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カナダからイギリスへ、機内持ち込みバッグ一つで3週間。チャリティーショップをワードローブにする旅

イギリス

5月末からイギリスに3週間滞在します。カナダ、モントリオールからエアカナダの直行便で向かうのですが、今回は機内預け荷物なし、機内持ち込み荷物、つまりバックパックのみで行こうと思ってます。

航空券は預け荷物が一人1個まで無料なやつなんですけどね。それでもあえて機内持ち込み荷物だけで行く理由とそのための荷造りのコツについてお話します。

  1. なぜ「機内持ち込み」?
    1. 「失う不安」からの解放
    2. 「移動の自由」を最大限に確保する
    3. 空白があるからこそ、現地の暮らしが入り込む
  2. 預け入れ荷物無しのデメリット
    1. エアカナダは機内持ち込み荷物の重量制限無し!
    2. それでも、「重さ」より高い壁
  3. カナダ出発時の「パッキング・リスト」
    1. 衣類:レイヤリングがすべて
    2. 液体類:「100mlの壁」を突破する工夫
    3. 電子機器:重量制限なしを活かす
    4. 究極の「着るパッキング」
  4. イギリスの「チャリティーショップ」をクローゼットに変える
    1. 宝探しのように「今、必要な一着」を選ぶ
    2. チャリティーショップ巡りのコツ
  5. こまめな洗濯前提のコーディネート術
    1. 「夜洗って、朝乾く」素材選びが命
    2. 滞在先での「3ステップ洗濯ルーティン」
  6. 旅の終わりに「服を循環させる」
    1. 「究極の身軽さ」で帰路につく
    2. 「思い出」を「貢献」に変える
    3. お土産のための「特等席」を作る
    4. 執着を手放し、次の旅へ
  7. まとめ:3週間のイギリス滞在をバッグ一つで楽しむための「6つの鉄則」
    1. 「3日分」を回すマインドセット
    2. 一番重いものは「バッグ」ではなく「自分」が持つ
    3. エアカナダの「重量制限なし」を味方につける
    4. 「液体の壁」は固形アイテムで突破
    5. チャリティーショップを「第2のクローゼット」に
    6. 「汚れは夜のうちに」が合言葉

なぜ「機内持ち込み」?

今回のイギリス滞在は3週間。普通に考えれば、大型のスーツケースを転がしていくのが「正解」かもしれません。でも、私たちはあえて、背負えるサイズのバックパック一つ、つまり機内持ち込み(Carry-on)だけで行くことに決めました。

そこには、ミニマリストとしてのこだわりだけでなく、移動の多い海外旅行だからこそ実感できる、切実でポジティブな3つの理由があります。

「失う不安」からの解放

海外旅行で一番避けたいトラブルの一つが、預け入れ荷物の紛失や遅延(ロストバゲージ)です。特にモントリオールからイギリスへの直行便は便利ですが、到着した空港のターンテーブルの前で、いつまでも自分のバッグが出てこないあの焦燥感といったら……。

「すべての荷物が常に自分の手元にある」という安心感は、旅のスタートを最高に軽やかなものにしてくれます。

「移動の自由」を最大限に確保する

私たちの旅は、空港に着いてからが本番です。ロンドンから南部のニューミルトンへ、そして滞在中にはノリッジへの小旅行も予定しています。

イギリスの鉄道駅には、古い建物ゆえにエレベーターがなかったり、石畳の道が続いていたりと、大きなスーツケースには優しくない場面が多々あります。階段をヒョイと駆け上がり、混雑した電車にもサッと乗り込める。この「機動力」こそが、限られた滞在時間を120%楽しむための鍵なんです。

空白があるからこそ、現地の暮らしが入り込む

「もし足りなくなったらどうするの?」という不安は、実は楽しみの裏返しでもあります。

あらかじめ完璧に準備していくのではなく、あえて「空白」を持っていく。そうすることで、現地のチャリティーショップで素敵なカシミアニットに出会ったり、お義母さんの暮らしに馴染む一着を現地で調達したりする余裕が生まれます。

荷物を減らすことは、単にカバンを軽くすることではなく、旅先での新しい出会いや体験を受け入れるための「余白」を作ること。そんなワクワクする実験の始まりです。

預け入れ荷物無しのデメリット

いつもお土産に買って帰る缶入りメープルシロップ

今回の機内持ち込み作戦を後押ししてくれているのが、私たちが利用するエアカナダのルールです。

エアカナダは機内持ち込み荷物の重量制限無し!

