バリ島で本当に美しいサンゴ礁や豊かな魚たちに出会いたいなら、南部の喧騒を離れ、北東部に位置する「アメッド(Amed)」と「トランベン(Tulamben)」を目指すのが大正解です。ここの最大の魅力は、高額なボートツアーを使わなくても、ビーチから数メートル泳ぐだけで沈没船や水中宮殿といった大迫力のスポットにアクセスできる点にあります。
しかし、「雨季(1月など)でもちゃんと魚は見られる?」「ツアーに入らず個人で回ることはできる?」と不安に思う方も多いはず。確かに雨季は天候が不安定で海の透明度が落ちやすい時期ですが、湾状になっていて穏やかなアメッド周辺なら、ポイントを選べば十分に個人シュノーケリングを満喫できます。
この記事では、アメッドに約10日間滞在した私たちが、レンタルスクーターを駆使して実際に自力で泳いだおすすめシュノーケリングスポットを徹底比較レポートします!
超有名なアメリカ軍の巨大沈没船「リバティ号」から、浅瀬で見やすい「日本船の沈没船」、神秘的な「水中宮殿(メドゥウィ・テンプル)」、そしてトランベン港のぼったくりバイク駐車場をスマートに回避する裏ワザまで、予算を抑えて自由に海を楽しみたい個人旅行者へ向けてリアルなノウハウを詳しく解説します。
バリ島の雨季(1月)にアメッドでシュノーケリングをする際の注意点
1月のバリ島は雨季のピーク。「この時期でも海を楽しめるの?」と不安に思う方も多いかもしれません。
確かに雨季は、大雨で土砂が流れ込んで海の透明度が落ちたり、波が高くなって離島へのボートが出せなくなったりするデメリットがあります。
しかし、アメッドとトランベン周辺に限っては、雨季でも十分にシュノーケリングを満喫できます! その理由は、主要なスポットのほとんどが湾になっていて、「ビーチエントリー(海岸から直接泳いで行ける)」ができるからです。
ビーチエントリーには、雨季ならではの大きなメリットがあります。
- 天候に合わせてすぐ泳げる: 「朝晴れているから、今のうちに泳ごう!」と、天気の急変に合わせてフレキシブルに行動できます。
- ボート代が浮いて格安: 波の影響を受けやすいボートツアーを予約する必要がなく、キャンセルに一喜一憂することもありません。
- 波が穏やかで安全: ジュメルック湾やリパ・ビーチなどは地形的に波が立ちにくく、初心者でも安心して自力でエントリーできます。
夏のベストシーズンに比べると多少透明度は落ちますが、ビーチからほんの数メートル泳ぐだけで、美しいサンゴ礁やたくさんの魚たちにバッチリ出会えます。雨季のアメッドを旅するなら、天気の良い午前中を狙って、自力でビーチからエントリーするのが最高の攻略法です!
ジュメルック・ビーチ:初心者にもおすすめ!神秘的な「水中宮殿」と石像群
私たちが宿泊したSunrise Cafe and Bungalows(詳細レビューはここをクリック)は、ジェムルックビーチとアメッドビーチの境目に立地しており、両方のビーチへアクセスするのにとても便利でした。
ジェムルックビーチは入り江になっているため、比較的穏やかです。ビーチから海に入ってすぐサンゴが生息していて、魚がたくさんいます。シュノーケリング初心者でも気軽に楽しめるスポットです。
沖に向かって少し泳いだところに、小さな祠が沈められていて、魚がたくさんいます。祠の近くに石像が沈められています。
アメッド・ビーチ:足元に広がるお花畑のようなサンゴ礁とウミガメ・サメ遭遇レポ
ゲストハウスやレストランが建ち並ぶアメッドビーチは、ビーチから数メートル泳ぐだけでサンゴ礁を観察できます。
特にKembali Beach BungalowsやBARracudaの沖合には花びらを広げた花のような大きなサンゴが生息しており、見ごたえがあります。その周辺にはウミガメも住んでいるもよう。小さなサメ(ブラックチップリーフシャーク)も見られました。
日本船沈没船ポイント:浅瀬で見やすい沈船と無料駐車場の目印
日本の沈没船にサンゴがびっしり成長している様子を観察できるスポットです。浅瀬にあるためシュノーケリングだけでも十分確認できます。

画像のような看板が出ているそばに駐輪して、ビーチへアクセスしました。ビーチは歩いてすぐです。駐輪代などの請求はされませんでした。
シュノーケリングツアーにやってくるボートやシュノーケラーでにぎわっているあたりに船が沈んでいます。
沈没船は砂地の浅いスロープにあるため、シュノーケリングだけで十分観察できますが、海の水位が低いときを狙って行くとより近くで見ることができます。
このビーチは砂浜ではなく石のビーチですが、沈没船だけでなく、ビーチ全体にサンゴ礁が広がっており、ビーチ沿いにシュノーケリングできます。沈没船の北側と南側で異なるサンゴ礁が観察できます。
イブス・ビーチ:日本船スポットから泳いで行ける、静かな隠れ家ストーンビーチ
日本沈没船スポットの北にある小さな石ビーチです。沈没船スポットから泳いで行くこともできます。

