもすべてキャッシュレスです。 レストランやタクシーでカード(またはスマホ)決済をする際、端末の画面に「Add a gratuity?(チップを追加しますか?)」や「Amount / %」を選択する画面が表示されることがあります。
- サービス料が含まれている場合、またはチップが不要なシーンなら 「No」 または 「0%」 を選択。
- チップを払いたい場合は 「10%」 などを画面でポチッと押すだけ。
現金でお札や小銭をテーブルに置いていくスタイルは今やほとんど見かけなくなりました。
4. 【病気・事故】万が一のトラブル発生!現地での具体的な対応ナビ

どれだけ気をつけていても、旅先での体調不良やトラブルは起こるものです。いざという時にパニックにならないための基礎知識です。
体調を崩したらどうする?イギリスの医療システム(NHS)と緊急連絡先「111」「999」
イギリスには「NHS」という国営の医療システムがあります。旅行者が急な病気や怪我でどうしていいか分からない時は、まず「111」に電話をかけます(通話料無料)。これは非緊急の医療相談窓口で、今すぐ病院に行くべきか、近くの薬局で対応できるかをアドバイスしてくれます。
万が一、命に関わるような大事故や緊急事態の場合は、迷わず「999」(警察・救急・消防の共通番号)にダイヤルしてください。
旅行保険の重要性と、現地の薬局(Bootsなど)で買える常備薬
旅行者が現地の病院にかかると、後から高額な医療費を請求されるケースがあります。クレジットカードに付帯している海外旅行保険の内容を必ず事前に確認し、不足している場合は個別の保険に加入しておきましょう。
ちょっとした頭痛や胃もたれ、風邪の初期症状であれば、イギリスの街中どこにでもあるドラッグストア「Boots(ブーツ)」へ。薬剤師(Pharmacist)のいるカウンターで症状を伝えれば、適切な市販薬を選んでもらえます。
紛失に遭った場合の警察(Police)への連絡とポリスレポートの貰い方
万が一スマホや財布を盗まれてしまい、後から日本の海外旅行保険を請求する場合、現地の警察が発行する「ポリスレポート(盗難・紛失証明書)」が絶対に必要になります。
緊急ではない盗難の報告は、近くの警察署に行くか、オンライン(各地域の警察のウェブサイト)から申請を行います。その際、クリスが言っていたような「いつ、どこで、どんな状況で盗まれたか」をできるだけ詳しく説明する必要があるため、翻訳アプリを使いながら、落ち着いて手続きを進めましょう。
5. 【コラム】ニューミルトンを拠点に巡る!私たちの3週間イギリス旅日記

ここからは少し肩の力を抜いて、私たちの今回の旅の予定を少しだけご紹介します。
南海岸の隠れた魅力と、今回のイギリス国内旅行の見どころ
私たちが滞在するニューミルトン(New Milton)は、ハンプシャー州にある、海と広大な自然(ニューフォレスト国立公園)に囲まれたとても静かで美しい街です。ここを拠点に、今年は近くの歴史的な街や、海岸線の絶景を巡る国内旅行を計画しています。
観光地としてのニューミルトンの魅力や、おすすめのスポットについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、イギリスの美しい田舎町に癒されたい方はぜひ覗いてみてくださいね。
【関連記事】ロンドンから一歩足を伸ばして。ハンプシャー州の隠れた名所「ニューミルトン」の魅力と過ごし方
国際カップルのリアルな帰省エピソード&旅のパッキングのコツ
イギリス人の夫と、日本人(現在はカナダ在住)の私。生まれ育った環境が違う二人の旅は、毎回パッキングの段階からカルチャーギャップの連続です(笑)。
ちなみに今回の3週間の長旅も、私はできるだけ荷物を減らした「ミニマリスト流」の身軽なスタイルで挑みます。長距離移動もストレスフリーになる、私の厳選パッキングのコツと愛用便利グッズは、以下の記事にすべてまとめています!
【関連記事】3週間の海外旅行もこれだけ!身軽でスマートなミニマリスト的パッキングの極意
6. まとめ:事前の準備と心構えで、安心で最高のイギリス旅を!
初めてのイギリス旅行は不安がつきものですが、「最新の治安トレンドを知っておくこと(特にスマホの扱い!)」と、「チップや言葉の壁に身構えすぎないこと」さえ意識していれば、必要以上に怖がる必要はありません。
イギリスの人々は、こちらが困っていればとても親切に助けてくれる温かい人たちばかりです。しっかり準備をして、歴史とモダンが融合した素晴らしいイギリスの旅を心から楽しんできてくださいね!
あわせて読みたい!イギリス旅行の必須準備 イギリス旅行を成功させる鍵は、実は「決済手段」にあります。現金お断り(Card Only)のお店への対策や、現地で本当に使えるおすすめの決済方法について、こちらの記事で詳しくまとめています。出発前に必ずチェックしておいてくださいね!

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