首都プノンペンから、極上の胡椒と穏やかな川沿いの風情で知られる南部の街カンポット(Kampot)への移動。一般的には都市間バスを選ぶ人が多いルートですが、私たちはあえてカンボジア王立鉄道(ロイヤル・レールウェイ)のローカル列車を選びました。
この記事では、プノンペン駅でのチケット購入方法や料金、当日の乗り方、のんびりとした車内の様子やカンポット駅到着後のアクセスまで、実体験に基づいたリアルな列車旅の様子を詳しくご紹介します。バス旅とは一味違う、車窓に広がるのどかな田園風景とスロートラベルの魅力をぜひ感じてみてください。
【実用Tips】プノンペン発カンポット行き列車の基本情報
- 運行会社: Royal Railway(カンボジア王立鉄道)
- 出発時間: 毎日 朝7:00発(始発のため正確に出発します)
- チケット料金: 1人 9 USD
- 所要時間: 約4時間(窓口では3時間と言われますが、のんびり進みます)
- チケット購入場所: プノンペン中央駅の窓口(前日購入が安心です)
プノンペンからカンポットへの移動:あえて鉄道を選ぶ理由
カンポットは、カンボジア南部カンポット州の州都です。 人口は約5万人(2012年)の海岸線に近い街で、胡椒の栽培が有名です。
プノンペンからの距離はおよそ150km。バスも運行していますが、今回は鉄道を使うことにしました。
実は私たちは大の鉄道旅好き。確かに鉄道の方が少し時間がかかることも多いのですが、スケジュールさえ合えばいつも優先して鉄道を選ぶようにしています。今回もローカルな風情を味わいたくて、迷わずこの列車旅を決めました。
プノンペン駅での列車チケットの購入方法と料金

カンボジアのロイヤル鉄道サービスは一時運行を休止していたようですが、このときは復旧していました。プノンペンからカンポット行きの列車は午前7時の一日一本運行しています。
プノンペンが始発ですので、時間通りの出発が期待できそうです。
プノンペン鉄道駅は街中心にあり、私たちは前日に歩いて切符を買いに行きました。

窓口の女性は英語が話せたので切符購入は容易でした。プノンペンからカンポットまでの鉄道料金は一枚9米ドル。
カンポットに着くのは何時かと尋ねると、彼女は笑いました。所要時間は3時間とのことですが、あまり期待しないほうがよさそうです。

切符売り場には、当日は出発時刻の40分前にプラットフォームへ来るようにと案内がありました。
出発当日の朝:プノンペン駅へのアクセスと朝食の手配

プノンペン鉄道駅は街の中心にあるため、歩いて行くことも可能です。私たちは中心からやや離れたところにあるホテルに宿泊していたので、配車アプリのGrabを使ってトゥクトゥクで移動しました。駅まで約3kmの距離でトゥクトゥク料金は5,500リエルでした。

駅前でローカルなチキンライス(バイサチュルーク)をテイクアウト

私たちが駅に着いた午前6時半頃、駅前にはすでに複数のレストランが営業していました。朝食に鶏肉とライスをテイクアウトしました。目玉焼きとピクルスがついて一人前6,000リエル。
カンボジア王立鉄道に乗車!のどかな車内の様子と車窓の風景

プラットフォームに入ると列車はすでにそこに停まっていました。乗車口に行き先の表示があるので確認して乗り込みます。
乗車券には座席番号らしいものが印刷されていましたが、席は自由に座ってよいようです。
座席は青いベンチ型シートです。トイレもあり、動画に撮影しましたが、けっこうきれいです。

汽車は定刻通り午前7時に汽笛を鳴らしながら発車しました。プノンペンの街を横切り郊外へ出ると少しずつ田舎風景へと変わって行きます。
牛の放牧を眺めながら車内で朝食タイム

平べったい田んぼに牛が牧草をむさぼるのを眺めながら、私たちも朝ごはんをいただきました。
赤米を混ぜて炊いたご飯に鶏肉と目玉焼きがのっています。甘酢で漬けたピクルスがたっぷりついていました。
カンポット駅に到着!中心部への移動と Tuk-tuk 交渉

列車は途中いくつかの駅で停りながら走行し、私たちの目的地、カンポット到着は午前11時頃でした。
カンポット鉄道駅は街の中心から少し離れています。
予約していたゲストハウスまで約2.5kmで、歩ける距離ですが、プラットフォームに待機していたトゥクトゥク運転手と交渉して5,000リエルで乗せて行ってもらうことにしました。
カンポットではサイクリングで観光を楽しむ予定です。
カンポット駅に到着した後は、プラットホームで待っていたトゥクトゥクと交渉して宿へ向かい、その後は自転車でのんびりと周辺の観光を楽しみました。のどかな田園風景を眺めながらの列車旅は、今でも心に残る最高の思い出です。
私たちのカンボジア周遊ルートや、各地方での詳しい滞在記、ローカル交通機関の移動ノウハウは、こちらの総合ガイドにまとめています。➡ カンボジア旅行総合ガイド:スロートラベルの旅 へ戻る


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