ブルガリアの首都、ソフィアには1泊して観光しました。プロブディフでは歴史的観光スポットをたくさん見てまわりましたが、ソフィアにも興味深い観光地や美しい建造物が多く残されています。
ソフィアの街歩きで見つけた観光スポットと見どころを紹介します。
- ソフィア(Sofia)について
- アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(St. Alexander Nevsky Cathedral)
- 聖ソフィア聖堂(St. Sofia Church)
- 国立オペラバレエ劇場(Opera and Ballet Sofia)
- 奇蹟者聖ニコライ聖堂 (Church of St. Nicholas the Miracle-Maker)
- 王宮国立美術館(The Palace – National Art Gallery)
- 国立考古学博物館 (National Bulgarian Archeological Museum)
- 市民庭園(City Garden/Градска градина)
- イヴァン・ヴァゾフ国立劇場 (Ivan Vazov National Theater)
- スヴェティセドモチスレニツィ教会(Church of Sveti Sedmochislenitsi)
- ソフィア裁判所(Sofia City Court)
- 聖ネデリャ教会 (St. Nedelya Church)
- 聖ゲオルギ聖堂 (St. George Rotunda Church)
- 国民議会 (National Assembly of the Republic of Bulgaria)
- 聖ペトカ教会 (Saint Petka Church)
- セルディカ古代遺跡群(Serdica ancient complex)
- バーニャバシモスク(Banya Bashi Mosque)
- ソフィアシナゴーグ(Sofia Synagogue)
- ソフィアの宿泊施設
ソフィア(Sofia)について
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ソフィア(Sofia)は、 ブルガリアの首都で最大の都市です。 国の西部、バルカン半島の中央に位置し、黒海とアドリア海の中間、エーゲ海にも近いです。
ソフィアの歴史は古く、人の定住は紀元前7000年にまで遡ることができます。ソフィア市内には古代の遺跡が点在しており、地下鉄や地下道など、至る所に展示されています。人口は約124万人(2017年)で、欧州連合で14番目に大きな都市です。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(St. Alexander Nevsky Cathedral)
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ブルガリア正教の大聖堂であり、ソフィアのランドマークとなっています。ネオビザンチン様式で建てられたこの教会は、3,170平方メートルの広さがあり、5,000人を収容できる規模です。露土戦争中に死亡したロシア兵士を追悼して建設された大聖堂で、1912年に完成しました。
遠くからでもひときわ目立つ大聖堂ですが、近くに立つとそのボリュームに圧倒されます。教会での撮影は有料となっており、一人10レフ請求されます。スマホで撮影しても料金を徴収されますので、ご注意ください。夜にはライトアップされます。
聖ソフィア聖堂(St. Sofia Church)
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建てられたのは4世紀で、ソフィアにある最古の教会です。都市名の「ソフィア」はこの教会名が由来となっています。16世紀のオスマン帝国時代には、モスクに改装されましたが、19世紀になってモスクは放棄されました。
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この場所は、古代の墓地遺跡があった土地であり教会の下や近くで多くの墓が発掘されています。 派手な装飾が少ない教会内部は広々としていて、落ち着いた雰囲気があります。
国立オペラバレエ劇場(Opera and Ballet Sofia)
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オペラとバレエを扱うブルガリアの国立文化施設で、1921年に設計されました。街中の周辺に建物や道路が混み合っているエリアにあり、美しい建造物ですが、写真撮影はいささか困難です。
奇蹟者聖ニコライ聖堂 (Church of St. Nicholas the Miracle-Maker)
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ソフィアの中心部に位置するロシア正教の教会です。オスマン帝国統治の終了後、破壊されたサライモスクの跡地に建てられもので、1914年に完成しました。金色のドームが印象的な建造物です。
王宮国立美術館(The Palace – National Art Gallery)
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1882年に王宮として建てられました。第二次世界大戦後、ブルガリア王制が廃止された後、国立美術館として所蔵されていた作品が保存され、現在5万点以上のブルガリア美術品を収蔵しています。
国立考古学博物館 (National Bulgarian Archeological Museum)
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1494年に完成した、市内最大かつ最古の旧オスマン帝国モスクの建造物です。博物館として開館したのは1905年のことです。中央ホール、先史時代、中世、宝物、および特別企画展の 5 つの展示ホールがあり、考古学的資料を展示しています。
市民庭園(City Garden/Градска градина)
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ソフィア市中心にある、ブルガリア最古の公共庭園です。オスマン帝国統治時代の末期に整備され、その後何度も再編成されています。国立劇場に面しており、市民の憩いと集いの場となっています。
