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マカッサルからタナトラジャ(Tana Traja)までのバス旅

インドネシア

マカッサルはスラウェシ島南部にある都市です。ここからインドネシア入りした私たちは今回北に向かって旅します。

最初の目的地はタナトラジャ(Tana Traja)という小さな街。マカッサルからバスで移動します。

タナトラジャ(Tana Traja)について

特徴的なタナトラジャ建築

タナトラジャはスラウェシ島中部にある小さな山間地域です。ランテパオ(Rante Pao)やマカレ(Makale)といった街が含まれます。

このエリアにはトラジャ人が住んでおり、伝統的な暮らしが営まれています。習慣や家屋様式がインドネシアの他地域と異なるため、トラジャには世界中から観光客が訪れています。

ハイキングやオートバイで地域内の村々を訪れることもできます。

マカッサルからタナトラジャまでのバス

マカッサルダヤバスターミナル

タナトラジャ行きのバスはマカッサルのダヤバスターミナルから出ています。ランテパオまでの距離は約310kmの山道で、所要時間は夜便のバスで9時間、朝便で10時間です。

夜便は複数の会社からいくつものバスが出ていて、寝台バスもあります。朝便は午前9時に出るバスが複数あると聞いていましたが、私たちがバスターミナルに行ったときはメトロ社の1本しかないといわれました。

マカッサルからタナトラジャ行きのバス切符購入

閑散としたバスターミナル

朝9時のバスに乗ろうと、7時頃バスターミナルに切符を買いに行きました。ところが、バスターミナルに人気はなく、たくさん並ぶチケットオフィスも閉まっていました。

スラウェシ島最大都市のバスターミナルとは思えないくらい、さびれていて、物悲しい雰囲気のバスターミナルでした。夜行便の方が便数が多いので、夕方からにぎやかになるのかもしれません。

何者なのか分からない人たちが数人いて、朝のバスはメトロ社のバスしかないと言ってきます。どうにもあやしいので、この時点でバス切符を買うのは保留して、先に朝ごはんを食べることにしました。

朝食のナシクニン16,000ルピア

ホテルの近くに出ていた屋台で、ナシクニンを注文しました。屋台ですがちゃんとしたテーブルもあり、量もたっぷり。

そのあとホテルをチェックアウトして再びバスターミナルに行きました。

ダヤバスターミナルの待ち合いスペース

バスターミナルはやはり活気がなく、チケットオフィスも閉まったままです。仕方なくメトロ社のバス切符を購入することにしました。

チケットを購入したオフィス

唯一開いていたオフィスでチケットを手配してもらいます。オフィスといっても、多分ここに寝泊まりしているっぽいので、オフィス兼自宅といえばよいでしょうか。

ランテパオまでバス料金は、最初の言い値で250,000ルピアでしたが、値切って最終的には一人200,000ルピアしてもらいました。

バスチケット

バス座席表があり、席を選ぶことができましたが、これは乗車したあとに実質自由席だということがわかります。

バスチケットには二人分の料金が440,000と書かれていますが、ここからさらにディスカウントしてもらい二人分で400,000ルピア払いました。

マカッサルからタナトラジャまでのバス旅

ランテパオトラジャ行きのバス

バスは午前9時15分にマカッサル出発だといわれましたが、遅れて到着。午前9時40分にバスターミナルを出ました。

ビジネスクラスの座席

バス外観にビジネスクラスと書かれていますが、乗ってみると確かにビジネスクラスっぽいシートです。フットレストがあり、レッグルームも広く、シートはマッサージチェアのようなゴージャスさでした。

休憩

10時半頃商店で休憩。トイレは無料で清潔です。お昼ごはん休憩があるとのことでしたが、ここで少しだけ食べ物を買いました。

ランチ休憩したレストラン

そして午後1時ごろランチ休憩のため40分停車しました。海沿いのレストランです。焼き魚や鶏肉のセットが45,000〜48,000ルピアくらいで提供されていました。

鶏肉ナシゴレン

私たちは鶏肉入りナシゴレン(炒飯)を注文。1皿30,000ルピアでした。

バスは海岸沿いに北上したのち右折して山間道を進みます。山道に入って少ししたあと、突然バスの速度が落ちました。渋滞です。

片側一車線の山道なので、道路の状態が悪い場所で徐行しなくてはならなかったり、著しくスローな車両が前方にいたりして、大幅な遅れが出てしまいました。

タナトラジャ到着

渋滞を抜けてからトイレ休憩がありました。小さな商店だったので、念のための夕食代わりとしてパンを購入。

本来なら10時間で到着するはずのところ、ほぼ13時間かかり、タナトラジャのゲストハウス前で下ろしてもらったのは夜10時半頃でした。

ゲストハウスには空きがあってスムーズにチェックインできました。あまりに疲れていたので、購入したパンを食べることもなく、就寝したのでした。

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