実はエアカナダ、機内持ち込み手荷物に関して「実質的な重量制限がない」という、ミニマリストには涙が出るほど嬉しいポリシーを持っています(規定のサイズ内に収まり、自分で頭上の棚に上げられることが条件ですが)。

多くの航空会社が7kg〜10kgという厳しい制限を設ける中、このルールのおかげで、重くなりがちなノートPCや予備のバッテリー、そして「重いけれどかさばらないもの」を心配せずにパッキングできるのは大きな強みです。

それでも、「重さ」より高い壁

ただ、重量制限はクリアできても、どうしても超えられないのが「液体の壁」。
これが今回の旅で唯一、そして最大の「おあずけ」を生むことになりました。

カナダからの里帰りで、親戚や友人にいつも一番喜ばれるのが、ずっしりと重い缶詰のメープルシロップ。あの琥珀色の輝きと、カナダの誇る本物の味を届けたいのは山々なのですが、100mlを大幅に超える缶詰は、残念ながら機内持ち込みの保安検査を通過できません。

「あの重い缶を何個も持って移動しなくて済む」と自分に言い聞かせつつも、93歳のお義母さんにいつもの味を届けられないのは少し寂しいもの。でも、その分バッグに空いたスペースには、イギリスで一緒に過ごす時間の記録や、現地で見つけた小さな贈り物を詰め込んで帰ってこようと思います。

カナダ出発時の「パッキング・リスト」

私のバックパック

「3週間をバックパック一つで」と聞くと、よほど特殊な道具を揃えていると思われるかもしれません。でも、私たちのパッキングは驚くほどシンプルです。

ポイントは、「現地で買い足すことを前提に、初動の3〜4日を回せる分だけ」に絞ること。

実際にモントリオールを出発する際の、私のバッグの中身を公開します。

衣類:レイヤリングがすべて

5月〜6月のイギリスは「1日に四季がある」と言われるほど。厚手のものを1枚持つより、薄手を重ねるのが鉄則です。

  • トップス(3点): 薄手の長袖カットソー2枚、白シャツ1枚。
  • ボトムス(2本): 履いていく1本 + 予備のシワになりにくいパンツ1本。
  • インナー・靴下(3セット): 毎日夜に洗って干すスタイル。
  • 防寒・防水(1点): 軽量の折りたたみ傘、あるいはレインジャケット(これはイギリスの必需品!)。

液体類:「100mlの壁」を突破する工夫

今回は義母の家に滞在するのでシャンプーやボディソープはそこで拝借するとして…。ノリッジに行くときに必要であれば、ニューミルトンのドラッグストア(BootsやSuperdrug)へ駆け込みます。

こういう日常の必需品は、イギリスならどこででも現地調達できるので、心配しなくていいですよね。

電子機器:重量制限なしを活かす

ここがエアカナダ利用の強み!重さを気にせず、ブログ運営に必要なツールを詰め込みます。

  • GoProカメラ、スマホ、タブレット: これがないとブログが書けません。
  • 変換プラグ(BFタイプ): イギリス専用の大きな3本足プラグを忘れずに。
  • モバイルバッテリー: 移動中の命綱です。

究極の「着るパッキング」

一番かさばるものは、バッグに入れずに「身にまとう」のがミニマリストの裏技。

  • 足元: 最も重く、石畳でも疲れないウォーキングシューズ。
  • 羽織り: 一番厚手のカーディガンや大判ストール。

バッグを開けたとき「ちょっとスカスカかな?」と感じるくらいがベストです。その空白こそが、ニューミルトンのチャリティーショップで出会うカシミアセーターや、ノリッジで見つける掘り出し物のための「特等席」になるのですから。

