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世界遺産の街ベルガマ観光:ギリシャ−ローマ時代の都市遺跡見学

トルコ

古代ギリシャ、ローマ時代の都市遺跡があるペルガモンアクロポリスをはじめ、ベルガマの街には見ごたえのある観光スポットが点在しています。

私たちはベルガマの街に1泊し、遺跡見学を中心に観光しました。世界遺産の街、ベルガマの観光スポットと見どころを紹介します。

ベルガマについて

ベルガマの古い街並み

ベルガマは、トルコ西部のイズミル県、エーゲ海から26km内陸にある街で、人口は約6万人です(2012年)。現在、石畳の通りに高級絨毯などの店が立ち並ぶこの街は、古代ギリシャとローマ時代、重要な文化の中心地でした。 この地で発見された古代の神殿は、ドイツのベルリンにあるペルガモン博物館に移されていますが、ペルガモンアクロポリスをはじめとする都市遺跡は、今も多くの観光客を引き付けています。

ペルガモンの古代都市遺跡は、ベルガマの街の北と西にあります。 西暦1世紀、ローマ時代の最盛期には約15万人の人口を抱えていたと推測されています。街の中心から徒歩圏内にある遺跡を訪問し、当時の大都市の面影を感じてみてください。

ペルガモンアクロポリス世界遺産

ペルガモンアクロポリス

ベルガマにやってくる観光客の最大の目的が、ペルガモンアクロポリスの見学です。ペルガモンアクロポリスは、街の北にある丘の上に築かれたギリシャ時代の古代都市遺跡です。現在も発掘作業が進行中ですが、古代建築による神殿や要塞跡が野外博物館として公開されています。

車やケーブルカーでアクセスすることもできますが、私たちはベルガマの街から歩いて登りました。詳しい行き方と見どころは別投稿にまとめていますので、そちらを参照してください。

ペルガモンアクロポリス世界遺産の見どころ:ベルガマから歩いてみた
ベルガマ(Bergama)の街に来た理由はギリシャ時代の都市遺跡、ペルガモンアクロポリスを見学するためです。 ペルガモンアクロポリスへ行く方法はいくつかありますが、私たちは最も安い方法、つまり歩いて登りました。 ペルガモンアクロポリスへ歩い...

アスクレピオン(Sanctuary of Asclepius)

ベルガマの街から南西にあるアスクレピオンは、健康問題の治癒を目的とした古代医療センターでした。

治癒の神であるアスクレピオスの神殿は、紀元前4世紀に設立され、西暦2世紀には古代世界で最も重要なアスクレピオンに成長していたとみられています。

今日見られるアスクレピオン遺跡は、ローマ皇帝アントニヌスピウスの時代に完成されたものですが、ヘレニズム時代以前の遺跡も発掘されており、遺跡エリア内の最古の部分は紀元前5世紀にまで遡ことができます。

中庭を囲む形のローマ神殿、2階建て円形のスパ、3,500人の観客を収容できる大理石座席のローマ劇場などの建造物跡が確認されています。

アスクレピオンへの行き方

アスクレピオンへはベルガマの街中心から歩いて行くことができます。

Bergama Kurşunlu Mosque

街のメインストリートにあるクルシュヌルモスク(Kurşunlu Mosque)の角を西方向へ曲がり、坂道を上ります。

坂道を上っていく

あとは基本的に道なりに進んでいけば、「アスクレピオン」という表示がある場所に出るので、迷うことはないでしょう。

アスクレピオンの標識

ほどなくアスクレピオンの駐車場が見えてきます。アスクレピオンの入口は、道路をはさんで駐車場の反対側にあります。

アスクレピオン入口

アスクレピオン入場料

アスクレピオン入場料

アスクレピオンの入場料は外国人300リラ、トルコ人60リラです。私たちはこのゲートまで来て、外国人一人300リラという金額に度肝をぬかれました。

歴史的に重要なサイトであることは承知の上ですが、300リラとは、ちょっとやり過ぎ感が拭えません。

歴史的スポットはトルコ国内外でいろいろ見学しましたが、毎回一人300リラ払って入場していては、あっという間に破産してしまいます。今回はスキップさせてもらうことにしました。

レッドホール (Kızıl Avlu)

レッドホール (Kızıl Avlu)

ペルガモンにおける最大規模の古代建築で、エジプトの神々が祀られていました。ベルガマの街中心にあり、坂道を上り下りせずアクセスできます。

主要建物は西暦2世紀に建てられました。赤色レンガが目立つ寺院ですが、当時は色付き大理石の板で覆われていたそうです。

ペルガモンアクロポリスに登る道からも視認でき、その規模の大きさがよくわかりました。入場料は一人60トルコリラです。

ハジへキム浴場(Haci Hekim Mamamı)

ハジへキム浴場(Haci Hekim Mamamı)

ベルガマのメインストリート沿いにあります。1513年に建てられ、2010年に修復されています。建物は荒く切った石やレンガで造られており、24のドームと2つの金庫室で構成されています。

皮なめし浴場(Tabaklar Hamamı)

皮なめし浴場(Tabaklar Hamamı)

15~16世紀に建てられた浴場で、皮なめし工場内に作られたことからその名前が付けられました。ベルガマの街の北の端に位置しています。1842 年の洪水の際、床材が完全に失われています。

ベルガマの宿泊施設

Athena Pensionの部屋

ベルガマではAthena Pensionに宿泊しました。民宿風の宿泊施設でよく手入れされた中庭があり、そこで朝食をいただきました。オーナーは英語が堪能で、とてもフレンドリーです。アクロポリスのすぐ足元にあるといってもいいくらい、ロケーションも抜群でした。長期滞在にもおすすめですが部屋数は多くないため予約していくほうがいいかもしれません。詳しいレビューはGoogleマップに掲載しています。

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