ベトナム、ホーチミンから陸路でカンボジア、プノンペンまで国境越えしました。ベトナム側はモックバイ(Moc Bai)、カンボジア側はバヴェット(Bavet)国境イミグレーションを通ります。
ホーチミンからはカンボジアのプノンペンやシェムリアップまでの国際バスがたくさん運行しています。
ツアー会社で申し込める国際バスは便利で快適ですが、その分高くつきます。それで私たちは、自力で交通機関を乗り継ぎ、国境越えを試してみることにしました。
市内からアンスオンバスターミナルへ移動
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ホーチミン市から近いカンボジアとの国境チェックポイントは、タイニン(Tay Ninh)からカンボジアのトラパンフロン(Trapang Phlong)へ抜ける道と、モックバイ(Moc Bai Border)からバヴェット(Bavet)を通過してプノンペンまで行く方法とがあります。もちろん、プノンペンへ抜けるルートのほうがよく知られています。
タイニン、あるいはモックバイ国境のいずれへも、アンスオン(An Suong)バスターミナルからバスが出ています。アンスオンバスターミナルは市中心から約15kmの距離ですが、いつも混み合うホーチミンの道路ですので、車で45分くらいかかります。
私たちは、ホーチミン市内のダウンタウン、Pham Ngu Lao地区に滞在していました。9月23日公園(September 23rd Park)の西にあるバスストップから出ている04番バスでアンスオンバスターミナルへと向かいます。
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アンスオンバスターミナルまでは、一人6,000ドンでした。
モックバイ国境までのバス
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4番バスに乗ってアンスオンバスターミナルに着いたのは午前9時45分。バス所要時間はおよそ1時間でした。
チケット売り場の3番カウンターでチケットを購入します。10時10分のバスがあるというので、これに乗ります。料金は一人100,000ドン。
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バスの切符には座席番号が印字されていますので、それに従って乗り込むことになります。
チケットカウンターの前は待合い室になっていて、切符購入後、そこで待つようにいわれました。出発10分前くらいになると、バインダーを手にした運転手がやって来て、バス乗り場へ案内してくれました。
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モックバイ行きであることを確認してついて行きます。
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バスは16人乗りのミニバンで、荷物スペースはあまりありません。座席番号に従って乗車します。バスは予定時刻通り出発しました。
モックバイ国境手前で昼食
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アンスオンバスターミナルからモックバイ国境チェックポイントまではおよそ60kmです。前情報ではモックバイまで約2時間ということでしたが、実際は1時間半で到着しました。
といっても国境イミグレーションではなく、1.5km手前の交差点で下ろされます。バスを降りるとバイクタクシーの運転手がたくさんいるので、これでイミグレーションまで行くことも可能です。
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私たちは、交差点近くのお店で昼食を食べてからイミグレーションへ歩いて行きました。イミグレーションまでおよそ徒歩20分です。
モックバイ国境チェックポイントでベトナム出国手続き
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ベトナム側のイミグレーションで出国手続きを行います。ビルの中にはコーヒーショップが入っていて、リラックスした雰囲気でした。
入口で荷物をスキャンしたあと、パスポートコントロールでパスポートに出国スタンプを押してもらいます。
出国手続き完了したら歩いて国境を越え、カンボジア側のイミグレーション入国手続きを行います。
バヴェット国境チェックポイントでカンボジア入国手続きとアライバルビザ取得
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カンボジア側ではまずアライバルビザを取得します。イミグレーション建物の右手にビザサービス(Visa Service)と書かれたブースがあるので、そこでアライバルビザの申請を行います。
窓口でビザ取得希望を伝えると、アライバルカードが手渡されます。それに記入して、パスポートと手数料を合わせて提出します。手数料は一人35米ドルでした。
しばらく待って、ビザが貼られたパスポートを受け取ったら、イミグレーション建物へと進みます。
パスポートコントロールの手前で再びアライバルカードを記入するようにいわれました。必要事項を記載し、パスポートといっしょに入国管理官へ提出します。
入国スタンプを押してもらったら出口の方へ進みましょう。税関ブースがありますが、申告するものがない私たち素通りしました。
これでカンボジア入国です!
カンボジアでは米ドルがそのまま使えるので、両替は気にせず移動することにしました。
プノンペンまでの移動
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バヴェット国境チェックポイントからプノンペンまでは170kmほどあります。プノンペンまでのバスも運行していますが、私たちは乗合タクシーで行くことにしました。
イミグレーションを出て少し歩くと、複数の車が停まっています。プノンペンから国境チェックポイントまで客を乗せてきた乗合タクシーです。バスよりも快適にプノンペンまで移動できそうなので、これを利用することにしました。
運転手の言い値はプノンペンまで、二人で60米ドル。交渉して二人で17米ドルまで下がったので、乗り込みました。すでに3人の乗客が乗っていて、私たち乗るとすぐに発車しました。このときの時刻は、午後1時間半。
プノンペン到着
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プノンペンに到着したのは、夕方5時頃でした。到着といっても、私たちが行きたかったロイヤルパレス付近まで5km以上離れた場所で車を降りることになり、そこからはトゥクトゥクで格安ゲストハウスが並ぶ、メコン川沿いの地域まで移動しました。
トゥクトゥクは交渉して、10,000リアルでした。
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