ジャカルタから気が遠くなるような大移動を経てたどり着く、最後の秘境ラジャアンパット。目の前に広がる最高の海に感動する一方で、滞在先となる離島のホームステイは非常にワイルドな環境です。
ここで知っておくべき最大の鉄則は、「離島に入ると、必要な物資は現地で一切調達できない」ということです。クリ島などの離島にはコンビニもドラッグストアもなく、真水や電気すら限られています。さらに湿気が高く、一度体調を崩したり怪我をしたりしても、すぐに医者にかかることはできません。
「持ってくればよかった!」では済まないのがラジャアンパット。今回は、これまでに4回この地を訪れた私たちが、「過酷な移動を生き抜き、離島で自分の身を守るためのリアルな必須グッズ」を網羅してご紹介します。
1. 【衛生・虫除け】自然の脅威から身を守る(最重要!)
① 現地調達する強力な虫除けスプレー(マラリア対策)

ラジャアンパットは手つかずの自然が残る分、蚊も強力です。ここで注意したいのが、日本やカナダで販売されている優しい虫除けでは、現地の蚊に全く太刀打ちできないということ。現地にはマラリアのリスクもあるため、ジャカルタやソロンのスーパー・薬局に立ち寄り、インドネシア現地で販売されている強力な虫除けスプレー(「Soffell」などが有名です)を必ず調達して島に入ってください。
② ウェットティッシュ(ノンアルコール・除菌)

離島ホームステイでは、フレッシュウォーター(真水)が非常に貴重です。ちょっとした手洗いや汚れを拭くために毎回貴重な真水を使うのは避けたいところ。ウェットティッシュが大量にあれば、真水を消費することなく手を清潔に保てます。食事の前やボートを降りた後など、あらゆる場面で重宝します。
③ トイレットペーパー
ホームステイで提供されることがほとんどですが、まれに品切になっていることがあります。ラジャアンパットはとにかく生活必需品を外から運び込む必要があるので、必ず必要になるものは予備として自分で携帯するのが安心です。
2. 【医療・健康管理】怪我の予防とセルフメディケーション
④ バンドエイド・防水絆創膏

ラジャアンパットは非常に湿気が高いため、「一度作った傷がとにかく治りにくい」という特徴があります。小さな傷から化膿してしまうこともあるため、そもそも傷を作らないことが最重要ですが、万が一のためにバンドエイド(特に防水タイプ)は必須です。
⑤ 消毒液(赤チン系・マキロン等)
擦り傷やサンゴでの切り傷を作ってしまった場合、すぐに消毒できるよう強力な消毒液(赤チン系など)があると安心です。離島では小さな油断が大敵になります。
⑥ スイマーズイヤー(耳栓・水抜き剤など)対策グッズ
毎日何度も海に入るダイビング・シュノーケリング天国だからこそ、耳のトラブル(外耳炎など)のリスクが高まります。耳に水が入ったままになると炎症を起こしやすいため、耳栓や、耳の水分を乾燥させるスイマーズイヤー対策のケア用品は海に入るなら必須です。
薬局などで点耳液を購入するか、消毒用アルコールとホワイトビネガーを1:1で混ぜるだけの自家製を持っていくのでもオッケーです(スポイトを忘れないように)。
⑦ ビタミン剤 & スポーツ飲料の粉末(生理食塩水代わり)
体調を崩してもすぐに病院へは行けません。日々の免疫力を維持するためのビタミン剤や、万が一の脱水症状・発熱時に生理食塩水代わりとして使えるスポーツドリンクの粉末は必ず荷物に忍ばせておきましょう。
3. 【離島ホームステイ生活】電気とインフラの現実に対応する
⑧ 密閉できるプラスチック容器(タッパーなど)
おやつやちょっとした食品を室内に置いておきたい場合、そのままにしておくと一瞬でアリや小動物(ネズミなど)が集まってきます。食品は必ず、匂いが漏れず物理的に遮断できる密閉プラスチック容器に入れて保管するのがおすすめ。
➈ シャンプー・歯磨き粉・洗濯用洗剤
ホームステイでは、日本のホテルのようなアメニティは基本的に一切提供されません。洗面用具一式はもちろん、滞在中に衣類を自分で洗濯するための洗剤も忘れずに持参しましょう。
⑩ 洗濯ロープ & 洗濯ばさみ

離島は湿気が高く、服や水着が驚くほど乾きません。部屋の前や風通しの良い場所に干せるよう、トラベル用の洗濯ロープと多めの洗濯ばさみがあると便利です。数時間でカラッと乾く薄手のマイクロファイバータオルも合わせて持っていくのがおすすめです。
⑪ 大容量モバイルバッテリー

多くのホームステイでは、自家発電機が回る「夕方18時〜夜24時まで」しか電気が使えません。昼間にカメラのバッテリーやスマホ、タブレットを充電するためには、夜間に電気を溜めておける大容量のモバイルバッテリーが必須です。
4. 【移動・ボート対策】過酷な環境から荷物と体を守る
⑫ ウォーターボトル(マイボトル)

離島での滞在やボート移動中、熱中症を防ぐための飲料水の携帯は欠かせません。ホームステイの共有スペースにある大きな給水タンクから水を詰めて持ち運べるよう、頑丈なウォーターボトルを一人一本用意しておきましょう。
➡ 【実録】旅のトラブルから学んだ、ウォーターバッグの究極の選び方
⑬ ドライバッグ & ジップロック
ワイサイ港からクリ島へのスピードボート(大抵は屋根なし!)では、想像以上の激しい水しぶきやスコールに見舞われます。カメラ、スマホ、パスポートなどの貴重品は、ジップロックに入れた上で、さらにドライバッグにまとめて二重にパッキングするのが最も安全です。
⑭ ラッシュガード(長袖)& レギンス 、シュノーケリング用品
シュノーケリングする場合、シュノーケル用品はホームステイでレンタルも可能ですが、普段から使い慣れているものがある場合は、持参するとより快適です。ラジャアンパットの日差しは強いので、シュノーケリング中の紫外線対策もかねてラッシュガードやレギンスがあると役立ちます。
⑮ 日焼け止め対策
ラジャアンパットの日差しは強烈です。日焼け止めだけでは防ぎきれないので、物理的に肌を覆う薄手の長袖や、帽子などで徹底的に日焼け対策をしてください。長袖シャツは蚊除けとしても有効です。
5. 【決済】
⑯ Wiseカード & 十分な現金(インドネシアルピア)
最近はWise決済ができるホームステイが増えていますが、離島の電波障害でシステムが使えないリスクも常にあります。ジャカルタで下ろした十分な現金とWiseカードを併用するのがベストです。
➡ 【決定版】ジャカルタからラジャアンパット・クリ島への行き方!フライト・フェリー徹底ガイド
まとめ:万全のサバイバル準備が、最高の秘境ライフを約束する

ラジャアンパットの離島ライフは、不便であり、時に過酷です。しかし、現地で手に入らないものを「すべて自分で持ち込む」という万全の準備さえしておけば、余計なストレスやトラブルに怯えることなく、世界一の海を100%楽しむことができます。
ぜひこれらのリストをチェックリスト代わりに使って、事前のパッキングを進めてみてください。皆さんの秘境冒険が、安全で素晴らしいものになりますように!

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