ブログの投稿にはアフィリエイト広告、およびアドセンス広告が含まれる場合があります。

ロンドンを通らない!ヒースローからイングランド南部へ。私たちがいつも使う最短移動ルート

イギリス

イギリスの玄関口、ヒースロー空港に降り立って最初の一歩。 「まずはロンドン市内へ出てから、目的地へ向かおう」と考えていませんか?

もし、あなたの目的地がイングランド南部(サウサンプトンやボーンマス、私たちが向かうニューミルトンなど)であれば、そのルートは時間もお金も、そして体力も損をしているかもしれません。

ロンドン市内の大混雑や、地下鉄の複雑な階段、そして何より頻発する「鉄道ストライキ」……。せっかくのイギリス到着早々、大きな荷物を抱えて(あるいは私たちのようにバックパック一つだとしても!)クタクタになるのは避けたいものです。

そこで今回は、イギリス人の夫・クリスの実家があるニューミルトンへ帰省する際に、私たちが何度もリピートしている「ロンドンを経由しない最短移動ルート」を詳しくご紹介します。

「飛行機が遅れたら予約したチケットはどうなる?」
「鉄道ストライキへの対策は?」
「配車アプリはどこまで使える?」

そんな、ガイドブックには載っていないけれど2026年の今、イギリスを旅するなら絶対に知っておきたいリアルな移動術をまとめました。これからイギリス南部へ向かう方は、ぜひ旅の参考にしてみてくださいね!

🇬🇧 Read this article in English: Heathrow to South Coast: The Smartest Way to New Milton (Skip London)

なぜ私たちは「あえて」バスと鉄道を乗り継ぐのか?

ヒースロー空港からイギリス各地への移動手段を調べると、真っ先に候補に上がるのは鉄道でしょう。しかし、イングランド南部を目指す私たちの定番は、あえて「バス(コーチ)」と「鉄道」を組み合わせたハイブリッドなルートです。

最短距離で南下!ロンドンを経由しない合理的なルート選び

地図を見ると一目瞭然ですが、ヒースロー空港はロンドンの西側に位置しています。サウサンプトンやニューミルトンのような南部を目指す際、わざわざ一度東にあるロンドン市内(パディントン駅など)へ向かうのは、実はかなりの遠回り。

空港からダイレクトに南下できるナショナル・エクスプレス(長距離バス)を利用することで、移動距離を最短に抑え、時間と交通費の両方を賢くセーブできるのです。

バックパック一つの身軽な旅でも「バス」を優先する理由

私たちは基本的に機動力を重視し、手荷物のバックパック一つで移動するスタイルです。それでもなお、バスを優先するのは「移動の質」を重視しているからです。

ロンドンの主要駅は常に混雑しており、特に地下鉄の乗り換えは階段や狭い通路が多く、バックパックを背負っていても体力を削られます。その点、空港のバスターミナルからゆったりとした座席に座り、サウサンプトンまで静かに移動できるコーチの時間は、長旅の疲れを癒やす貴重な「リセットタイム」になっています。

もちろん、これが大きなスーツケースを抱えた旅行者であれば、その差はさらに歴然です。重い荷物を鉄道の狭い荷物置き場に押し込むストレスから解放されるだけでも、バスを選ぶ価値は十分にあるはずです。

【徹底比較】安易に「鉄道のみ」を選んではいけない2つの理由

ボーンマス鉄道駅
ボーンマス鉄道駅

イギリスといえば鉄道網が発達しているイメージがありますが、実は今のイギリスを旅する上で、鉄道一本に頼り切るのは少しリスクが高いのが現実です。私たちが身をもって学んだ、特に注意すべき2つのポイントをお伝えします。

理由1:格安チケット「Advance」の恐ろしい罠

イギリスの鉄道を安く利用するなら、事前に「Advance(アドバンス)」という格安チケットを購入するのが一般的です。しかし、これには「指定した列車以外には絶対に乗れない」という厳しいルールがあります。

もし飛行機が遅れたり、入国審査に時間がかかったりして、予約していた列車に1分でも遅れてしまったら……。残念ながらそのチケットは無効になり、高額な「Anytime(当日券)」を買い直さなければなりません。

当日券は事前予約の3〜5倍、場合によっては数万円単位の出費になることも珍しくありません。「安く済ませるはずが、結局高くついた」という事態を避けるためにも、時間の読めない空港到着直後の鉄道予約には細心の注意が必要です。

理由2:イギリス旅行の天敵「鉄道ストライキ」

もう一つの大きな理由は、頻発する「鉄道ストライキ(Rail Strikes)」です。 2026年現在も、賃金交渉や労働環境を巡って断続的にストライキが行われており、私たちの帰省タイミングと重なって冷や汗をかいたことも一度や二度ではありません。

