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ムアンシンからルアンナムター経由でウドムサイへ!バスとヒッチハイクで行くラオス移動記

ラオス

綿密な計画を立てずに、その場の状況に合わせて気の向くままにルートを変えられること。これこそが、長期バックパッカー旅の最大の醍醐味です。

私たちは2泊滞在した北ラオスの静かな町ムアンシン(Muang Sing)を出発し、さらに国境沿いのムアンロン(Muang Long)やシエンコック(Xieng Kok)を目指してメコン川を商業船で下るという、ロマンあふれる計画を立てていました。しかし、旅は想定外の連続。現地に行ってみると公共交通機関が完全にストップしており、私たちは急遽プランを変更し、ヒッチハイクとローカルバスを乗り継いで一気に南の拠点ウドムサイ(Oudomxay / 別名ムアンサイ)まで戻ることに!

冷たい雨に降られながらの三差路でのヒッチハイク、偶然停まってくれた中国人ドライバーとの中国語でのコミュニケーション、そしてルアンナムターでの必死のソンテウ(タクシー)価格交渉から、満席のコースターバスでの補助席ガタガタ道ドライブまで、2022年12月末に私たちが経験した忘れられない1日の移動ドキュメンタリーを詳しくシェアします。

🇬🇧 Read this article in English: Muang Sing to Oudomxay via Luang Namtha: Hitchhiking & Bus Guide in Laos

この記事は私たちが2022年12月に旅した体験をベースにしています。コロナ禍からの国境再開放直後だったため交通機関が特に不安定でしたが、北ラオスのバスターミナルの位置関係、ルートの険しさ、ソンテウの交渉術など、参考にしてみてください。近年の激しいインフレにより、当時のバス運賃(80,000 Kip)やソンテウ代は現在変動している可能性が高いです。最新の運行状況は現地のターミナルで確認してください。

この日の大移動クイックサマリー

  • 移動ルート: ムアンシン ➡(ヒッチハイク:1時間半)➡ ルアンナムター ➡(ローカルバス:3時間強)➡ ウドムサイ
  • 交通の現実: ムアンシンからムアンロン方面への公共ミニバスは乗客不足で運休(貸切のみ)。臨機応変なルート変更が必要です。
  • バスの選び方: ルアンナムターからウドムサイへは、窓が大きく景色が見やすい中型の「コースターバス」が運行。ただし、満席の場合は通路の折りたたみ補助席になる覚悟を!
  • かかった費用(1人あたり合計:90,000 Kip):
    ムアンシン ~ ルアンナムター(ヒッチハイク):0 Kip(親切な中国人ドライバーに感謝!)
    ルアンナムター市内 ~ 南バスターミナル(乗り合いタクシー):10,000 Kip(当初40,000 Kipを提示されるも交渉で回避)
    ルアンナムター ~ ウドムサイ(コースターバス補助席):80,000 Kip

計画座礁!ムアンシンからムアンロンへの交通手段がまさかのゼロ?

ムアンシンのバスターミナル
ムアンシンのバスターミナル

ムアンシンを出発する日の朝、私たちは意気揚々とローカルのバスターミナルへ向かいました。 目指すはムアンロン、そしてミャンマー国境のシエンコック。

シエンコックからは、商業船に乗せてもらうか、それとも陸路で、メコン川沿いに下りたかったのです。以前はメコン川を下る客船があったようですが、現在は家畜や貨物だけを運ぶ商業船しかないようなのです。だからそれに便乗させてもらえたらなぁ、なんて考えていたのですが、そこに行き着くまでにこのアイデアは座礁しました。ムアンシンからムアンロンに行く交通手段がないのです。

希望していたルート

ターミナルのチケットカウンターに時刻表は掲げられているものの、スタッフに聞くと「一般の公共バスは出ない。プライベート(貸切)だけだ」と冷たい返答。当時は国境が再開放されて間もない時期で、年末ということもあり、移動する地元民(ローカル)が全くいなかったのです。

ムアンシンバスターミナルのチケット売り場
ムアンシンバスターミナルのチケット売り場

連日の冷たく冷え切った雨も手伝い、私たちはムアンロン行きをすっぱり諦め、一旦数日前にいたルアンナムターへ戻る決断をしました。

三差路でいざ挑戦!ムアンシンからの奇跡のヒッチハイク

ムアンシンから郊外へ出る道路
ムアンシンから郊外へ出る道路

ムアンロンに行けないなら、ルアンナムターに戻るしかありません。ルアンナムター行きのバスは午前11時に出るといいます。でも、ムアンロンをすんなりと諦めることができなくて、ヒッチハイクを試してみることにしました。

街の南側には、一方がムアンロンへ、もう一方がルアンナムターへと続く非常に好都合な三差路の交差点があります。私たちはこの三叉路で、ムアンロンルアンナムター、いずれかの方向へ行く車をヒッチハイクしてみることにしました。

【動画】ヒッチハイク大成功!ピックアップトラックの荷台からの景色

三差路に立ってわずか30分、3人の男性が乗った1台のピックアップトラックが私たちの前で急ブレーキをかけて停まってくれました!幸運にも彼らはルアンナムターへ向かうとのこと。

実際のヒッチハイクの瞬間や、トラックの荷台から眺めた険しいヘアピンカーブの様子をYouTube動画にまとめています。リアルなラオスの風を感じてみてください!

