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プロブディフから日帰り観光:バチコヴォ修道院とアセン要塞

ブルガリア

プロブディフの街は市内にたくさんの見どころがありますが、郊外にも魅力的な観光名所があります。

ブルガリアで2番めに大きな修道院、バチコヴォ修道院とアセン要塞です。プロブディフから日帰りで行って来ました。

バチコヴォ修道院までのアクセス

プロブディフのバスターミナル

バチコヴォ修道院はプロブディフの南、約30kmのところにあります。

プロブディフからバチコヴォ修道院へはミニバスが運行しています。プロブディフ街中心の南、鉄道駅に近いところにある南バスターミナル(Bus station Rodopi, Plovdiv)から出ます。スモリャン(Smolyan/Смо̀лян)行きのバスに乗り、バチコヴォで途中下車します。

バチコヴォ修道院行きのミニバス

朝一番の便は午前9時なので、これで行くことにしました。バスは1番プラットフォームからでます。バスの切符は車内で直接運転手現金払いして購入します。バチコヴォ修道院までの運賃一人7レフでした。

ミニバスの切符

30kmの距離で一人7レフとは、ちょっと高いなと思ったのですが、切符は公式っぽいチケットでQRコードも印刷されています。ボッタクリではないと思うのですが、疑惑は消えません…。

バチコヴォ修道院見学

バチコヴォ修道院の入口

ともかく、ミニバスは予定通りに午前9時に出発しました。ほぼ満席です。30分くらいでバチコヴォ修道院に着き、参道の目の前で下車できました。参道には土産物店やカフェが軒を連ねており、活気がありました。ちょうど日曜日の朝だったので、これらもっと忙しくなるのでしょう。すでに多くの参拝者が修道院へ向かって歩いていました。

バチコヴォ修道院のゲート

ゆるやかな坂道を上がって行くと、広い駐車場があり、修道院のゲートが見えてきました。日曜ミサが行われているようで、本堂のミサがスピーカーを通して外へも放送されていました。

バチコヴォ修道院(Bachkovo Monastery “Uspenie Bogorodichno”)について

バチコヴォ修道院メインの建物

東方正教の修道院。ビザンチン、グルジア、ブルガリアの文化が独特に融合している点が特徴的です。1083年にジョージア人主体の正教会修道院として建てられました。トルコ軍による侵略の際に破壊されましたが、15世紀末に修復されています。

最も古い部分の一つは納骨堂で、修道院のメインの建物から300mほど離れた場所にあります。

食堂の外壁に描かれたフラスコ画は「パノラマ」壁画として、修道院の歴史を鮮やかに描写しています。

アセン要塞までヒッチハイク

バチコヴォ修道院前のバス停

バチコヴォ修道院の見学が終わったら、次はアセン要塞です。アセン要塞はバチコヴォからプロブディフまでの途中にあり、バチコヴォ修道院からアセン要塞までは約10kmです。

歩くのはちょっと無理ですが、バスもそれほど頻繁にはありません。手っ取り早いのがヒッチハイクということで、バチコヴォ修道院前のバス停近くで、ヒッチハイクしてみました。

アセン要塞まで乗せてくれた車

しばらくして停まってくれたのはトヨタ車。親切なブルガリア人運転手がアセン要塞の登り口まで送ってくれました。

アセン要塞(Asen’s Fortress/Асенова крепост)見学

アセン要塞への坂道上り口

アセン要塞まで2kmと書かれた大きな看板が、アセン要塞へのアクセス道入口になります。ここから2kmの距離ですが、上り坂ですので時間がかかります。道はきれいに舗装されていて、勾配もそれほど急ではありませんでした。でも、夏場日中は暑くなるので、できれば午前中に上るのが良いと思います。上まで車で行くこともできます。

坂の途中から見るアセン要塞

くねくねと坂道を上って行く途中で、だんだんと要塞がはっきり見えてきました。

アセン要塞の展望台

頂上のアセン要塞入口横にチケット売り場があります。アセン要塞の入場料は一人4レフです。

ただ、前評判によると、中に入っても特に見るものはなく、外から見る要塞の姿が素晴らしいということで、私たちは入場しませんでした。

チャペルへの道

アセン要塞の向かい側に小道があり、「チャペル」と表示されていたので、そっちを見学してみることにしました。

チャペル

チャペルへの道は歩行者しか入れない下り坂です。さらに階段を下りてチャペルへたどり着くことになりますが、チャペルもしょぼい…。なんということはなく、でも無料だから文句はいいません。そのまま来た道を戻りました。

アセン要塞(Asen’s Fortress/Асенова крепост)について

崖の上に建つアセン要塞

アセン要塞は海抜279mにあり、この地域には古代ローマ時代および初期ビザンチン時代にはすでに人の定住がみられています。アセン要塞の重要度が高まったのは中世で、13世紀に大幅に改修されました。 現存している外側の城壁は高さ3mですが、もともとはは高さ9~12mであったことがわかっています。

アセンからプロブディフへの帰り方

アセンのバスターミナル

アセン要塞見学の後はプロブディフの街へ戻ります。プロブディフまでの距離は約20km。理想的なのはアセン要塞の入口からプロブディフまでヒッチハイクできればよかったのですが、今回はなかなか停まってくれる車がありませんでした。飲水も買いたかったので、とりあえず近くの街まで歩くことにしたのです。

最寄りの街はアセノヴグラト(Asenovgrad)で、約2kmの距離ですから苦痛ではありません。街で飲料水を買ったあと、プロブディフまでは電車もあるはずだからと、鉄道駅まで歩くことにしました。ところが鉄道駅の手前にバスターミナルがあり、ちょうどミニバスが停まっていたのです。ミニバスは5分もしないうちに発車しました。プロブディフまでのバス料金は一人2レフ。20分ほどで、プロブディフのYugバスターミナル(プロブディフ駅の斜向かい)に着きました。

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