ウドムサイ(ムアンサイ)からバンビエン(ヴァンヴィエン)まで鉄道で移動します。
ムアンサイ鉄道駅で切符を購入しスピード列車に乗って旅する模様を書きとめておきます。
ウドムサイからバンビエン(ヴァンヴィエン)まで:ラオス中国鉄道
2021年、ラオス、ヴィエンチャンから、中国との国境の街ボーテンを結ぶ鉄道が開通しました。この鉄道によりラオス北部の陸路による交通が一気に時間短縮されることになりました。
私たちが今滞在しているウドムサイ(ムアンサイ)の町にも鉄道が通っており、ここからラオス中国鉄道を使って、北はボーテン、南はヴィエンチャンまで行くことができます。
私たちは次の目的地に向かって、バンビエン(ヴァンヴィエン)まで行くことにしました。ウドムサイ(ムアンサイ)3からヴァンヴィエンまでの鉄道の旅です。
ムアンサイ鉄道駅で切符を購入
ウドムサイは別名「ムアンサイ」とも呼ばれます。この町の鉄道はムアンサイ鉄道駅と名称がついているようです。
ラオス中国鉄道の切符は現在オンラインシステムが機能しておらず、鉄道駅あるいは市内の鉄道切符売り場に行って購入する必要があります。切符売り場によって少し異なるようですが、基本的には出発する2日前から販売が始まります。
以前にヴィエンチャンで、ラオス中国鉄道の切符を購入した経験があります。ヴィエンチャン市内の切符販売所で購入しましたので、鉄道駅で切符を購入する場合と少し勝手が異なります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ムアンサイ鉄道駅は街の中心から約2〜3 km離れたところにあります。歩いて行ける距離ですので、私たちは鉄道駅まで歩いて行き、そこで切符を購入しました。
鉄道駅チケット売り場が開くのは9時半から15時までというふうに表示されています。ところが私たちが9時15分頃駅に着いた時には、すでに営業開始しており、たくさんの人が列に並んでいました。
私たちはムアンサイからバンビエン(ヴァンヴィエン)までの移動予定していましたが、もしバンビエン(ヴァンヴィエン)までのチケットが取れない場合はルアンパバーンまで行きたいと考えていました。
12月の時刻表を見るとムアンサイ発ビエンチャン行きの列車は1日3本あり、そのうち二つがハイスピードトレイン、もう一つが普通列車となります。
鉄道駅の切符売り場には、現時点での空席状況が表示されており、とてもわかりやすいです。
さらに水色の制服を着た職員が二人いて、明らかに外国人とわかる夫が話しかけると、片言の英語で対応してくれました。
ラッキーなことに夫はうまく列に割り込む(!)ことができ、思っていたよりも短い時間で彼に順番が回ってきました。
この時駅構内に入るにはマスク着用が必須となっていたのですが、私たちは二人ともマスクを持っていませんでした。でも、近くにいた親切なラオス人の若い男性が、夫に新しいマスクを1枚プレゼントしてくれたので、彼は駅の中に入って切符を購入することができました。
14時25分発、バンビエン(ヴァンヴィエン)行きのセカンドクラスです。切符購入時にパスポートの提示が必要となりますが、名前とパスポート番号が印刷されます。車両番号と座席番号も明記されているので、それにしたがって列車に乗り込みます。
ムアンサイ鉄道駅に入場
ムアンサイ駅の出発時刻は14時25分ですが、駅構内に入る際にセキュリティチェックがあり、プラットフォームに入れるのは出発時刻の5分前となっているので、余裕をもって駅に着くようにします。
私たちは午後1時間半くらいに駅に着きました。駅に向かって右側の入り口から入場します。ムアンサイ鉄道駅の構内に入る際、パスポートと乗車券を提示しましょう。
荷物をX線検査すると当時に、女性職員による軽いボディチェックがあります。
駅構内に入ると正面に青色の掲示板があり、当日の列車が表示されています。プラットフォームに入れる時間が決まっていますので、その時刻になるまで待合室で待つことになります。
改札後、高速列車に乗車
私たちの高速列車C85は、14時05分に改札開始と表示されていました。この列車はウドムサイ(ムアンサイ)が始発なので、すでにプラットフォームに車両が入っています。
予定時刻になると改札が始まり、職員が改札口で乗車券をチェックします。
改札を抜けて、私たちの列車が出発する1番ホームへと移動しました。
1番ホームに着くとこちらにも複数の職員がいて、「1号車はあちらです」と案内してくれました。
切符に表示されている車両番号と座席番号にしたがって乗車します。
この日はたまたま大みそかだったんですが、私たちが乗った車両はガラガラでした。ルアンパバーン駅でたくさんの人がプラットフォームに並んでいたので、ルアンパバーン以降は混むのかなと思ったら、ほぼみんな隣の車両に乗り込んで行きます。もしかしたら、行き先別に車両が分かれているのかもしれません。
ウドムサイ(ムアンサイ)からバンビエン(ヴァンヴィエン)までの道のりはトンネルがとても多いですが、その合間に美しいラオスの風景を楽しむことができます。
バンビエン(ヴァンヴィエン)鉄道駅到着と市内への移動
バンビエン(ヴァンヴィエン)到着予定時刻は16時39分。列車は予定通りに到着しました。
バンビエン(ヴァンヴィエン)鉄道駅は市中心部から北へ4kmほど離れたところにあります。歩けない距離でもないですが、私たちは市の南端にあるゲストハウスを目指そうと思っていたので、ソンテウで市内まで出ることにしたのです。
バンビエン(ヴァンヴィエン)駅の前には、ソンテウの他にバスも停まっていました。
料金はいずれも一人30,000キープ。外国人はバスの方へ乗れといわれますが、バスが満席になってしまっていたのでソンテウに乗りました。市内のゲストハウスを告げるとそこで降ろしてもらえます。
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