カンボジア東部、大河メコン川沿いにある静かな街コンポンチャム(Kompong Cham)。街の中心部こそコンパクトで落ち着いていますが、一歩郊外へ出ると、豊かな自然、伝統的な村の暮らし、そして古い歴史を持つ神秘的な寺院遺跡が点在しています。私たちはここに3晩滞在し、この街の魅力を100%味わうために2日間のセルフサイクリング旅へと繰り出しました。
この記事では、コンポンチャムでのサイクリングを満喫するための2日間のモデルコースをブログで詳しくご紹介。コロナ禍で激変した現地の最新自転車レンタル事情から、名物の季節限定「バンブーブリッジ(竹の橋)」を渡って巡るコ・ペン島、新旧の建築が融合した「ワット・ノコール」、そしてメコン川を21km北上して訪れた絶景の丘「ハンチェイ寺院」まで、実体験に基づくリアルなルートと旅の実用Tipsをお届けします!
【2日間のサイクリング】コンポンチャム観光モデルコース
- 1日目(約15km): 午前中は名物バンブーブリッジ(往復1ドル)を自転車で渡り、高床式家屋が並ぶコ・ペン島を散策。午後は街から西へ3kmの場所にある古の遺跡ワット・ノコールへ。
- 2日目(往復約42km): メコン川沿いをひたすら21km北上し、7世紀の歴史を持つ丘の上のハンチェイ寺院へ。メコン川の大パノラマを見渡す絶景サイクリング。
- 【重要】レンタル自転車の注意点: 現在、街中にレンタサイクル屋はありません。ホテルのレセプションに頼み、郊外の業者から1日3ドルで「ママチャリ」をデリバリーしてもらう必要があります。
- ローカルグルメの価格: 島での生ココナッツ(3,000リエル)、茹でトウモロコシ(2本1,000リエル)、隠し味にオレンジを搾った極上サトウキビジュース(2,000リエル)。
【注意】コロナ禍で激変したコンポンチャムのレンタル自転車事情

コンポンチャムの街にはレンタサイクルを扱っている店舗はないようです。街中心を歩き回りましたが、レンタサイクル店は見つかりませんでした。
ホテルのフロントで訪ねると、郊外でレンタサイクルビジネスをやっている人がいて、電話連絡してくれました。マウンテンバイクではなく、アジア風のママチャリになります。
翌朝8時に自転車を持ってきてもらうように予約しました。レンタル代金は一台に付き3米ドルでした。
1日目・午前:名物バンブーブリッジ(竹の橋)を渡ってコ・ペン島へ

自転車を確保して、その朝向かったのがバンブーブリッジです。
時代の変化を感じるバンブーブリッジ:2017年当時と現在の比較
コンポンチャムの街中心から、メコン川沿いを南に向かって少し走ると見えてくるのがバンブーブリッジです。その名の通り、竹で作られた橋でメコン川の中洲とコンポンチャムの街を結んでいます。
かつては市民の重要な交通要衝として、日常的に使用されており、毎年再建築することで橋としての機能を保っていたそうです。しかしながら、コンクリート製の橋が建設されて以降、バンブーブリッジは主に観光スポットとして活用されることになりました。

バンブーブリッジは自転車で走行することも可能です。橋の利用料は一人往復1米ドルでした。入り口で受け取ったチケットは帰りの際に提示する必要があります。

バンブーブリッジを渡り切ると、旅行者向けの写真撮影スポットが用意されています。

コーヒーなどのソフトドリンク等を販売している店舗もありました。
今ではすっかり観光スポットになってしまったコンポンチャムのバンブーブリッジですが、私たちが前回訪れた2017年はまだ市民の「足」としての機能を兼ね備えていました。
これはそのとき撮影したものをあらためてYoutubeにアップロードしたものです。オートバイはもちろん、乗用車や馬車も通行していましたし、部分的に片側一車線で四輪車が対向できるようになっています。
見比べてみると、今の橋は本当に規模縮小されてしまったのがよくわかります。
伝統的な高床式家屋と果樹園が広がるコ・ペン島サイクリング