イギリス到着日に鉄道ストライキ:ガトウィック空港からの移動をどうする?
私たちがイギリス、ロンドン、ガトウィック空港に到着する9月15日に、イギリスの鉄道でストライキが行われるという情報があります。ここ最近、イギリスでは鉄道ストライキが頻繁に起こっているのですが、まさか自分が到着する日にストライクが計画されると…

ストライキが実施されると、完全に運休になる路線もあれば、運行本数が極端に減って車内が大混雑することもあります。さらに、スト当日だけでなく、その翌日もダイヤが乱れるのが「イギリス流」。

その点、長距離バス(ナショナル・エクスプレス)は、鉄道が止まっていても通常通り運行していることが多く、移動の確実性が格段に違います。確実に目的地へ、そして義実家へと辿り着きたい私たちにとって、この「安心感」は何物にも代えがたいメリットなのです。

【実践】ヒースローからニューミルトンへの最短ルート完全ガイド

メールで送られてきたナショナルエクスプレスのバスチケット、ヒースロー空港からサウサンプトンまで
予約購入したナショナルエクスプレスのバスチケット

私たちがいつも使っている具体的な移動ステップをご紹介します。ポイントは「バスで大きく移動し、最後だけ鉄道を使う」という組み合わせです。

ステップ1:ナショナル・エクスプレスでサウサンプトンへ

まずは空港から、長距離バスのナショナル・エクスプレス(National Express)に乗車します。

  • 乗り場: ターミナル2・3をご利用なら「Central Bus Station」へ。ターミナル4・5にもそれぞれ停留所があります。
  • チケットの賢い買い方: 私たちはいつもスマホで事前予約しますが、その際に数ポンド追加して「Change & Go」というオプションを付けることが可能です。これがあれば、万が一飛行機が遅れても、予約の前後12時間以内のバスに手数料なしで振り替えられるので、精神的な余裕が全く違います。
  • 車内の過ごし方: サウサンプトンまでは約1時間半〜2時間。のんびりと車窓からの風景を楽しみたいところですが、モントリオール-ロンドン間のフライトは夜の便、飛行時間は寝るには短すぎる6時間なので、このバスの中でたいてい眠ってます。

イギリス帰省するときは、いつもだいたいこのルート(バス+鉄道)で帰ります。今のところ、これまでに予約していたバスに乗り遅れたことはないので、今回は変更不可だけどもっとも安い「Restricted(制限付き)」チケットを予約購入しています。でももしはじめてのイギリス渡航で不安な場合は、「Standard」チケットを選び、「Change & Go」オプションを付けるのがおすすめです。

ステップ2:サウサンプトンでのスムーズな乗り換え術

バスはサウサンプトンの中心部にある「Southampton Coach Station」に到着します。

ここから次の鉄道駅である「Southampton Central Station」までは、徒歩で約5〜10分ほど。 道は平坦で分かりやすいですが、もし雨が降っていたり、少しでも移動を楽にしたい場合は、バス停のすぐそばで待機しているタクシーや、後述する配車アプリをサッと使うこともできます。

ステップ3:サウス・ウェスタン・レイルウェイで義実家の待つニューミルトンへ

最後はサウス・ウェスタン・レイルウェイ(South Western Railway)に揺られて、最終目的地のニューミルトンを目指します。

  • 所要時間: サウサンプトン中央駅からニューミルトン駅までは、約20〜30分。
  • 車窓の楽しみ: この路線は、イングランド南部ののどかな田舎道や、時折見える美しい海岸線の気配など、イギリスらしい風景が広がります。ロンドンの地下鉄では決して味わえない、開放感たっぷりの締めくくりです。

ニューミルトン駅からは実家まで徒歩15分くらいの距離です。バスでうとうとしていた眠気を冷ますのにちょうどいい徒歩時間です。

荷物が多い旅行者は「鉄道のみ」だとさらに過酷?

ニューミルトン駅のプラットフォーム
ニューミルトン駅のプラットフォーム

私たちは今回はバックパック一つで移動する身軽なスタイルですが、大きなスーツケースを抱えて帰省することもあります。そんなとき、鉄道のみの移動はけっこうタフです。

大きなスーツケースがある場合のチェックポイント

イギリスの鉄道を大きな荷物と一緒に旅する際、知っておくべき現実がいくつかあります。

  • 「階段」という名の関門: イギリスの古い駅、特に乗り換えで使うようなローカル駅には、エレベーター(Lift)が設置されていない、あるいは設置されていてもホームの端にあって非常に遠い(あるいは故障中である)ことが珍しくありません。バックパックならひょいと階段を上がれますが、20kgを超えるスーツケースを抱えての階段移動は、それだけで旅の気力を奪ってしまいます。
  • 車内の荷物置き場は「早い者勝ち」: 鉄道の車両には荷物ラックがありますが、スペースは非常に限られています。特にロンドン発着の主要路線では、始発駅で早めに乗り込まないと、自分の座席から遠く離れた場所に荷物を置かざるを得なかったり、最悪の場合は自分の足元に無理やり置くことになって座る場所が狭くなったりすることも。
  • 通路の狭さと揺れ: イギリスの列車内(特にローカル線)は通路が狭く、大きな荷物を持って移動するのは一苦労です。混雑している時間帯に「すみません…」と謝りながらスーツケースを引くのは、精神的にも少し疲れてしまいますよね。

