歴史的な見どころが満載だったプロヴディフ(Plovdiv)を後にし、私たちはブルガリアの首都ソフィア(Sofia)に到着し、1泊2日の弾丸観光を楽しみました。
ソフィアは紀元前7000年まで遡る長い歴史を持つ、ヨーロッパでも指折りの古都です。この街の面白いところは、地下鉄の工事中に出てきた1〜6世紀のローマ時代の遺跡(セルディカ)が、そのまま駅の構内や地下道にむき出しで展示されている点。さらに、歩いて数分の距離に正教会、イスラム教のモスク、ユダヤ教のシナゴーグが共存しており、ソフィアという街の「宗教に対する寛容さ」を肌で感じることができます。
私たちが実際に街を歩いて見つけた、ソフィアの魅力的なスポットを余すことなくご紹介します!
- ソフィア(Sofia)について
- 1. アレクサンダー・ネフスキー大聖堂(St. Alexander Nevsky Cathedral)
- 2. 聖ソフィア聖堂(St. Sofia Church)
- 3. 国立オペラ・バレエ劇場(National Opera and Ballet Sofia)
- 4. 聖ニコライロシア教会(Church of St. Nicholas the Miracle-Maker)
- 5. 旧王宮・国立美術館(The Palace – National Art Gallery)
- 6. 国立考古学研究所・博物館(National Bulgarian Archeological Museum)
- 7. 市民庭園(City Garden)
- 8. イヴァン・ヴァゾフ国立劇場(Ivan Vazov National Theatre)
- 9. スヴェティ・セドモチスレニツィ教会(Church of Sveti Sedmochislenitsi)
- 10. ソフィア市裁判所(Sofia City Court)
- 11. 聖ネデリャ教会(St. Nedelya Church)
- 12. 聖ゲオルギウス聖堂(St. George Rotunda Church)
- 13. ブルガリア共和国国民議会(National Assembly of Bulgaria)
- 14. 聖ペトカ地下教会(Saint Petka Church)
- 15. セルディカ古代遺跡(Serdica ancient complex)
- 16. バニャ・バシ・モスク(Banya Bashi Mosque)
- 17. ソフィア・シナゴーグ(Sofia Synagogue)
- ソフィアのおすすめ宿:キッチン付きでノマドに最高なアパートメント
- 次の目的地へ移動しますか?
ソフィア(Sofia)について

ソフィア(Sofia)は、 ブルガリアの首都で最大の都市です。 国の西部、バルカン半島の中央に位置し、黒海とアドリア海の中間、エーゲ海にも近いです。
ソフィアの歴史は古く、人の定住は紀元前7000年にまで遡ることができます。ソフィア市内には古代の遺跡が点在しており、地下鉄や地下道など、至る所に展示されています。人口は約124万人(2017年)で、欧州連合で14番目に大きな都市です。
1. アレクサンダー・ネフスキー大聖堂(St. Alexander Nevsky Cathedral)

ソフィアの絶対的なランドマークといえば、このブルガリア正教会の大聖堂です。露土戦争で亡くなったロシア人兵士を追悼するために1912年に完成したネオ・ビザンティン様式の建築で、内部は5,000人を収容できるという圧倒的なスケールを誇ります。
旅行者への超重要注意点: 遠くから見ても素晴らしいですが、近くに立つとその大きさに圧倒されます。ただし、内部の写真を撮るには10レヴァ(約800円)の撮影許可代が必要です。「スマホのカメラでちょっと撮るだけ」でもしっかり料金を徴収されるので注意してください。夜は美しくライトアップされます!
2. 聖ソフィア聖堂(St. Sofia Church)

アレクサンダー・ネフスキー大聖堂のすぐ近くにある、4世紀に建てられたソフィア最古の教会です。実は「ソフィア」という都市名自体、この教会に由来しています。16世紀のオスマン帝国支配下ではモスクに改造された歴史もあります。

豪華な装飾をあえて削ぎ落とした内部は、広々としていて非常に厳かな空気が流れています。教会の地下には古代の広大な墓地が眠っており、発掘された遺構を見学することができます。
3. 国立オペラ・バレエ劇場(National Opera and Ballet Sofia)

1921年に設計された、ブルガリアを代表するオペラとバレエの最高峰の劇場です。街の中心部、建物や道路が少し密集したエリアに建っているため、建物自体は非常に美しいのですが、カメラの画角に収まりきらず少し写真が撮りにくいかもしれません。
4. 聖ニコライロシア教会(Church of St. Nicholas the Miracle-Maker)

ソフィアの中心部にひときわ輝く、まるでおとぎ話に出てくるような外観のロシア正教会です。1914年に完成した建物で、きらびやかな黄金の玉ねぎ型ドームと、美しい色タイルの屋根が街並みに映えます。もともとはオスマン帝国時代のモスクが壊された跡地に建てられました。
5. 旧王宮・国立美術館(The Palace – National Art Gallery)

1882年に王宮として建てられた重厚な建築です。第二次世界大戦後にブルガリアの君主制が廃止された後は国立美術館として生まれ変わり、現在は5万点以上のブルガリア美術のコレクションが大切に保管・展示されています。
6. 国立考古学研究所・博物館(National Bulgarian Archeological Museum)

1494年に完成した、ソフィア市内に残るオスマン帝国時代の「最も古く最大のモスク」の建物をそのまま利用しています。1905年に博物館としてオープンし、現在は先史時代、中世、秘宝などの5つの展示室で貴重な発掘品を見ることができます。
7. 市民庭園(City Garden)

