ラオス南部の拠点パクセー(Pakse)から、大自然の洞窟巡り「ターケーク・ループ」で知られる中部の街ターケーク(Thakhek)へ。通常、パクセーからターケークへ向かう場合、多くの旅行者はヴィエンチャン行きの夜行寝台バスを利用します。しかし、これだとターケークに到着するのが「午前2時」という、体力的に非常に厳しいスケジュールになってしまいます。
私たちは2022年12月、シーパンドンから戻った足で、パクセーの「南バスターミナル(通称:8kmバスターミナル)」から朝9:50に出発する臨時の(または昼運行の)寝台バスを発見!これを利用することで、過酷な夜中到着を避け、体力を温存したまま夜の20時前にターケークへ到着することができました。この記事では、パクセーからターケークまでの寝台バスのチケット予約、1人だと相席になる(!?)驚きのダブルベッド仕様の車内レビュー、料金、そしてターケーク到着後の市内への移動方法まで詳しく解説します。
パクセーからターケーク移動クイックサマリー
- 移動の基本ルート: ターケークには空港や鉄道駅がないため、パクセーからの移動は長距離バス一択となります。基本的には「ヴィエンチャン行き」のバスに乗り、途中のターケークで途中下車する形になります。
- バスターミナルの選び方: 市内西側のチットパソン・バスターミナル発は「夜20時発(ターケーク午前2時着)」のみですが、市内から東へ約8km離れた「南バスターミナル(8kmバスターミナル)」に行くと、私たちが利用したような朝発の寝台バスが見つかる可能性が高いです。
- 料金と所要時間: 寝台バスの運賃は1人 200,000 Kip。公称では19:00着(約9時間)と言われましたが、ラオスのローカルバスは荷物の積み下ろしで頻繁に停車するため、実際には約10時間(20:00着)かかりました。
夜行バスを避けたい!朝発の寝台バスを見つけた場所

通常、パクセー中心部にある西側のバスターミナルから出るヴィエンチャン行きは、夜20:00発しかありません。これに乗ると、目的地のターケークには夜中の午前2:00に降ろされることになります。暗闇のなか見知らぬ街で宿を探すのは体力を消耗するだけで、バックパッカーとしてもできれば避けたいルートです。
そこで私たちは、シーパンドンからのミニバスが到着したパクセーの東側にある「南バスターミナル(8kmバスターミナル / 8Km Bus Terminal)」で別の選択肢を探しました。当初は「一度サワンナケートまで行って1泊し、翌朝ターケークへ向かおうか」と話していたのですが、ターミナルに1台のヴィエンチャン行き寝台バスが停まっているのを発見!

スタッフに確認すると、なんと朝9:50に出発し、ターケークには夜19:00頃に到着すると言うではありませんか!夜中に到着するリスクを完全に回避できるため、私たちは迷わずこの朝発のスリーピングバスに乗り込むことにしました。

前代未聞!? ラオスの寝台バス「ダブルベッド仕様」の車内レビュー
ラオスの長距離寝台バス(VIPスリーピングバス)に一歩足を踏み入れると、そこには驚きの光景が広がっていました。

車内には2段ベッドが左右に2列並んでいるのですが、驚くべきことに、それぞれのベッドが「2人用のダブルベッド(ペアシート)」仕様になっているのです。これまで世界中で様々な寝台バスに乗ってきましたが、見知らぬ人と完全に密着するダブルベッドスタイルのバスは初めての経験でした。
- 1人旅(ソロバックパッカー)の注意点: もし1人でこのバスを利用する場合、「見知らぬ同性の乗客」と1つのダブルベッドをシェアして、一晩(または1日中)密着して過ごすことになります。これが苦手な方は、通常の座席シートのバス(ローカルバスやミニバン)を選ぶか、2人分のチケットを買い占める必要があります。
- 料金: パクセーからターケークまで、1人 200,000 Kip でした。

出発まで少し時間があったので、バスターミナル内の売店でフランスパンのサンドイッチ(カオジー・パテ)を1つ 8,000 Kip で購入して腹ごしらえ。バスは定刻通り、午前9:50にターミナルをゆっくりと発車しました。


ローカル寝台バスの洗礼:荷物積載による大幅な遅延
朝発の寝台バスは、快適に横になって外の景色を眺められる最高の移動空間……のはずでしたが、そこはやはりラオスの「ローカル兼用バス」。一筋縄ではいきません。
このバスは、乗客を運ぶだけでなく「地域の物流インフラ(貨物便)」としての役割を強く持っています。そのため、道中の何でもない田舎道や集落で頻繁に停車し、巨大なダンボールや謎の荷物を延々と積み下ろしする作業が繰り返されます。
乗客の乗り降りよりも、この「荷物の積み下ろし」に凄まじく時間を取られるため、バスは一向に進みません。事前に「ターケークには19:00に着く」と言われていましたが、途中何度もトイレ休憩を挟みつつ、最終的にターケークに滑り込んだのは1時間遅れの夜20:00でした。結果として約10時間の長旅となりましたが、それでも夜中に放り出されるよりは遥かにマシです。
ターケーク到着!市内中心部へのトゥクトゥク交渉術
寝台バスが到着するのは、ターケークの郊外にある「ターケーク地方バスターミナル(Inter Provincial Bus Station)」です。
ここは街の中心部(メコン川沿いのゲストハウス街)から約5kmほど離れているため、徒歩での移動は不可能です。バスを降りると、待ち構えていたトゥクトゥクのドライバーたちが一斉に群がってきます。
- トゥクトゥクの運賃相場: 市内中心部まで、1人あたり 25,000〜30,000 Kip が適正価格(ローカルプライス)です。
- 交渉のコツ: 観光客だと分かると、ドライバーは平気で相気の倍近い金額(1人50,000 Kipなど)をふっかけてきます。私たちは何人かのドライバーと粘り強く価格交渉を行い、無事に相場料金で市内のゲストハウスへ向かうことができました。

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