ニュー・ミルトンからの日帰り旅行として、ハースト城へ行ってきました。車なし、公共交通機関と徒歩のみで楽しむことができるルートを紹介します。
ミルフォード・オン・シーまではバスで移動。ミルフォード・オン・シーの「ザ・ビーチ・ハウス」からそのまま、壮観なハースト城への散策路へと向かいます。ヘンリー8世の歴史的な要塞を見学した後、キーヘイブン・フェリーに乗って15分、海を渡ります。港からは、美しい海岸沿いの小道をリミントンまで歩き、バスに乗ってニュー・ミルトンへ戻りました。
ここでは、ハースト城とその先へと続く、自然豊かな海岸沿いの散策コースについての体験談をシェアしています。
ニューミルトンから日帰りで行く「ハースト城(Hurst Castle)」の魅力とは?
1541年から1544年にかけてヘンリー8世によって建設されたハースト城は、ソレント海峡の最も狭い入口を守る威風堂々とした要塞です。
何世紀にもわたり、この険しい要塞はイングランドの沿岸防衛において極めて重要な役割を果たしてきました。チャールズ1世が裁判を受ける前に収監されていたことで有名であり、ヴィクトリア朝時代や第二次世界大戦中に大規模な近代化工事が行われました。
現在では、チューダー朝の歴史、巨大な砲台棟、そしてワイト島を一望できる壮大なパノラマビューが、訪れる人々に素晴らしい体験を提供しています。
【行き方・アクセス】ニューミルトンからバスでミルフォードオンシーへ

ニューミルトンとハースト城間の公共交通機関での移動は主に2種類あります。いずれも車なしで完結する行き方です。
- オプション1:バス+海岸沿いの散策(がっつり歩きたい人向け)。ニュー・ミルトンから81番バスに乗り、海沿いの「ビーチ・ハウス」停留所で下車。そこから、小石の砂州に沿って城まで続く、4kmの壮観なトレッキングコースが始まります(82番バスはその方向には行かないので注意ください)。
- オプション2:バス+景観フェリー(短時間の船旅を楽しみたい人向け)。 81番バスに乗ってミルフォード・オン・シーの村中心まで行き、そこからキーヘイブンまで1.5kmの平坦で風光明媚な散歩道を歩く。キーヘイブンの桟橋からボートで15分間の楽しい船旅を満喫して、城の桟橋まで直行します。
私たちはハイブリッド型(?)として、行きはハースト城までがっつり歩き、帰りはボーンマスでキーヘイブンへ。そこからは隣街のライミントン(Lymington)まで5km歩きました。
私たちが体験したルートを具体的に紹介します。なお、このルートではVlogをYoutubeで公開しています(※動画は英語ですが、日本語字幕をオンにしてお楽しみいただけます):Hurst Castle Day Trip, Keyhaven to Lymington
ニューミルトンから81番バスに乗る

私たちは、ニューミルトンのホワイトフィールド・ロードのバス停(道路の北側)から81番のバスに乗りました。

バス停には、ライミントン行きの81番バスと82番バスがありますが、82番バスはミルフォードを経由しません。ですから、81番バスに乗る必要があります。

ニュー・ミルトンからミルフォードまでは、1人あたり3ポンドです。私たちはバスの中で、イギリス国外で発行されたクレジットカードで支払い、問題なく決済できました。

バートン・オン・シー沿いを走った後、バスはミルフォードの町へと向かいます。私たちはビーチを散歩したかったので、バスが町の中心部に入る前に、「ビーチ・ハウス」というバス停で降りました。

【ウォーキング】ミルフォードオンシーからハースト城への砂州(Hurst Spit)ルート

ビーチ・ハウスという建物(実はクリスの姪っ子がここで以前結婚パーティを行っています)の横に、ビーチへの小さな道があります。潮の香りの方へ向かって歩くとすぐにビーチへとたどり着きました。

