ジョージアのトリビシからアルメニアの首都、エレバンまでは国際列車が運行しています。
私たちはこの列車の寝台車で国境超えしました。
トリビシ-エレバン間をつなぐ鉄道旅について、体験談をシェアします。
ジョージア、トリビシからアルメニア、エレバンまでの寝台列車の切符を購入
トリビシとエレバンをつなぐ国際列車は、この記事投稿時点では、2日に一本往復しています。夏の旅行繁忙期になると、もっと頻繁に運行されるのかもしれません。
国際列車の切符は、各鉄道駅で購入できるようです。私たちはゴリの鉄道駅で切符を購入しました。
座席の場合は70ラリ、寝台は120ラリといわれました。
ジョージアの物価から考えると、120ラリはちょっと高いなと感じましたが、仕方ありません。
寝台を上下ベッド1台ずつ購入しました。
トリビシを夜20時20分に出発し、エレバンには翌朝6時55分到着予定です。
切符を購入するときにパスポートの提示を求められました。
切符には名前、パスポート番号、車両番号と寝台番号等が記載されています。
ちなみに、国際列車であるにもかかわらず、クレジットカードは使えず、現金で支払う必要がありました。
トリビシ鉄道駅でエレバン行きの国際列車に乗り込む
トリビシの鉄道駅で列車に乗り込みます。
トリビシ鉄道駅はビルの3階になりますが、その上にはフードコートがあります。
食べられるものは限られますが、同じビル内のスーパーにもたいした食べ物は売っていません。
食事は前もって用意しておくのがベストかもしれません。
電光掲示板にはプラットフォーム3と表示されていました。
私たちがプラットフォームに降りたのは出発30分前にくらいでしたが、すでに列車はプラットフォームに入っていました。
切符に印刷されている車両番号に従って、列車に乗り込みます。車両に乗る際にチケットを係員に提示しましょう。
ジョージア-アルメニア国際列車に乗ってみた!
私たちの寝台車は一つのコンパートメントに4つのベッドがありました。
列車は新しい車両で、トイレ、シャワー、給湯所、ゴミ分別場などがあります。
ベッドの脇には、服などをかける場所、読書灯、電気プラグ、USB充電、手すりがあります。
詳しくは動画に撮ってみたので、ご覧ください。
列車は定刻通り20時20分に出発しました。
列車が出ると、スタッフによる切符のチェックがあります。
切符はそれぞれ2枚で1組になっているので、一枚をスタッフが切り取り、一枚が自分の控えになります。
私たちのコンパートメントには他に2人のロシア人観光者が同乗していましたが、車両担当のスタッフから「二人だけのコンパートメント」をオファーされました。
同乗していたロシア人が通訳してくれたんですが、追加料金で150ラリ払えば二人だけの個室を用意してくれるそうです。丁重にお断りしました。
外はすでに真っ暗なので、車窓からの眺めは楽しめませんが、ぐっすり眠れそうです。
ジョージア出国手続き
夜10時頃、列車が停車して、ジョージア出国手続きが始まりました。
車両ごとに乗客が全員下車して、パスポートチェックを受けます。
10月下旬の夜ですのでちょっと寒かったですが、幸いそれほど長く外で待たされることはありませんでした。
しかし、すべての乗客が出国手続きを済ませるまで、1時間位待たされました。
その間、列車はホームを出ることもできず、アルメニア側の入国手続きが終わるまで、私たちは眠ることができないのです。
アルメニア側の入国手続き
結局、列車が出たのは23時をとっくに過ぎた時刻でした。それからしばらく走ったのち、今度はアルメニア側の入国手続きです。
アルメニアの入国手続きでは、車外に降りる必要はなく、入国審査官が列車に乗って来てパスポートをチェックしました。
その順番を待っている間に、車掌からシーツと枕カバーをもらいました。
ベッドを組み立てて、シーツをかけ、寝床を準備します。
私たちのパスポートチェックが終わったのはちょうど深夜、日付が変わったころでした。やっと、就寝です。
アルメニア、エレバン到着
アルメニア駅には定刻通り、朝6時55分に着きました。
まだ朝早いので、外は暗いです。
全体的な感想としては、車両施設そのものは良いのですが、出国入国手続きで就寝できないのがしんどかったです。
アルメニアからジョージアへの帰りの便は寝台車にするかミニバスにするか、微妙です。
コメント
こんにちは!列車の旅、いいですね!ですが、夜遅くの出入国手続きは辛いですね。それでも、ご主人との旅、素晴らしい思い出になること間違いないと思います。これからもブログ書き続けてくださいね。楽しみにしています。