ラオスの世界遺産、ワット・プーは11年前の2011年に訪問したことがあります。
今回は、夫といっしょに再訪問しました。
ラオスの世界遺産ワットプー
ラオスの南部にあるワットプーは、2001年にユネスコによって世界遺産に登録されています。
ワットプーは、クメール人によって建設されたヒンドゥー寺院として、すでに5世紀には存在していたことが確認されているそうです。
私は11年前の2011年にラオスを一度訪れていますが、その時の目的はこのワットプーを見学することでした。
今回ラオス訪問は2度目になりますが、今回もワット・プーを観光しに行ってきましたので、その体験談をシェアしておきます。
ラオスの世界遺産ワットプーへのアクセス
ラオスの世界遺産ワットプー、最寄りの都市はパクセーになります。
パクセーは各都市からバスが出ていますし、空港もありますので、アクセスは難しくありません。
ただし、パクセーからワットポーへのアクセスが複雑なため、ワット・プーは世界遺産であるにも関わらず、観光客の少ない観光スポットといわれています。
ワット・プーの麓にあるのが、チャンパーサックという村です。
パクセーからチャンパーサックの村へは、ソンテウという乗合タクシーが運行しています。
このソンテウは、ダーオフアン市場のわきから出ていて、一人当たりの運賃は40,000キープです。
前回私が来た時は、ソンテウを降りてからフェリーで川を横切ってチャンパーサックの村へ行きました。
あるいは、パクセーの街からバスで行く方法もあり、これは旅行会社がアレンジしてくれます。確認した限りでは、フェリー代を含めて一人当たり15万キープでした。
レンタルバイクでワット数まで日帰り観光することに
ソンテウでチャンパーサックに行くとなると、少なくともチャンパーサックに一泊することになります。
その理由は、ワットプーはチャンパーサックの村から10 km 離れているため、チャンパーサックから何か移動手段を用意しなくてはいけないということ、そしてチャンパーサックからパクセーに戻るための交通手段であるソンテウは、朝の便しかないということです。
そのためソンテウでチャンパーサックに行くということは、少なくとも一泊しなくてはいけなくなります。
そこで私たちはパクセーの街でオートバイをレンタルして、ワット・プーに行き、日帰りで行って来ることにしました。
パクセーの街でオートバイをレンタルする
パクセーの町でオートバイをレンタルするのはそれほど難しくありません。
私たちが泊まっていたゲストハウスのすぐ近くにベルギー人がやっているレンタルバイクのお店がありました。
このショップは評判も良くて、たくさんの西洋人バックパッカーがレンタルバイクでこの付近の観光に出かけているようです。
バイクの品質も信頼できるようで、私たちもそこでバイクをレンタルしようと訪れてみました。
ところが残念ながら、この日は全てのバイクが貸し出されてしまっているということで、翌日は借りられないといわれたのです。
そこで、別にバイクを貸してくれる所を訪ねてみることにしました。
元々はゲストハウスで、私たちも実はそこに泊まりたかったのですが、あいにく連日満室ということで宿泊することはできませんでした。
オートバイをレンタルしたいと言うと、空きがあるということで翌日のバイクを予約することができたのです。
オートバイでワットプーへ
前日バイクを予約した時に料金を支払いました。1日1台15万キープです。
翌日実際に借りる時に、パスポートをデポジットとして預けます。
2014年にチャンパーサックまでの新しい道路が開通しています。そのため、現在では橋を渡って新しい道路を進むことで、フェリーに乗らなくてもチャンパーサックまで行けるルートができています。
橋を渡り、舗装された道路をほぼ一本道で走ってチャンパーサックの街を通り抜け、ワット・プーと向かいました。
ワットプー観光
ワット・プーは、クメール人が作ったヒンドゥー寺院群と説明されています。いつ建築されたのかは定かではありませんが、すでに5世紀には存在していたことが確認されています。
入場料は、一人50,000キープです。
見どころが多いので、時間に余裕をもって訪問しましょう。
チャンパーサックの村に宿泊するのもおすすめ
チャンパサックの村は、小さな村です。
前回チャンパーサックを訪れたときは、この村に2泊しました。
パクセーからソンテウに乗ってフェリーに乗り換え、チャンパーサックの村へ到着した後、ゲストハウスを探して宿泊したのです。
小さな村ですので、ゲストハウスやレストランは限られますが、素朴なチャンパーサックの村に宿泊するのもおすすめです。
11年前に比べるとチャンパーサックの村にもゲストハウスが増えていて、ネット検索すれば評判の良いゲストハウスも見つけやすいでしょう。
チャンパーサックの村に前回宿泊して感動的だったのは、地元に根ざした托鉢を見学することができたことです。
オレンジ色の袈裟を着たお坊さんが行列をなして早朝に街を練り歩く托鉢は、ラオス観光のハイライトのひとつです。
しかし、ビエンチャンなどの大きな都市では、この托鉢見学が既にかなり観光化されており、本来のリアルな生活に根ざした托鉢とは、ちょっと違和感があるかもしれません。
ところが、チャンパーサックの村はまだそこまで観光地化されていないので、村の人たちが毎日の生活として行う托鉢を目の当たりに見ることができたのです。
そんなリアルな托鉢を見たのは11年前の話ですので、今はもしかしたら少し変化しているかもしれません。
それでも、この小さな村で、ラオスの地元の人たちの本当の生活ぶりを、肌で感じることができるとは思うのです。
コメント