イギリスの「チャリティーショップ」をクローゼットに変える

「荷物を減らして、現地で調達する」——このスタイルを可能にしてくれるのが、イギリス文化の象徴とも言えるチャリティーショップの存在です。

ニューミルトンのメインストリートを歩けば、Cancer Research UK、British Heart Foundation、Oxfamといったお馴染みの看板がずらりと並んでいます。ここは単なるリサイクルショップではありません。地域のマダムたちが大切にしていた質の良い服が、驚くような低価格で「次の持ち主」を待っている宝の山なんです。

宝探しのように「今、必要な一着」を選ぶ

カナダから持ってきたのは、ベースとなる最低限の服だけ。そこに、現地の気候や気分に合わせた彩りをチャリティーショップで買い足していきます。

イギリスの初夏は、夕方になると急に冷え込みます。そんな時、日本では数万円するような上質なカシミアセーターやウールのカーディガンが、ここではランチ代程度の価格で見つかることも珍しくありません。

また、大量生産のファストファッションではなく、どこか品のある、イギリスらしい仕立てのブラウスやスカーフと出会うことも。それらを身に纏うと、ただの観光客ではなく、少しだけ現地の暮らしに溶け込めたような気がするから不思議です。

チャリティーショップ巡りのコツ

もし皆さんがイギリスを訪れるなら、ぜひ街の「チャリティーショップ・マップ」を作ってみてください。

  • 午前中が狙い目:品出し直後の時間は、思わぬ掘り出し物に出会える確率が高いです。
  • 質の高いエリアを狙う:ニューミルトンのような落ち着いた住宅街のショップには、驚くほどコンディションの良い、高価なブランドのビンテージが眠っていることがよくあります。
  • アジアでMでもイギリスではSサイズ?:私は日本では普通サイズ?ですが、イギリス服飾はSサイズがぴったりみたいです。Sサイズはなかなか買い手が見つからないのか、さらに安く値下げされていることもあるんです。総レースのドレスが1000円程度で購入できたこともあるんですよ!

こまめな洗濯前提のコーディネート術

服を減らすということは、その分、一着あたりの「出番」が増えるということ。3週間の滞在を快適に保つための、私たちの洗濯&着回し戦略をご紹介します。

「夜洗って、朝乾く」素材選びが命

ミニマル旅のワードローブ選びは、デザイン以上に「速乾性」が重要です。

私たちが選ぶのは、コットン100%よりも、メリノウールや機能性ポリエステル混紡の素材。特にメリノウールは「天然の防臭素材」とも呼ばれ、数日着ても臭いにくく、夜に軽く手洗いしておけば、翌朝にはパリッと乾いてすぐに着られる優れものです。

夫のお気に入りは、ユニクロのAirismです。軽くて通気性がよく、なによりもすぐ乾く!私たちのような頻繁手洗い派旅行者にはぴったりです。

滞在先での「3ステップ洗濯ルーティン」

93歳のお義母様の家では、洗濯機を毎日回すのは少し気が引けるもの。そこで私は、自分たちの分はバスルームでサッと済ませる「セルフ手洗い」を基本にしています。

  • 入浴ついでに揉み洗い: その日に着たインナーや靴下を、お風呂のついでに固形石鹸(液体制限対策で持ってきたもの!)で洗います。
  • タオルドライの術: これが一番のコツ!洗った服をバスタオルに挟んで、上からギュッギュと踏むように水分を吸い取ります。これだけで、乾燥時間が半分以下になります。
  • 風通しの良い場所へ: イギリスの古い家には、「エアリング・カバード(Airing Cupboard)」という温水タンクの熱を利用した乾燥棚があることが多いです。そこへ置かせてもらえば、翌朝にはホカホカに乾いています。

