北ラオスの山間にひっそりと佇む、自動車の走らない隠れ里「ムアンゴイ(Muang Ngoy)」。ノーンキャウからさらにボート(または水位不足時のソンテウ)で1時間ほど上流へ進んだ場所にある、豊かな自然に囲まれた美しい村です。
「そんな田舎で何かすることあるの?」と思われるかもしれませんが、実はここ、世界中のバックパッカーや欧米人旅行者がこぞって長期滞在するほどの魅力と、充実したアクティビティが揃っているんです。
美しい山々とナムウー川のせせらぎ、行き交う人々の素朴な笑顔、正式な料理名は「スージー(シェリー)」だと後から知った絶品のココナッツスープ、そして村を我が物顔で歩く動物たち。ただそこにいるだけで贅沢な気分になれるムアンゴイの遊び方、見どころ、おすすめのゲストハウスからグルメまで、私たちの3泊4日の体験をベースに余すことなくご紹介します!
ムアンゴイ観光の基本情報&旅のヒント
- アクセス: ルアンパバーン ➡(バス)➡ ノーンキャウ ➡(ボートまたはソンテウで1時間)➡ ムアンゴイ
- 欧米人に人気の理由: ここからさらにボートで5〜6時間かけてムアンクア(Muang Khua)へ北上し、陸路でベトナムのディエンビエンフーへ国境超えするルートの主要拠点になっているため、小さな村ながら旅行者向けのインフラが整っています。
- 必須の持ち物: 街灯がない鍾乳洞が多いためヘッドランプ(懐中電灯)、また周辺の村や滝へ歩く場合は濡れても良い靴(サンダル)とオフライン地図アプリ(Googleマップに載らない道があるためmaps.meが必須)を用意しましょう。
ムアンゴイ村の魅力

ムアンゴイはラオス北部の山間にある村です。ルアンパバーンからだとバスでイノーンキャウまで行き、そこからボートに乗り換えて1時間です。ただし私たちの場合、12月の乾季だったためボートが運行できず、乗合タクシーのソンテウで行くことになりました。

ムアンゴイの魅力はなんといってもラオスの田舎雰囲気を堪能できるということでしょう。
美しい山々、メコン川の支流の一つであるNam Ou川に浮かぶ、シンプルなボート。霧に煙る朝も、夕陽に色づく黄昏時も、その空間にいるだけでなんとも贅沢な気分にさせてくれます。
行き交う人々に「サバイディー」と声をかければ、ちょっとはにかんだ笑顔で「サバイディー」と返してくれます。手をふる子どもたちも、村のメインストリートを我が物顔で横切る動物たちも、すべてが「ごちそう」に思えてくるのです。
そんなラオスの田舎ですが、すでに欧米人旅行者には人気のスポットで、レストランやゲストハウスはもちろん、さまざまな観光スポットやアクティビティが整備されています。
ちなみに、ここからさらに北上し、ムアンクア(Muang Khua)まで行き(ボートで5〜6時間)、陸路で東北に向かえばベトナムのビエンフー(Bien Phu)に国境超えできます。ベトナムへの国境超えルートの一部としてムアンゴイに滞在する欧米人旅行者も多いのです。
ファーノイ展望台(Phanoi Viewpoint)

私たちがまず訪れたんは、ファーノイ展望台(Phanoi Viewpoint)です。
展望台入り口までは、村中心から徒歩で約30分。展望台トップまで登りは約25分かかりました。

チケットは一人20,000キープ。



竹製の手すりが組まれていて、岩場をよじ登って行くような部分もありました。大人向けのアスレチック遊戯場という雰囲気です。
それなりに体力は消耗しますが、私たちが登ったときは他の旅行者とほとんどすれ違うことなく、マイペースで登ることができました。
ノーンキャウで登った展望台のように360度の景色とはいきませんが、ムアンゴイ村とナムウー川が一望できます。
ファーノイ鍾乳洞(Phanoi Cave)

ファーノイ鍾乳洞の入り口は寺院の裏手にあります。しばらく歩くと右手に階段が見えてきますので、それを上りましょう。

登りはかなり急ですので、ふさわしい服装で臨んでください。


鍾乳洞の中は照明がなく、入り口でヘッドランプをレンタルできますが、数が限られます。自分でライトを用意しておくと安心です。


この鍾乳洞はさらにその上に展望台があり、頂上までの階段は現在も整備が進められています。登っている途中で作業中の男性がいて、入場料として一人20,000キープ徴収されました。
オカッドサヤラム寺院(Wat Okad Sayaram)