バス(コーチ)なら、荷物は「預けておしまい」

その点、ナショナル・エクスプレスの最大の魅力は、「重い荷物はバスの床下トランクに預けられる」という点に尽きます。

一度預けてしまえば、目的地のサウサンプトンに到着するまで、手元にはスマホと飲み物だけでOK。座席でゆったりと過ごせるこの解放感は、重い荷物を持つ旅行者にとっては何物にも代えがたいメリットになるはずです。

イギリスでの移動を支える「アプリ活用術」

今のイギリスを旅するなら、スマホは単なる連絡手段ではなく、最強の「旅のコンパス」になります。かつてはタブレットを広げて確認することもありましたが、情報のアップデートが激しい今のイギリスでは、常に手元で最新情報を掴めるスマホ一台に集約するのが最もスマートな方法です。

予約管理から運行状況まで、すべてスマホ一台で完結

チケットの提示から、突発的なストライキや遅延のチェックまで、私たちは以下のアプリを活用しています。

  • National Express アプリ: 購入したeチケットを表示するのはもちろん、「Coach Tracker」機能が非常に優秀です。バスがいまどこを走っているのか、予定より何分遅れているのかをリアルタイムで追跡できるため、サウサンプトンでの乗り換え時間を予測するのに欠かせません。
  • Trainline(トレインライン): イギリス鉄道の予約と運行確認の定番です。もし当日、ストライキや工事で予定の列車がキャンセルになっても、プッシュ通知でいち早く知らせてくれます。

イギリスでの配車アプリ(Uber/Bolt)の使いやすさと使い分け

「駅から目的地までが少し遠い」「歩くには少し疲れた」という時に、日本以上に心強いのが配車アプリです。

  • Uber(ウーバー)の圧倒的な安定感: ヒースロー空港やサウサンプトンのような大きな街なら、数分で車が捕まります。空港には「App-based rides」専用の乗り場があり、アプリ上の指示に従うだけでスムーズに合流できるのも嬉しいポイント。
  • Bolt(ボルト)で賢く節約: ロンドン周辺や地方都市で、Uberの強力なライバルとして普及しているのがBoltです。使い勝手はUberとほぼ同じですが、料金が少し安く設定されていることが多いようです。
  • 「都市部はアプリ、田舎は地元タクシー」の使い分け: 注意したいのは、ニューミルトンのような静かなエリアに入ると、配車アプリのドライバーが極端に少なくなること。都市部ではアプリの利便性を享受しつつ、田舎では地元のタクシー会社(または駅前のタクシーランク)を利用するというのが、イギリスをスマートに動くコツです。

まとめ:確実に、そして安く目的地へ着くために

今回ご紹介した「バス+鉄道」のハイブリッドルートは、単に安さを追求するだけでなく、イギリス特有の鉄道ストライキや、空港特有の遅延リスクを賢く回避するための、現時点での私たちの最適解です。

最後に、これから旅をする方へ私たちが学んだアドバイスを。

  • 自分に合ったチケット選びを: 今回、私たちはこれまでの「乗り遅れたことがない」という経験から、あえて一番安価で変更不可な「Restricted(制限付き)」チケットを選びました。でも、もしあなたが初めてのルートで不安なら、数百円プラスして「Standard」を選び、「Change & Go」オプションを付けるのが、旅を台無しにしないための最高の「保険」になります。
  • スマホを旅の相棒に: 予約管理も、ストライキのチェックも、配車アプリの呼び出しも。すべてをスマホ一台に集約することで、身軽でスマートな移動が実現します。

旅のスタイルは人それぞれ。バックパック一つで軽やかに動く日もあれば、大きな荷物を抱えて慎重に進む日もあるでしょう。

ロンドンを通らないという少し通な選択をして、あなたもストレスフリーで美しいイングランド南部への旅を始めてみませんか?クリスの家族が待つニューミルトンのように、あなたの目的地にも、きっと素敵な出会いが待っているはずです。

【2026年最新】イギリス入国準備ガイド|ETA義務化とeゲート通過のコツ、取得したETAの確認方法
「イギリスの入国審査」と聞くと、厳しい顔をした審査官を前に、イギリス英語で質問されてあたふたする…。なんてシーンを想像するかもしれません。かつては機内で配られる入国カードに必死に住所を書き込み、長い行列に並ぶのが「ロンドンの洗礼」でした。で...

コメント