北ラオスの秘境ムアンゴイ(Muang Ngoy)から、大自然の隠れた名所として人気の「タッドモーク滝(Tad Mook Waterfall)」。多くの観光客はノーンキャウやムアンゴイからボートツアーを利用して訪れますが、実は完全徒歩(トレッキング)で行くルートがあるのをご存知ですか?
ムアンゴイからタッドモーク滝までの行き方は、基本的にはナムウー川に沿って南下し、途中のハッチャン村やソプコーン村(ソプケン村)を抜けていく片道約11.5km、往復で23kmにおよぶ本格的な未舗装のハイキングコースです。
「ボートを使わずに本当に歩いて行けるの?」「途中の道のりや難所は?」といった疑問を持つ方のために、今回は私たちが実際に大自然を歩いて挑戦した体験談をベースに、Googleマップに載らないローカルルートの歩き方、橋のない川渡りのコツ、必須のオフライン地図アプリ、滝の入場料まで、ムアンゴイからタッドモーク滝へ徒歩で行くための完全攻略ガイドをブログでお届けします!
ムアンゴイからタッドモーク滝(Tad Mook)トレッキング概要
- ルート: ムアンゴイ村 ↔ ハッチャン村(Ban Hatchan) ↔ ソプコーン村(Ban Sop Keng) ↔ タッドモーク滝
- 総距離: 往復 約23km
- 難易度: 中級〜上級(アップダウンのある林道や未舗装の赤土道が続くため、かなりの体力を消耗します)
- 滝の入場料: 1人 20,000 Kip
- 必須の持ち物: オフライン地図アプリ(maps.me ※必須)、1.5〜2Lの十分な水、スナック(バナナが最強のライフセーバーになります!)、タオル、濡れてもいい靴(サンダル)、水着(滝壺で泳ぎたい方)
タッドモーク滝(Tad Mook Waterfall)までムアンゴイから歩いてみた

タッドモーク(Tad Mook Waterfall)は、ムアンゴイとノーンキャウのほぼ中間地点のジャングルに位置する、落差約20メートルの美しい滝です。通常、観光客はノーンキャウやムアンゴイから手軽な「ボートツアー」を利用して訪れます(ボートでソプコーン村まで行き、そこから徒歩3km)。
しかし、私たちはただ滝を見るだけでなく、「ラオスのありのままの田舎の景色を肌で感じたい」という強い思いがありました。さらに、普段から毎日平均20kmは平気で歩く徒歩派の私たち。ちょっとしたワークアウトも兼ねて、ムアンゴイの宿のドアから全行程を自力で歩いてみることにしたのです!
【最重要】Googleマップは役に立たない?徒歩ルートの歩き方
ムアンゴイからタッドモーク滝までの徒歩ルートは、基本的にはナムウー川に沿って南下するシンプルな道のりですが、最大の落とし穴は「Googleマップにはこの歩行ルートの詳細がほぼ表示されない」ということです。


旅のライフセーバー:地図アプリ「maps.me」
電波の届かないジャングルを歩くため、出発前に必ずラオスのオフライン地図をダウンロードした**「maps.me」**を用意してください。このアプリには、現地のトレイル(歩行路)が驚くほど正確に表示され、私たちの命綱となりました。

ムアンゴイからタッドモーク滝(Tad Mook)具体的な行き方
ムアンゴイ村にあるGecko Restaurantの角を東へ曲がり、学校前の広場を通り抜けてしばらく歩くと、英語標識がある三叉路に出ます。そこを右(南)に曲がって、あとはひたすらまっすぐ行くだけです(「ソプコーン村」という表示は出ていません)。
ムアンゴイからソプコーン村までの間には、ハッチャン村(Ban Hatchan)という小さな村があります。