イヴァン・ヴァゾフ国立劇場 (Ivan Vazov National Theater)
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国内最古の劇場であり、首都ソフィアの重要なランドマークの1つです。 正面エントランスはシティガーデンに面しています。1906年に完成し、翌年開館されました。その後何度か再建されています。
750席のメイン劇場の他に、120席の小劇場と70席のステージとがあります。
スヴェティセドモチスレニツィ教会(Church of Sveti Sedmochislenitsi)
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ブルガリア正教の教会です。 オスマン帝国のモスクとして1547年に建てられた、通称「ブラックモスク」を20世紀初頭に改装したものです。中央ドームはモスク時代のドームが温存されました。前庭はよく手入れされており、写真映えします。
ソフィア裁判所(Sofia City Court)
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1940年に完成した4階建ての建造物です。5つの大きな門と12本の柱で構成されたファサードは存在感があり、外装はローマ様式とビザンチン様式の折衷装飾が施されています。法定24室の他に図書館と銀行ホールも含まれています。
聖ネデリャ教会 (St. Nedelya Church)
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この東方正教会大聖堂の初期の歴史は明確ではありませんが、おそらく10世紀に建てられたと考えられています。当時は石の基礎の上に木造建築で建てられていましたが、19世紀半ばに改装が始まり1863年に完成しました。アーチを多用した建築と中央のガラス小窓が埋め込まれたドーム印象的です。
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教会内の壁画装飾は1970年代に完成されました。
聖ゲオルギ聖堂 (St. George Rotunda Church)
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赤レンガで作られたこの建物は、4世紀初頭にローマ浴場として建設されたものがビザンチン帝国時代に教会となったものです。ソフィア市の建築物の中で最古の建物だとみられています。
近代的な建物に囲まれた中に建っていますが、敷地内に入って見学できます。
国民議会 (National Assembly of the Republic of Bulgaria)
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ブルガリア共和国の一院制議会および立法機関です。白く美しい姿は、遠くからもよく目立ちます。国民議会の本館はその歴史的重要性のため、文化的建造物に指定されています。
聖ペトカ教会 (Saint Petka Church)
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11世紀のブルガリア聖人、聖ペトカに捧げて建てられた、中世のブルガリア正教会です。セルディカ古代遺跡の近く、掘り下げられた地面に建っており、壁は石とレンガでできています。内部には床モザイクがあると聞きましたが、残念ながら私たちが訪れたときは施錠されていて入れませんでした。
セルディカ古代遺跡群(Serdica ancient complex)
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建築中に見つかった、古代ローマの都市セルディカの遺跡が、保護用のガラス屋根の下で一般公開されています。 紀元1世紀から6世紀頃までの教会建物、鉱泉、上下水道などが見つかっています。聖ペトカ教会周辺から国民議会へ向かう地下道に展示されています。地下部分は上がガラス張りになっているため、夏の日中はけっこうな暑さになります。じっくり見学したい場合は涼しい時間帯を狙って行くのがおすすめです。
バーニャバシモスク(Banya Bashi Mosque)
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オスマン帝国時代の1566年に建てられ、ソフィア市内で唯一現在においても機能しているモスクです。「バニョ」にはトルコ語で「浴場」という意味があり、天然温泉の上にモスクが建てられています。このエリアには教会、モスク、シナゴーグが所狭しと建ち並んでおり、ソフィアの宗教に対する寛容さを感じさせられました。
ソフィアシナゴーグ(Sofia Synagogue)
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1909年に開館されたソフィアシナゴーグは、最大で1,300人を収容できる規模であり、ヨーロッパで3番目に大きなシナゴーグです。その大きさは遠目からも確認できます。ブルガリアにはこの他にプロブディフにもシナゴーグがありますが、ソフィアシナゴーグには国内最大のシャンデリアがあるそうです。
上の画像は午後に撮影したものですが、逆光なってしまいました。午前中の方がきれいに撮影できると思います。
ソフィアの宿泊施設
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ソフィアではBudapest Diginal Nomad Friendly Top Centre Aptを利用しました。アパートメントなので、看板等は出ておらず、オンラインで予約する必要があります。
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キッチン付きのスタジオタイプの部屋で、調理道具や基本調味料が揃っているので、すぐに料理することができました。長期滞在にもピッタリですが、人気があるようで、私たちは連泊できませんでした。早めに計画的に予約するのがおすすめ。
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