トラックの運転手は雲南省出身の中国人だったため、中国語(マンダリン)で少しコミュニケーションを取ることができました。(マイさん曰く、彼の中国語は少し訛りがあったそうですが、意思疎通はバッチリ!)。

約1時間半(100分)で無事にルアンナムターの市街地へ到着。途中で彼らの買い物に付き合ったりするのも、ヒッチハイクならではの楽しい思い出です。

ラオスでヒッチハイク!ラオスでは、以前もヒッチハイクしたことがあります。前回のヒッチハイク物語はこちらから(ただし、ヒッチハイクには潜在的リスクが伴いますので自己責任でおねがいします):➡ ウドムサイ(ムアンサイ)観光完全ガイド!見どころ・ローカル市場・赤十字サウナ&ムアンラー村ヒッチハイク旅

ルアンナムターからとりあえずウドムサイまで行くことに:次の目的地はジャール平原

ルアンナムターからのルートですが、ルアンパバーンまで出てジャール平原に行こうと考えているのです。

ルアンパバーンまで出るには鉄道が最も速く、この近辺だとボーテンかナトゥエ(Nateuy)から乗車できます。しかし、いずれもチケット手配や街の宿泊施設の多さなどいろいろな要素を考えると、ウドムサイまで行ってしまう方が容易だろうということになりました。

それで、ルアンナムターからウドムサイへ向かうバスに乗ることにしたのです。

ルアンナムターからウドムサイまでのバスと南バスターミナルまでの行き方

ルアンナムターの南バスターミナル
ルアンナムターの南バスターミナル

ルアンナムターから県外へのバスは、市中心部から約9km離れた南バスターミナルから出ています。

南バスターミナルまでは、市中心にある県内バスターミナルからソンテウが出ていますが、乗客が少ないと一人当たりの運賃が高くなります。

以前、南バスターミナルから県内バスターミナルまでソンテウに乗ったときは、一人30,000キープだったので今回も同じ価格を期待していましたが、ソンテウ利用者は私たち二人しかいなくて、一人当たり40,000キープだといわれました。

「歩くか?」と思ったものの、南バスターミナまでは約9km。ウドムサイ行きのバスは午後2時発で、そのときすでに1時だったので、歩いて行けば間に合いません。

それでも、もしかしたら誰かにピックアップしてもらえるかもしれないと思って歩き出しました。そしてラッキーなことに、他にバスターミナルまで行く乗客を乗せたタクシーに拾ってもらうことができたのです。タクシーに払った料金は一人10,000キープ。

ルアンナムターからウドムサイ行きのバスに乗車

ルアンナムター南バスターミナルの時刻表
ルアンナムター南バスターミナルの時刻表

午後1時半に無事、ルアンナムター南バスターミナルに滑り込みセーフ。ウドムサイ行きのバスはすでにプラットホームに待機していました。運賃は1人 80,000 Kip です。

車内に乗り込むと、すでに座席は地元の乗客でほぼ満席!私たちは通路に設置された「折りたたみ式の補助席(フォールドアウト・チェア)」に座ることになりました。

ウドムサイ行きのバス
ウドムサイ行きのバス
ウドムサイ行きのバス車内
ウドムサイ行きのバス車内

この時運行していたのは、22人乗りのトヨタ・コースター(中型バス)でした。バックパッカーに重宝されるハイエースなどのミニバンは速度こそ速いですが、座面が低くて窓の外が見づらいのが難点。その点、このコースターバスは窓が大きくて視点が高いため、外のダイナミックな景色を遮るものなく眺められるので、クリスは大のお気に入りです。

バスは午後2時に時間通りに出発。道中、ナトゥエ(Nateuy)の駅近くで何人かの乗客を降ろしつつ、山道を快調に進みます。ラオスの山道は本当に険しく、ヘアピンカーブを曲がりきれずに路肩から45度の角度で落ちそうになっている大型トラックを3台も目撃し、肝を冷やしました。私たちのバスのドライバーが冷静で本当に良かったです。

ウドムサイ市街地に到着!バスターミナルを回避できた幸運

ウドムサイ到着
ウドムサイ到着

約3時間強の美しい山岳ドライブを経て、午後17:10、バスは無事にウドムサイ(ムアンサイ)に到着しました。

ここで最高にラッキーだったのは、バスがわざわざ街から離れた不便なバスターミナルまで行かず、街の中心部にある「Luexayマーケット」のすぐ近くで私たちを降ろしてくれたことです! おかげで、目星をつけていたゲストハウスまで、重い荷物を背負ってわずか5分歩くだけで到着。1泊わずか 80,000 Kip の、信じられないほど清潔で快適な部屋にチェックインすることができました。

想定外のルート変更から始まった1日でしたが、ヒッチハイクの出会いやローカルバスの車窓など、これだからラオスの旅はやめられません。明日は、いよいよあの最新の「ラオス中国鉄道」のチケット争奪戦に挑みます!

無事にウドムサイ中心部にたどり着いた私たちは、翌日、話題の「ラオス中国鉄道(LCR)」の高速列車チケットを求めて、駅の窓口で大行列に並ぶことになりました!詳しくは、こちらの [ラオス中国鉄道の高速列車(LCR)乗車記!ウドムサイからバンビエンへのチケット購入方法と駅の厳重セキュリティ攻略] をご覧ください。

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