カンボジアのクメール正月を避けてベトナムへと国境越えしてきたものの、次の目的地をどうするか考えていました。
その結果、ゴールデンウィーク前の比較的安い時期を狙って日本へ行くフライトを取ったのです。
ホーチミン市(サイゴン)発のフライトなので、ハティエンからホーチミン市まで移動しなくてはなりません。
ハティエンからホーチミン市までの移動

ハティエンはカンボジアとの国境の街ですが、Phu Quoc島への玄関口となっているので観光客は少なくありません。大都市ホーチミン市へのアクセスも複数のバス会社からバスが運行していて便利です。
ベトナムのバス会社の中でも大手で信頼度が高いFUTA(ベトナム語ではPhương Trang)を利用するつもりで、バスターミナルへ行ってみることにしました。
ハティエンのバスターミナルは大橋を渡った南側にあります。大橋は交通量が多く歩道が設置されていないため少し戸惑いましたが、向こう側に行くにはこの橋を渡るしかありません。てくてくと歩いて渡り、街中心から2km離れたバスターミナルに着きました。

建物の中に入るとバス会社のカウンターが並んでいますが、人気がありません。

ずらっと並んでいるブースの端に、FUTA窓口がありました。ところが中には誰もいなくて、貼り紙があります。


FUTAの切符売り場は別の場所にあるようです。バスターミナルの中へ入っていけと示唆されているので、奥へ進んでみました。

バスターミナルの建物を通過し、バスが停まっている広場に出ると、FUTAのオレンジ色のバスが見えてきました。その近くに独立した建物でFUTAのオフィスがあります。

壁にはホーチミン市行きのバス時刻表がありました。チケット価格は一人205,000ドン、所要時間は8時間と明記されています。
カウンターで翌日午前8時半のバスに乗りたいというと、8時半ではなく、8時20分のバスになるといわれました。昼間のバスですが寝台車になります。
ベッド席は下段ベッドを指定しました。
さらに、翌朝ゲストハウスまでの迎えについて聞いてみると、無料で手配してくれるといいます。宿泊しているゲストハウスの名刺を見せると、受付の女性はすぐに理解したようです。

料金を払い、切符を発行してもらいました。切符の左側にゲストハウスの名前が記載されています。翌朝午前7時40分にゲストハウスまで迎えに来てくれるそうです。素晴らしいサービスです。
ゲストハウスからバスターミナルまでの移動

翌朝、チェックアウトしてホテルの玄関で待っていると、7時45分ごろにFUTAの会社ロゴが入ったミニバンがやってきました。
私たちの他に、一人地元の男性客を乗せただけで、ミニバンは大橋を渡りバスターミナルへと向かいました。
ミニバンに乗って数分でバスターミナルに到着しました。前日に切符を購入したオフィスです。
オフィスに入ってカウンターでチケットを提示すると、職員の方がゲストハウスの名前が入った紙をとって代わりにバスの車両番号が入った紙に差し替えました。
車両番号の車はオフィスの眼の前に停まっていました。
ハティエンからホーチミン市行きの寝台バス乗車

待ち合いで少し待っていると、受付の女性がやってきて、チケットを確認。バスに乗るようにいわれました。
寝台バスは土足禁止なので、靴を脱いで乗車します。女性が入り口で苦労プラスチック袋を配ってくれるのでそれに脱いだ靴を入れて乗り込みます。

寝台ベッドは三列の二段ベッドです。間隔はかなり狭いですが、満席ではないので、それほど窮屈でもありません。
ベッドはリクライニングできますが、全くの平らにはならないデザインです。

外で待っている乗客の状況から絶対満席にはならないとわかっていたので、上部ベッドにバックパックを置かせてもらいました。
発車までの間に小さなボトル入り飲料水とウエットティッシュが配られました。
ホーチミン市へ向けて定刻通り発車
出発予定時刻は午前8時20分。バスは定刻通り発車しました。
私たちを含めて乗客は3人。他にバス会社の職員が二人と運転手のみです。空いているベッド席にボトル飲料水が数カ所置かれているので、途中で乗ってくる人がいるのでしょう。
トイレとランチ休憩
ハティエンのバスターミナルを出たバスは海岸沿いに南東へ向かいました。Rach Giaのバスターミナルで停車したのは午前10時半すぎです。
トイレ休憩を兼ねての停車ですが、ここで乗ってくる人がいるので発車時刻の11時を待って出発した感じでした。
その次はランチ休憩です。12時半頃、主にテイクアウト用の食べ物を売る小店が並ぶ休憩所に停まりました。

レストランではありませんが、いろいろなローカルの食べ物が売られています。価格は普通だと思いました。

バンミーは小さいサイズですが、中身が詰まっています。その他にココナッツ風味の蒸しもち(15,000ドン)と紫もち米のココナッツ添え(10,000ドン)を買いました。バスは15分くらい停車して出発しました。
ホーチミン(サイゴン)到着

バスは午後4時頃ホーチミン市のFUTAバス会社車庫に到着しました。私たちは南バスターミナルへ行きたいので、そのままバスの中で待機。
しばらく待っていると再びバスが動き出し、午後4時半頃、ホーチミン市の西バスターミナル(Ben Xe Mien Tay)へ到着しました。
コメント