ソフィアで最も古い伝統あるパブリックガーデンで、地元の人たちがベンチで休んだり、青空チェスを楽しんだりする憩いの場です。オスマン帝国の末期に造園され、その後何度も改修を重ねて現在の美しい姿になりました。
8. イヴァン・ヴァゾフ国立劇場(Ivan Vazov National Theatre)

市民庭園の目の前に堂々と佇む、鮮やかな赤と白のコントラストが美しい、ブルガリアで最も古い歴史を持つ劇場です。ソフィアを代表する重要なランドマークの一つで、750席のメイン劇場のほか、小劇場も備えています。
9. スヴェティ・セドモチスレニツィ教会(Church of Sveti Sedmochislenitsi)

1547年にオスマン帝国のモスク(通称:黒いモスク)として建てられ、20世紀初頭にブルガリア正教会の教会へと改装されたユニークな歴史を持ちます。中央の大きなドームはモスク時代のものがそのまま残されています。前庭が綺麗に整備されていて非常にフォトジェニックです。
10. ソフィア市裁判所(Sofia City Court)

1940年に完成した4階建ての建物で、正面に並ぶ5つの大きな門と12本の巨大な柱が強い存在感を放ちます。ローマ様式とビザンティン様式が混ざり合った重厚な外観が特徴で、内部には24の法廷や図書館、銀行などが入っています。
11. 聖ネデリャ教会(St. Nedelya Church)

起源は10世紀まで遡ると言われる歴史ある大聖堂です。当時は石の土台に木造の建物でしたが、19世紀半ばに本格的な改修が始まり、1863年に完成しました。美しいアーチ構造と、中央に小さなガラス窓がはめ込まれたドームが印象的な建築です。

内部の見どころ: 天井から壁まで隙間なく描かれた、1970年代完成の美しいフレスコ画(壁画)の装飾は圧巻の一言です。
12. 聖ゲオルギウス聖堂(St. George Rotunda Church)

大統領府や高級ホテルに囲まれた、中庭のようなくぼ地にひっそりと佇む、赤レンガ造りの円形教会。4世紀にローマ公衆浴場として建てられた後、ビザンティン帝国時代に教会に改装されたもので、ソフィア市内に現存する「最古の建物」と言われています。近代的なビルに挟まれた古代の遺構は一見の価値ありです。
13. ブルガリア共和国国民議会(National Assembly of Bulgaria)

ブルガリアの一院制議会が行われる立法機関の建物です。遠くからでもパッと目を引く、白く美しい外観が特徴。その歴史的な重要性から、建物自体が文化財(指定文化遺産)として登録されています。
14. 聖ペトカ地下教会(Saint Petka Church)

11世紀の聖人を祀った、中世の小さなブルガリア正教会です。ローマ遺跡セルディカの窪地にちょこんと建っており、石とレンガを積み上げた独特の分厚い壁が印象的です。内部には美しい床モザイクがあるそうなのですが、私たちが訪れた時は残念ながら鍵が閉まっていて入れませんでした。
15. セルディカ古代遺跡(Serdica ancient complex)

ソフィアの地下鉄「セルディカ(Serdica)」駅の工事中に偶然発見された、古代ローマ都市セルディカの広大な遺跡。現在は、地下道の上に巨大なガラスの屋根が設置され、1〜6世紀の住居跡や給排水システム、教会などを無料で見学できます。
夏の観光アドバイス: この地下遺跡エリアは上部がガラス張りになっているため、夏の昼間はまるで温室のように猛烈に暑くなります! じっくり見学したい場合は、比較的涼しい午前中か夕方以降に訪れるのが強くおすすめです。
16. バニャ・バシ・モスク(Banya Bashi Mosque)

1566年のオスマン帝国時代に建てられ、現在もソフィアで唯一稼働しているモスクです。「バニャ」はトルコ語で温泉を意味し、なんと天然温泉の上に建てられています。このエリアは教会、モスク、シナゴーグが目と鼻の先に並んでおり、ソフィアという街の宗教的な寛容さを象徴しています。
17. ソフィア・シナゴーグ(Sofia Synagogue)

1909年に開堂した、ヨーロッパで3番目の規模を誇る巨大なユダヤ教会堂(シナゴーグ)です。最大1,300人を収容できる大きさを誇り、ブルガリア国内で最大のシャンデリアが設置されています。
撮影のプチヒント: シナゴーグは西を向いているため、午後に行くと完全に逆光になってしまいます。綺麗な外観の写真を撮りたいなら、午前中の訪問がベストです!
ソフィアのおすすめ宿:キッチン付きでノマドに最高なアパートメント

ソフィアでの1泊は、ホテルではなく「Budapest Digital Nomad Friendly Top Centre Apt」というアパートメントに滞在しました。

- 部屋の様子: スタジオタイプ(ワンルーム)の部屋ですが、自炊用の調理器具や基本的な調味料が完璧に揃った綺麗なキッチンが付いています。外食に疲れたバックパッカーや、長期滞在のデジタルノマドにはこれ以上ない環境です。
- 注意点: 通常のアパートなので、建物の外にホテルのような看板はありません(ネットでの事前予約とセルフチェックインが必要)。非常に人気が高く、私たちが連泊しようとした時にはすでに満室でした。ソフィア行きが決まったら早めの予約が必須です!
次の目的地へ移動しますか?
ソフィアの重厚な歴史と建築をたっぷり堪能した私たちは、バックパックを背負い、次なる目的地へと向かいました。
次は、ブルガリア観光のハイライトでもある「中世の断崖絶壁の街」ヴェリコ・タルノヴォへのバス移動です。当日まさかの満席トラブルに見舞われたリアルな体験談や、切符の買い方のコツを以下の記事で詳しく解説しています!
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