イブスビーチへは、Stairway To Heaven Bungalows and Restaurantの階段を降りて入ることができます。
トランベン・USATリバティ号:ダイバーに大人気の巨大沈船をシュノーケリングで見るコツと、駐車場トラブル回避術
米軍貨物船であったLiberty号が沈んでいるダイビングポイント。多くのダイバーでにぎわっているが、シュノーケリングでも沈没船を見ることができます。
Tulambenビーチには公式の駐車場がありますが、スクーターの駐輪だけでも20,000ルピアかかると聞いて、利用を避けました。

私たちは、近くのお店(小さなスーパー)にスクーターを置かせてもらって(帰りに飲み物を購入)、Tauch Terminal Resort Tulambenからビーチに入りました。

Tulambenビーチは石のビーチです。Tauch Terminal Resort Tulambenの階段を降りたところから少し北西に行ったビーチからダイバーが海に入っていたので、私たちもそこからエントリー。
ダイブセンターの人に聞くと「di bubble(泡が上がっているところ)」にアメリカ船が沈んでいるとのこと。常に複数のダイバーが潜っているので、分かりやすいと思います。
沈没船は浅いところでは5mほどの深さなのでシュノーケリングだけでも一部を見ることはできます。しかし、深いところでは水深30m深さにあるので、全体を確認するにはダイビングする必要があります。
沈没船周辺にはサンゴ礁などは見られませんでした。沈没船そのものにはサンゴなどの海洋生命が育っており、魚もたくさんいます。
沈没船スポットから300mほど南東に泳いだところ(建物が数軒並んでいる前あたり)にサンゴが生息する「コーラルガーデン」があります。その存在は確認できましたがこの時期は視界が悪すぎたため、動画は撮影していません。
リパ・ビーチ:ジュラール(伝統漁船)が並ぶ、サンゴが豊富な静かな砂浜

砂浜が広がる静かなビーチです。ビーチから海に入ってすぐサンゴ礁が広がっています。
上の画像のような看板が出ている小道を入って少し行くとたくさんの漁船が並んでいます。その手前の木の下にスクーターを停めてシュノーケリングしました。
リパービーチの左右の端と中央部分やや南東寄りにサンゴが多く生息しています。それ以外の部分は砂スロープになっているので海水浴を楽しむこともできます。
比較的静かなビーチですが、ゲストハウスやレストランもあります。ウミガメに遭遇することも。
【格安DIY旅】アメッド周辺でのレンタルバイクの借り方と費用相場

ここに紹介したシュノーケリングスポットは旅行会社でツアーとして手配してもらうことも可能です。でも、費用を安くおさえ、なおかつ自由度の高さを求めるなら、自力で回るのがおすすめです。
私たちはスクーターをレンタルして、ゲストハウスから離れたスポットを回りました。公式の駐輪場を利用すると駐輪代を請求される場合がありますが、無料で駐輪できる場所を活用すれば、コストはスクーターレンタル費用とガソリン代だけです。
アメッドビーチ周辺にはたくさんレンタルバイク店があり、スクーターの種類にもよりますが、1日100,000ルピアから借りることができます。2日以上利用する場合は値引きしてくれるところもあるので交渉してみてください。
シュノーケリングの後は、アメッドの絶品ローカルグルメへ!
海で思いっきり泳いだ後は、お腹が空きますよね。私たちが10日間の滞在中に毎日通った、新鮮なシーフード(マヒマヒ)が食べられるビーチフロントのカフェや、1食100円以下で買える激旨ポークサテ(串焼き)、午前中で売り切れるバビグリンなど、アメッドのハズレなし厳選グルメ情報は以下の記事にまとめています!
➡ バリ島アメッドのグルメガイド!美味しいローカルワルン、安宿併設カフェ、地元の伝統市場まとめ
➡ ジャカルタ&バリ島ガイド に戻る | インドネシア旅行総合トップ へ


コメント
はじめまして、突然のコメント失礼いたします!来年1-2月に長期の休みを取ることになり、東南アジアでシュノーケリングを楽しとうかと色々と情報収集をしていてこちらに辿り着きました。
当方沖縄の宮古島や八重山、カリブ海や紅海など美しいとされている海はいくつか経験済みなのですが、東南アジアは初なので、是非ここに行くべし!という場所があれば教えて頂きたく、よろしくお願い致します。
多少アクセスが悪くとも、透明度が高くダイナミックな海中地形や豊富な海洋生物に巡り合える場所を探しています。
桑原さま、コメントいただいていたにもかかわらず、確認がたいへん遅くなり申し訳ありません。
すでに東南アジアでのシュノーケリングを満喫されたのではないかと思います。
私たちも2026年1月初頭はインドネシアでシュノーケリングしていたので、もしかしてどこかですれ違っていたでしょうか。
返信が遅くなって、本当にごめんなさい♀️