ビーチ沿いに歩いて行くと、自然とハースト砂州へ行き着きます。散策道は砂利道や舗装された平坦な道で歩きやすいです。

この日は曇りがちでしかも風が強く、海はかなり荒れていました。そのため、海岸沿いの遊歩道に人影はなく。

イギリスのビーチといえば、カラフルな海小屋が特徴的ですが、ここでの海小屋は木造の小屋ではなく、コンクリート製でした。でも、扉はカラフルでしたよ。

ミルフォードビーチには駐車場もあります。カフェ、レストランや宿泊施設もあり、夏場はさぞかし賑わうのでしょう。

ハースト砂州を示す看板です。ここからは両サイドに海と湿地帯が広がる雄大な自然風景を楽しめます。

ハースト砂州の上は砂利が敷かれているので、ぬかるみはほとんどありません。ただしところどころ、砂利で足場が取られるので、通常の道路を歩くよりも体力を消耗します。

この日は曇り空でしたが、散歩中、日光を遮るものは皆無です。歩いてハースト城へ向かう方は日焼け止め対策をしておきましょう。

ミルフォードビーチからハースト城までは約4kmの距離があります。写真を撮りながらゆっくり歩いて1時間弱の時間をみておくと良いと思います。

ハースト城は、お城というより要塞です。どっしりとよこたわる姿に色気はありませんが、遺跡好きにはたまらない魅力があります。
ハースト城(Hurst Castle)と灯台

コンクリート風の石や金属で構成されたハースト城の観光客に媚びない景色は、なかなか魅力的に感じました。

ハースト城を外から眺めたり写真を撮るのは無料です。有料ですが中に入ることもできます。

ハースト城は昔は無料で入場できたそうで、クリスは何度も中に入っているため、今回の旅では中には入りませんでした。ハースト城内にはかつての武器などが展示されています。

ハースト城の手前には小さなカフェもあります。お店は小さいですが、目の前の原っぱにベンチがあり、そこで食事することもできます。

この日は天候が悪かったので、外のベンチスペースには誰もいませんでしたが、カフェ店内にはお客さんが入っていました。

ハースト城のすぐそばには白い灯台があります。要塞は遺跡化していますが、この灯台は現役で機能していると思います。
ハースト城からフェリーでキーヘブン(Keyhaven)へ渡ってみた

キーヘイブンとハースト城間はハーストフェリーが運航しています。ハースト城の入口の目の前にボート乗り場があります。

このときは20分に1本のスケジュールでボートが出ていました。ハースト城からキーヘイブンまでの料金は大人一人6ポンドです。チケットはハースト城のチケット売り場で購入するように言われました。

ハースト城のチケット売り場にてボートチケットを購入しました。ハースト城のチケット売り場には小さなギフトショップコーナーもありました。

グリーン色の小さなチケットです。あとで知りますが、キーヘイブンからの往復フェリーチケットを買うと、少しお安くなります。

チケットを購入してボート乗り場に戻ると、ほどなく出航しました。私たちの他にカップルの旅行者が同乗しました。

ボートのキャパシティは定員12人です。大小のボートやヨットが停泊する間をすり抜けるように進み、約15分でキーヘイブン船着き場へ到着しました。
船旅は思いのほか快適で、これで6ポンドならお得だなと感じました。おすすめです。

キーヘイブンに着くと、すでに乗船を待つ人々が並んでいました。

これが正式な料金表です。往復チケットを買うと8.5ポンドになります。お得ですね。

ここからは自然の中を歩いてライミントンを目指します。キーヘイブンの駐車場に公衆トイレがあるので、ここで用を済ませて、5kmを歩きましょう。
キーヘブン(Keyhaven)からライミントン(Lymington)まで歩いてみた

キーヘイブンからライミントンまでの間には自然保護区が広がっています。砂利が敷かれた道なので、ぬかるみも少ないです。

自由にのんびり過ごす動物たちや草花を眺め、鳥のさえずりを聞きながら歩きます。サイクリングをする人たちとすれ違うこともしばしば。大きなカメラを構えたハイキング客もいました

地図アプリでライミントンの邦楽を確認しながら歩きます。時折このように狭い脇道を歩くことも。

街が近くなると道路の幅が広くなり、舗装された部分が多くなりました。
まとめ:ニューミルトン発ハースト城日帰り旅

実はライミントンまでわざわざ歩いたのは、ライミントンの靴屋でクリスが靴を買いたいと言ったからなんです。セール中のお目当てのショップで欲しかった靴が見つかり、彼はかなりご機嫌でした。

帰りはここからバスに乗ってニューミルトンへ戻りました。ハースト砂州の砂利道を含め、本実の歩行距離は約10km。よく眠れそうです。
実際の現地の雰囲気や、詳しい移動ルートはぜひこちらの動画(本編)でチェックしてみてください!動画の右上の設定(歯車マークや「CC」ボタン)から、日本語字幕をオンにできます。
その他、ニューミルトンを起点に訪れた日帰り旅行は以下の記事に集めています。合わせて読んでみてください!


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