最大の難所:橋のない「川渡り」とローカルの温かさ
ムアンゴイからソプコーン村までのルートは、私たちがノーンキャウからムアンゴイまでソンテウでやってきたときの道ですが、問題はムアンゴイから少し南で浅い川を渡らなくてはいけないということです。橋はないので、じゃぶじゃぶと歩いて渡ることになります。そのため、濡れても良いような足元で出かけてください。
ラッキーなことに私たちは、行きがけに三叉路のところで地元の人のトラクター(?)に乗せてもらうことができました(※帰路はしっかり靴と靴下を脱ぎ、自力でじゃぶじゃぶと川を渡りました。足を拭くための小さなタオルがあると便利です)。

途中の景色:林業の現場、お祭り騒ぎのハッチャン村、オーガニックファーム
川を渡り終えると、ナムウー川沿いの赤土のでこぼこ道(ノーンキャウからソンテウで通った道と同じルート)がひたすら続きます。道中にはお店がほとんどないため、持参した水とバナナが本当に役立ちました。

- 林業の現場: 途中で地元の作業員たちが木を切り出しているローカルな日常風景に遭遇。
- ハッチャン村(Ban Hatchan): ムアンゴイから数キロの場所にある小さな村。私たちが通りかかった時は、村をあげての大宴会(お祭り)の真っ最中!ラオスの人々はお酒を飲むのが本当に大好きで、賑やかな音楽と笑い声にこちらまで元気をもらいました。
- ソプコーン村(Ban Sop Keng): ムアンゴイから約8km地点にある、滝への玄関口となる村です。ここに着いたら川沿いの道から離れ、東側の水田(ライスバレー)へとルートを変えます。
- 幻のオーガニックファーム: ソプコーン村を抜けて約10分ほど歩くと、オーガニックファーム&レストランがあります。私たちは出発が少し遅かったため、日没までに村へ戻ることを優先して立ち寄りませんでしたが、時間に余裕がある方は休憩にぴったりです。


ついに到着!静寂に包まれたタッドモーク滝

ソプコーン村から水田を抜け、さらにジャングルのトレイルを約15分ほど進むと、ついに目的地のタッドモーク滝に到着します!ここで入場料として1人20,000 Kipを支払います。
目の前に現れたのは、原生林の中に静かに佇む落差約20メートルの見事な滝。滝壺は天然のプールのようになっていて泳ぐことも可能です。私たちが訪れた日は少し曇り空で肌寒かったため、冷たい水に飛び込むのは断念しましたが、誰もいない静寂な滝を最初の30分間、完全にプライベートで独占することができました!(その後、ノーンキャウからのボートツアーの一団がやってきて賑やかになりました)。
まとめ:ヘトヘトだけど達成感は120%!帰りの選択肢
復路の道のりは不思議と短く感じられ、素晴らしい景色を再び楽しみながらムアンゴイ村へと戻りました。丸一日かけて往復20km以上を歩ききった後の体に、ゲストハウス近くで飲む冷えたビアラオ(Beerlao)とボリューム満点の夕食は、言葉にできないほどのごちそうでした!

帰りの裏ワザ(体力が限界に達したら) もし片道(約10km)を歩いた時点で力尽きてしまっても大丈夫です。ソプコーン村の船着き場に行き、通りかかるボートのキャプテンと価格交渉をすれば、帰路だけボートでムアンゴイに戻ることも可能です。自信のない方は、無理せず最初から宿でボートツアーを申し込んでくださいね。
ヘトヘトに疲れましたが、自力で歩いたからこそ出会えた景色と現地の人々との交流は、今回のラオス旅の中で最も忘れられない最高の思い出になりました!
YouTube動画は川を渡ってハッチャン村を過ぎてからの模様になりますが、見てみてください。
ムアンゴイ観光ガイド
タッドモーク滝まではがっつり歩きましたが、ムアンゴイ村中心で楽しめるアクティビティや観光スポットもあります。詳しくはこちらのブログ記事で:➡ ムアンゴイ観光と見どころ完全ガイド!ラオス最後の隠れ里で楽しむ絶景展望台・托鉢・10日に1度の幻の朝市
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