メインストリートの発端にある仏教寺院です。小さな寺院ですが、ムアンゴイを取り囲む自然を拝啓に、絵になる寺院だと思います。
ムアンゴイ村の托鉢見学

ラオス人の朝は早いです。有名な托鉢は、毎朝6時から7時位にどこの街でも行われます。
ルアンパバーンなどではすっかり観光化された感のある托鉢ですが、ムアンゴイのような小さな村では、地元の人の生活の一部としての托鉢を見学できます。
ムアンゴイの寺院はメインストリートの北端にあります。僧侶たちは、寺院を出発しメインストリートを南へ進みます。


見頃の時間帯は、もしかしたら季節によって異なるかもしれませんが、私たちが滞在した12月中旬は朝6時すぎ頃からメインストリートに女性たちが集まりだし、6時半頃から托鉢を見ることができました。
ムアンゴイの朝市

村の人によるとムアンゴイの朝市は10日に1度開催されるようです。船着き場をまっすぐ上がってメインストリートとの交差点を過ぎた右手広場で行われます。




私たちはたまたま朝市の日に滞在していたため、見学することができました。
朝市は朝6時位からセッティング開始されるようですが、一番にぎやかになるのは7時から8時くらいだと思います。


ムアンゴイの朝市には村の外からもたくさんの人が集まります。船着き場には外からやってきた人たちが荷物を下ろす姿を見ることができました。
Tham Kang Caveとその先の村々

ムアンゴイから徒歩でアクセスできる鍾乳洞はもう一つあり、Tham Kang Caveといいます。その先には小さな村があって、徒歩で行ける距離です。
行き方は、メインストリートを南向きに進み、Gecko Restaurantの手前を左(東)へ曲がります。学校の前の広場を抜けてまっすぐしばらく進むと鍾乳洞の入り口に着きます。
私たちは、ラオスの鍾乳洞はもう十分に見たので、Tham Kang Caveではなくその先の村にだけ遊びに行こうとしました。ところが、鍾乳洞の入り口(画像上)で、鍾乳洞に入らず村に行くだけでも入場料20,000キープを払わなくてはいけないといわれたのです。
正直、村に入るために入場料をはらうことには抵抗があります。だって、動物園でもあるまいし…。鍾乳洞の入り口で20,000キープ払ったところで、その村の人たちにお金は払われるのか、という疑問も残ります。金額ではないんですよね。
ーーーそれで、迷った挙げ句、そこで引き返してしまいました。きっと素敵な村だろうとは思うので、興味がある方は訪れてみてください。
タッドモーク滝(Tad Mook Waterfall)までムアンゴイから歩いてみた

タッドモーク(Tad Mook)は、ムアンゴイとノーンキャウとのほぼ中間辺りに位置する滝です。ノーンキャウやムアンゴイからボートツアーとして行くことができます。でも、私たちは、ムアンゴイからタッドモーク滝まで徒歩で行ってみることにしました。詳しくは別記事で紹介しています:
➡ ムアンゴイからタッドモーク滝(Tad Mook)へ歩いてみた!浅い川渡りと赤土のでこぼこ道を行く往復23km徒歩トレッキング完全攻略
ムアンゴイで宿泊したゲストハウス

ムアンゴイにはいくつかのゲストハウスがありますが、私たちが今回利用したのは、船着き場すぐ横にある、Saylomゲストハウスです。
川に面した部屋とそうでない部屋があり、高めにはなりますがレバービューの部屋を選びました。
言い値はトイレ・シャワー付きダブルルーム一泊200,000キープでしたが、連泊することを条件に少し安くしてもらいました。
ムアンゴイ村での食事

ムアンゴイ村でよく利用したのが、Seng Phet Restaurantです。このあたりの家庭料理らしい「スージー」というココナッツベースのスープなど、何を食べても美味しくリーズナブルです。

ムアンゴイをのんびり楽しんだあとは、ウドムサイに行くことにしました。ノーンキャウを経由していきますが、このときはボートが運航していて・・・。詳しくはこちらのブログ記事で: ➡ ムアンゴイからウドムサイ(ムアンサイ)への行き方!ノーンキャウ経由のボート&ミニバス乗り継ぎ完全ガイド
➡ ラオス旅行完全攻略ガイド へ戻る


コメント