バンブーブリッジを渡った中洲にはいくつかの村があり、ここをサイクリングするのも楽しいです。


村には昔ながらの高床式家屋がたくさんあり、仏教寺院も島に点在しています。

バナナの木はもちろん、コーン畑、田んぼ、たばこの栽培などの田園風景を楽しみながらサイクリングできます。
このときはマンゴーが旬で、たくさんのマンゴーが木に実をつけていました。

コンポンチャムの街を出てから島をぐるっと回り、バンブーブリッジを渡って街に戻りました。ほとんどの道が舗装されているかコンクリートの道路で、快適にサイクリングできます。坂道もほとんどなく楽に走行できました。
1日目・午後:街からすぐ行ける新旧融合の遺跡「ワット・ノコール」へ

一日目の午後は、街からサクッと行けるナコール寺に行きました。コンポンチャム街中心のウォーターフロントから約3kmの距離にあります。
この付近は仏教寺院コンプレックスになっていて、古い寺院遺跡と新しい寺院建築が共存しています。
コンポンチャム街中心からほぼ真西に行けば到着します。道路は坂道もなくきれいに舗装されていますが、時間帯によっては交通量が多いです。
2日目・終日:メコン川を21km北上!絶景のハンチェイ寺院を目指すロングライド
サイクリング2日目は、コンポンチャムから北に21km離れたハンチェイ寺院を訪れてみました。入場無料です。
のどかな田園風景へ変わるメコン川沿いのプロムナード

ハンチェイ寺院へはコンポンチャムの街からメコン川沿いに北へまっすぐ行きます。プロムナード沿いに北進すると少しずつ田舎の風景へと変わって行きます。

ハンチェイ寺院への道は、最後に丘を上るところを除いて、ほぼ平坦な道で舗装されています。
私たちが訪れたのは4月1日で、この年のクメール正月を2週間後に控えた土曜日でした。それが関係しているかどうかわかりませんが、交通量が思いのほか多かったです。
300段の階段の上にあるハンチェイ寺院:7世紀のレンガ遺構とキッチュな像たち

私たちは急勾配の坂道を自転車を押しながら上がりましたが、階段で上がる道もあります。小高い丘の上にあり、メコン川を見下ろす眺めも素晴らしいです。

ハンチェイ寺院が最初に建てられたのは7世紀で、もともとはヒンズー教寺院として建設されましたが、現在は仏教寺院となっています。

赤色レンガでひときわ目立つ古いストゥーパは、アメリカ軍の爆撃を生き延びました。その他の建物は比較的新し再建されたものです。

このお寺だけではありませんが、カンボジアの寺院には果物や食べ物、動物などの模造が置かれていることが多いのを思い出しました。

境内の至る所に置かれています。


行きがけには茹でとうもろこしを買い、お寺についてから昼食代わりに食べました。
サイクリングの疲れを吹き飛ばす!隠し味オレンジのサトウキビジュース

帰りには搾りたてサトウキビジュースを買いました。生オレンジをいっしょに絞ったオレンジ風味です。

サイクリングの後は:メコン川のリバーフロントで夕涼みとビール

コンポンチャムで2日間サイクリング観光を紹介しました。
街に戻った夕方は、メコン川沿いのプロムナードでリラックスしました。バンブーブリッジ付近では橋を見下ろす形でテーブルと椅子を出している店がたくさんあります。
ココナッツウォーターやビールでエクササイズの疲れを癒やしましょう。
コンポンチャム自転車旅まとめと次の旅
2日間、心地よい汗をかきながらメコンの豊かな自然と歴史に触れ、夕暮れには川沿いの特等席で冷えたビールとココナッツウォーターで乾杯。名所がないと言われがちなコンポンチャムですが、自転車で一歩郊外へ飛び出せば、カンボジアらしさ満載の最高の景色に出会うことができました。
大満足のコンポンチャム滞在を終えた私たちは、明日、メコン川をさらに北上してカワイルカが待つ街クラチエへと向かいます!シェアタクシーを使ったローカルな移動の記録はこちらの記事をどうぞ。 ➡ コンポンチャムからクラチエへの行き方:バスとシェアタクシーの料金・乗り場比較ガイド
カンボジア全体の陸路周遊ルートや、移動に役立つローカル交通ノウハウ、地域別の滞在記はこちらの総合ページにまとめています。 ➡ カンボジア旅行総合ガイド:スロートラベルの旅


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