イギリスの田舎らしい歴史ある村の雰囲気と、美しい川辺の景色を一度に楽しむなら、サーリンガムの周回ウォーキング(Surlingham circular walk)がおすすめです。ノリッジ(Norwich)から目と鼻の先にあるこの隠れた名所は、湿地帯の奥深くへ分け入ることなく、のどかなカントリーレーン(田舎道)を歩きながらノーフォークの自然を満喫できます。
このエリアを歩く人の多くはRSPB(王立鳥類保護協会)の自然保護区を目指しますが、私たちはあえて湿地帯には入らず、村の個性豊かな街並みやヤー川(River Yare)沿いの美しい景色にフォーカスした「もう一つのルート」を選びました。
この記事では、歴史ある聖メアリー教会(St Mary’s Church)の近くで見つけた駐車場情報、イギリスの散歩に欠かせないOS Mapsの活用術、そして川沿いの素晴らしいパブの風景まで、私たちの体験をもとにご紹介します。さらに、散歩の後に立ち寄りたい、受賞歴のある素晴らしい地元のワイナリーも合わせてお届けします!
旅の始まり:聖メアリー教会(St Mary’s Surlingham)近くに駐車

サーリンガムへは、車でも公共交通機関でも簡単にアクセスできます。
今回はノーフォークに住んでいる友人が車を運転して案内してくれたので、村にある聖メアリー教会(St Mary’s Church)のすぐ近くにある、静かでちょうどいいスペースに車を停めました。この教会は、ノーフォーク地方の伝統的な建築様式である「丸い塔(ラウンドタワー)」とフリント(火打石)の壁がとても印象的で、一見の価値があります。ここに車を停めれば、靴の紐を締め直してすぐに村のフットパスへと歩き出すことができますよ。
のどかな田舎道と畑の風景:現地の友人が教えてくれたOSマップの安心感
歩き始めると、ルートはぬかるみやすい湿地帯を避け、舗装された静かな田舎道や、緑豊かな畑の脇を通る草のフットパスへと続いていきます。起伏の少ないノーフォークらしい、どこまでも のんびりとした景色が広がる、とても心地よい散歩道です。
このエリアは、公道(パブリック・フットパス)と村の生活道路、そして私有地の農道が複雑に交差しているため、迷わず快適に歩くにはちょっとしたコツがいります。実は今回、案内してくれたローカルの友人が手元に用意してくれていたのが、イギリスのハイカーの必需品であるOS Mapsでした。この地域をカバーしているのは OS Explorer Map OL40 (The Broads) です。
友人がアプリでサッと現在地とルートを確認してくれたおかげで、「この分岐は私有地かな?それとも正しいフットパスかな?」と迷うような場所でも、一度も立ち往生することなく安心して歩くことができました。現地の人がこれほど信頼している地図だからこそ、ノーフォークの田舎を歩くなら絶対に用意しておくのがおすすめです!
川沿いのご褒美:コールドハム・ホールとフェリー・ハウスでの写真タイム

このウォーキングの一番のハイライトは、パッと視界が開けて美しいヤー川(River Yare)に出会う瞬間です。川沿いには、この地域でも特に人気の高い2つのリバーサイドパブ、コールドハム・ホール(The Coldham Hall)とフェリー・ハウス(The Ferry House)があります。
特にコールドハム・ホールには、広々とした素晴らしいビアガーデンとボート専用の係留所があります。木製のデッキでのんびり毛づくろいをしている、とてもフォトジェニックな鴨(カモ)たちを写真に収めたり、川沿いにずらりと並ぶセーリングボートを眺めたりして、最高の時間を過ごしました。
今回は友人が運転してくれていたので、パブでビールを飲むのはグッとこらえて、周囲の美しい景色をカメラに収めることに専念しました。パブの中に入らなくても、この川沿いの開けた空気感とボートが行き交うのんびりした風景は、歩いて見に来るだけでも十分に価値があります。ノーフォークの広い空をバックに流れる川の景色は、素晴らしい旅の写真になりますよ。
散歩の後の小さなお楽しみ:受賞歴を誇る「ウィンビリ・ヴィンヤード」へ


素晴らしい1日の締めくくりとして、ぜひ隣の村のすぐ外れにあるウィンビリ・ヴィンヤード(Winbirri Vineyard)へ少し寄り道してみてください。
「ノーフォークで世界レベルのワイン?」と思うかもしれませんが、実はウィンビリは、ヨーロッパの強豪に引けを取らない、数々の賞を受賞した素晴らしい英国産ワインを製造していることで有名です。特に彼らのシグネチャーである白ワイン「バッカス(Bacchus)」は、すっきりとキレが良く、歩き疲れた体に最高のご褒美になります。
特定の日に開催されるワイナリーツアーやテイスティングに参加するのも素敵ですし、直売所にふらっと立ち寄って、お家で楽しむためのお土産ボトルを数本手に入れるだけでも、ノーフォークの歩き旅を締めくくる最高のフィナーレになります。


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