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【イギリスの水道水は飲める?】南部の一般家庭でもブリタ必須?ロンドン周辺の硬水事情とリアルな対策レポ

イギリス

イギリス旅行やイギリス滞在を計画しているとき、ふと気になるのが現地の水事情ですよね。

​「イギリスの水道水は飲めるの?」
ロンドンの水はまずいって本当?」
硬水でお腹を壊すのが心配……」

​結論から言うと、イギリスの水道水はそのまま飲むことができます!ただし、日本とは水質が決定的に異なるため、旅行者が知っておくべき注意点や対策がいくつかあります。

今回は、現在イギリス南部の街・ニューミルトン(New Milton)の現地家庭に滞在している筆者が、ロンドンをはじめとするイギリスの最新の水道水事情を、リアルな実体験レポとともにお届けします!

🇬🇧 Read this article in English: Is Tap Water Safe to Drink in the UK? A Local Guide to London’s Hard Water

​結論:イギリスの水道水は飲める!でも「激しい硬水」に注意

​政府の安全基準はクリア!そのまま飲んでも大丈夫

イギリスの水道水は、政府の厳しい安全基準をクリアしているため、衛生面では全く問題ありません。ホテルの洗面所や滞在先のキッチンから出るタップウォーター(Tap water:水道水)は、そのまま安全に飲むことができます。

​日本の軟水と何が違う?体質によってはお腹が緩くなることも

安全とはいえ、日本の水(軟水)とは「ミネラル(カルシウムやマグネシウム)の含有量」が大きく異なります。イギリスの水は、ミネラルがたっぷり含まれた激しい硬水(Hard water)です。

​そのため、飲み慣れていない日本の旅行者がそのままたくさん飲むと、硬水の影響でお腹を壊す、下痢をするといった症状が出る場合があります。特にお腹が弱い人や、胃腸がデリケートな方は少し注意が必要です。

【地域差】ロンドンは特に強い!イギリス国内で変わる水質

硬水を軟水化するフィルター
ノリッジの友人宅にあった硬水を軟水に変えるフィルター

​実は、イギリス国内でも地域によって水質には大きな違いがあります。

​イングランド南部(ロンドン・ニューミルトンなど)は石灰質の多い硬水エリア

ロンドンを含むイングランド南部や東部は、地層の性質上、非常に強い硬水地域です。私が今滞在しているハンプシャー州のニューミルトンもこのエリアに含まれます。水にたくさんの石灰成分(Limescale)が含まれているのが特徴です。

​スコットランドやウェールズは実は美味しい「軟水」エリア

​一方で、スコットランドやウェールズ、イングランド北部に行くと、水質はガラリと変わり、日本と同じような軟水〜中硬水のエリアになります。この地域の水は「水道水でも驚くほど美味しい」と評判で、スコッチウイスキー造りが盛んな理由もこの質の良い水にあります。

現地のリアル!イギリスの家庭が水道水をそのまま飲まずに「ブリタ」を使う理由

イギリス人家庭にも浸透しているブリタのフィルター
義実家で使っているフィルター

​「安全に飲める」とされているイギリス南部の水道水ですが、現地の一般家庭ではどのように使われているのでしょうか?

​滞在先の義母も愛用!フィルターを通すだけで「石灰」は除去できる

​現在、私はニューミルトンの義実家で、母と一緒に暮らしています。家での実体験として、水道水は普通にそのまま飲むことができますし、体調が悪くなることもありません。

​しかし、現地に住むイギリス人の義母は、水道水をそのまま飲むのではなく、必ずBRITA(ブリタ)のポット型浄水器フィルターを通した水を飲んでいます。

​ブリタのフィルターを通すことで、硬水の元であるカルシウムやマグネシウム、つまり石灰(Limescale)を除去(低減)し、カルキ臭を取り除いてをまろやかにしているのです。

​飲むためだけじゃない?電気ケトルを「ガチガチの白い結晶」から守る生活の知恵

​現地の人々がここまでしてブリタを使うのには、飲むためだけではない「切実な理由」があります。それは、家電を石灰から守るためです。

イギリスの水道水をそのまま電気ケトル(ポット)に入れて沸かし続けると、あっという間に内側に真っ白なガチガチの石灰(結晶)がこびりつきます。これが原因でケトルがすぐに壊れてしまうのです。そのため、現地の一般家庭では「ケトルに入れる水は必ずブリタを通す」のが鉄則になっています。

​イギリスの紅茶やコーヒーが劇的に美味しくなる!

​もう一つの理由は、イギリスの伝統である「紅茶」です。

激しい硬水で紅茶を淹れると、表面に黒い膜(スカム)が浮いたり、お茶の色がドロっと濁ったり、風味が引き出せなかったりします。ブリタで水を軟水に近づけることで、紅茶やコーヒーの香りが格段に良くなり、見た目も美しい美味しい一杯が淹れられるようになります。

​旅行者が現地で困らないための「お水」の対策&ライフハック

​旅行でイギリスを訪れる人が、現地で快適に過ごすための具体的なステップをご紹介します。

​スーパーでのペットボトル選び:「Still」と「Sparkling」を間違えないで!

​水道水の硬水がどうしても体に合わない場合は、スーパーやコンビニでペットボトルミネラルウォーターを購入しましょう。

  • Still Water: 炭酸なし(普通の水)。日本の水に近い「Volvic(ボルヴィック)」や「Evian(エビアン)」、スーパーの格安プライベートブランド(PB)商品が手に入ります。
  • Sparkling Water: 炭酸水。間違えて買う人が多いので注意してください!

​パブやレストランで無料の水を頼むときは「Tap water(タップウォーター)」

イギリスのカフェ、パブ、レストランで「お水をください」と言いたいとき、単に「Water, please.」と言うと、有料のペットボトル(瓶)のミネラルウォーターが出てきてしまいます。

無料のお水をもらいたいときは、必ず「Tap water, please.(タップウォーターをください)」と伝えましょう。イギリスでは、飲食店が無料の水道水を提供することが法律で義務付けられているため、快くピッチャーやグラスで持ってきてもらえます。

​【女子目線】髪のギシギシ・肌荒れを防ぐための現地ケア

​硬水の影響を受けるのは、胃腸だけではありません。現地でシャワーを浴びると、髪がギシギシに軋んだり、肌荒れや乾燥を引き起こしたりすることがよくあります。

イギリス旅行の際は、保湿力の高いクリームやヘアオイルを持参するか、現地の大手ドラッグストア「Boots(ブーツ)」などで現地の水に合うシャンプーや保湿スキンケアを調達するのもおすすめです。

​まとめ:イギリスの水事情を知って快適な滞在を!

イギリス(特にロンドンや南部エリア)の水道水は、「安全に飲めるけれど、石灰を多く含む強い硬水である」というのが結論です。

​現地の一般家庭でもブリタを駆使して上手に付き合っているように、旅行者もペットボトルミネラルウォーターを上手に活用したり、日本からコンパクトな携帯用浄水ボトルを持参したりするのが一番の硬水対策になります。

万全の対策をして、美味しい紅茶やパブでの食事を楽しみながら、素晴らしいイギリス滞在を満喫してくださいね!

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