旅の終わりに「服を循環させる」

「せっかく買ったのにもったいない」と思うかもしれません。でも、最後にバッグを空にすることには、単なる荷物整理以上の意味が込められています。

「究極の身軽さ」で帰路につく

3週間の滞在を終える頃には、心は思い出でいっぱいですが、体は少し疲れているもの。帰りのパッキングで「入らない!」と格闘するストレスがゼロになるのは、何にも代えがたい快感です。

機内持ち込みバッグ一つというルールを最後まで守り抜くことで、ヒースロー空港での移動も、モントリオール到着後の帰宅も、出発時と同じように軽やかなステップで進めます。

「思い出」を「貢献」に変える

イギリスのチャリティーショップへ服を戻すことは、その街への小さなお礼参りでもあります。

あなたが滞在中に愛用したカシミアのセーターやブラウスが売れれば、その収益は癌研究や心臓病支援などの大切な活動に使われます。

「消費して終わり」の旅行ではなく、自分が過ごしたニューミルトンの街や、イギリスの社会に少しだけプラスの足跡を残して帰る。そう思うと、旅の締めくくりがとても誇らしいものに感じられませんか?

お土産のための「特等席」を作る

服を手放したことでバッグの中に生まれる「空白」。そこは、93歳のお義母さんから譲り受けた小さな写真立てや、ノリッジで見つけたかさばらないアンティークのレースなど、「本当に日本(カナダ)へ連れて帰りたい大切なもの」のための特等席になります。

「なんとなく持っている服」を「一生モノの思い出」に置き換える作業。これこそが、大人の旅の醍醐味です。

執着を手放し、次の旅へ

「モノ」に縛られない旅を経験すると、自分にとって本当に必要なものは驚くほど少ないことに気づかされます。

寄付という形で服を循環させることで、旅の終わりに「持ち物」への執着をリセットし、スッキリとしたマインドでカナダの日常へと戻っていく。この爽快感を知ってしまうと、もう大きなスーツケースの旅には戻れなくなるかもしれません。

まとめ:3週間のイギリス滞在をバッグ一つで楽しむための「6つの鉄則」

「3週間も行くのに、本当にそのバッグ一つなの?」
出発前に友人から驚かれたこの挑戦も、終わってみれば驚くほど快適で、自由な旅のスタイルでした。最後に、このミニマルな旅を成功させるためのコツを箇条書きで振り返ります。

「3日分」を回すマインドセット

3週間分を持っていくのではなく、「3日分を7回繰り返す」と考えれば、荷物は劇的に減ります。

一番重いものは「バッグ」ではなく「自分」が持つ

ウォーキングシューズ、一番厚手の羽織り、ポケットに入れる重い小物。これらを「着ていく」ことでバッグを軽量化するのが、機内持ち込み派の鉄則です。

エアカナダの「重量制限なし」を味方につける

サイズ規定さえ守れば、重いノートPCやガジェット類を諦める必要はありません。重いものはバッグへ、かさばるものは身につけて搭乗しましょう。

「液体の壁」は固形アイテムで突破

メープルシロップのような缶詰は泣く泣く諦めますが、自分用のケア用品は「固形シャンプー」や「バーム」に置き換えることで、保安検査もスイスイ通過できます。

チャリティーショップを「第2のクローゼット」に

足りない服は現地で調達し、使い終わったらまた寄付する。イギリスの文化を楽しみながら、荷物も社会貢献も循環させる、究極にサステナブルな旅です。

「汚れは夜のうちに」が合言葉

バスルームでの5分の手洗いが、翌日の清潔な着こなしと、軽やかなフットワークを支えてくれます。
荷物を減らすことは、単に肩の荷を下ろすことではありません。

空いたスペースに、現地での新しい発見や、93歳の義母と過ごした穏やかな時間、そしてノリッジの美しい街並みの思い出を詰め込むための「余白」を作ることなのです。

皆さんも次の旅では、思い切ってスーツケースを置いて、バックパック一つで飛び出してみませんか?そこには、今まで見たことのないほど軽やかな景色が待っているはずです。

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