クラチエはカンボジア東部にある街で、クラチエ州の州都です。人口は約2万8千人(2019年)。
メコン川沿いの静かな街ですが、イラワジイルカを見ることができるスポットとして、観光客を引き付けています。
私たちはクラチエに二泊して観光を楽しみました。
メコン川中洲コートロン島(Koh Trong)散策
クラチエの街はメコン川沿いにありますが、メコン川中洲のコートロン島が見どころの一つになっています。
クラチエのマーケットやバスステーションがある中心から北におよそ1km行ったところにフェリー乗り場があります。コートロンまで片道一人1,000リアルでした。
船はクラチエの街と中洲とを頻繁に行き来しています。船に乗っていた時間は10分くらいだと思います。
このときは乾季で川の水位が低く、フェリーを降りてから砂浜を歩いて島に到着しました。雨季はまた違った景色になるのでしょう。
島は観光地として注力しており、ホームステイ形式の宿泊施設が複数あります。船着き場のすぐ横にはレンタルサイクル店がありました。ここで自転車を借りて(1日2米ドル)島をサイクリングすることもできます。
島をぐるっと一周すると約10kmあるようです。私たちは、前日まで2日間サイクリングしていてお尻側痛かったので、この日は自転車はやめて、徒歩で島を一周することにしました。
村の人々はとてもフレンドリーで、「スースダイ(Sousdei: クメール語でこんにちは)」と声をかけると、にこやかに挨拶を返してくれます。
この島ではポメラの栽培が盛んなようで、至る所にポメラの実がなっていました。竹やマンゴーもたくさん植えられていて、旬のマンゴーがたわわに実をつけていました。
島を一周する道路はほとんどがコンクリート道で、サイクリングしても快適です。私たちは6年前にも一度ここを訪れていますが、そのときはレンタサイクルで回りました。
船着き場についてから反時計回りに島を歩いて一周したのですが、特に島の東側は食べるところがあまりありません。一部のホームステイで炒飯を提供していたのですが、卵炒飯で3米ドルと、カンボジアにしては少しお高いと感じ、やめました。
ちょうど島の西側を回り始めて少ししてから、軽食を販売する女性がバイクで通りかかり、彼女から食べ物を購入。ベトナム風生春巻きが一つ1,000リアル、春雨サラダが3,000リアルでした。
とりあえずの空腹しのぎです。そしてしばらく歩いて見つけたのがホームステイ4の向かいにあるKoh Trong Cafeです。
炒飯が5,000リアル、アイスコーヒーが3,000リアルとリーズナブルなので、これらをいただきました。船着き場から時計回りに行けば、すぐ見つかったんですね。
帰りは再びフェリーに乗って向かい側の街へ戻りました。
コンポンチャムから乗り合いタクシーで朝移動してクラチエに着いたその日でした。午前11時くらいにゲストハウスを出て、戻ったのが午後4時、一日目の半日観光はここまでです。
イラワジイルカ見学
クラチエの街の近くには、イラワジイルカ(メコン川イルカ)が生息していて、イルカを見るのがこの街の観光アクティビティの一つになっています。
イルカの生息地はクラチエの街からメコン川沿いに北へ16km行った場所になり、そこからボートツアーが行われています。
その他にクラチエの街からカヌーツアーに参加することもできます。
ボート乗り場へはトゥクトゥクなどで行くこともできますが私たちは自転車をレンタルしてサイクリングで行くことにしました。
実は、クラチエを6年前に訪れたときも、同じようにサイクリングで船着き場まで行き、ボートでイルカ見学しました。
残念ながら、当時利用したはずのレンタサイクル店はなくなっていて、Heang Kanha Guesthouseで自転車を借りることができました。ママチャリはなくて、マウンテンバイクでしたが、自転車コンディションはよくなかったです。料金は一日2米ドルです。
フェリーで中洲まで渡って、船着き場横のお店で自転車をレンタルした方が良かったかも、と考えながらサイクリング。あっという間に腰とお尻が痛くなりました。
イラワジイルカ見学ボート乗り場への道は、一部舗装されていない赤土の道になります。舗装されていても道はデコボコで、あまりスムーズとはいえません。
メコン川沿いに北へ16km進むと到着します。ボート料金は、60分間一人10米ドルで、人数が多ければ一人当たりの料金は安くなります。
私たちは6年前にボートに乗ってイルカ見学しているので、今回はボートには乗りませんでしたが、船着き場からも数匹のイルカを見ることができました。
プーンサムブックパゴタ(Phum Sambok Pagoda)
イルカ見学ボート乗り場へ行く途中にあるのがPhum Sambok Pagodaです。93メートルの高さにあります。
入り口の階段は160ステップありますが、メコン川を見下ろす景色が素晴らしいです。
メコン川沿いをサイクリング
クラチエ2日目は、メコン川沿いにイルカ見学ボート乗り場までサイクリングし、途中でPhum Sambok Pagodaに立ち寄りました。
それら観光スポットに向かうまでの道のりも楽しめます。
コンポンチャムでも飲みましたが、さとうきびジュースの美味しさは中毒的です。特にこちらのさとうきびジュースには少量のオレンジ生搾りジュースが混ざっていて、その風味が格別です。たっぷりのアイスでよく冷えたさとうきびジュースオレンジ風味はサイクリングで汗をかいたあとにピッタリの飲み物です。
赤土の道や舗装されていてもデコボコ道を走行するうちに自転車のタイヤがパンク。自転車やオートバイ修理点は道路沿いにたくさんあります。修理代として4,000リエル(US1ドル)渡したら非常に喜ばれました。
最後に、マンゴーの木の下でマンゴーを買って帰路につきました。
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