タナトラジャの観光と見どころ、その2として、洞窟墓地や田舎道のドライブの模様をシェアしておきます。
オートバイをレンタル
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タナトラジャには4泊して観光を楽しみましたが、そのうち1日だけオートバイをレンタルしました。
オートバイレンタルはゲストハウスやレンタル店で利用できます。1日100,000ルピアというところもありますが、私たちが宿泊したゲストハウスでは少し高くて、1日120,000ルピアでした。
タナトラジャでは広い地域に渡って見どころがありますし、坂道が多いため、オートバイを使っての移動は便利です。ただ、こちらの人の運転はマナーが悪く道路も狭いため、注意が必要です。タナトラジャで宿泊したゲストハウスでも、腕や足に包帯を巻いた外国人旅行者を複数見かけました。また、道路も場所によっては状態が悪く坂道は急勾配です。
いろいろデメリットの多いタナトラジャでの運転ですが、それでもオートバイがあると近郊の村を自由に訪問できるというメリットがあります。
なお、オートバイレンタルの際に、国際免許証の提示は求められませんでした。
絶壁墓地スアヤ(Suaya)
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バイクでまず向かったのが、マカレの東にあるスアヤ(Suaya)墓地です。クブラン墓地と同じような絶壁墓地が見学できます。
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ランテパオから離れているためか、他に観光客は皆無でした。チケット売り場にも誰もいなかったのでそのまま中に入ったのですが、帰りがけにスタッフみたいな人に引き止められ入場料を支払わされました。外国人は20,000ルピア、インドネシア人は10,000ルピアです。
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絶壁にはあらたに墓穴を掘る人がいて、作業中でした。
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トラジャの墓地にはタウタウと呼ばれる木製人形が置かれています。ここでも列に並んだタウタウを見ることができました。
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墓地の傍らでは、鍛冶職人が仕事中でした。石を掘るための道具を作っているのでしょう。
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スアヤ墓地の次に、近くのタンパンアロ墓地を訪ねました。
洞窟墓地タンパンアロ(Tampang Allo)
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洞窟墓地として観光客に人気なのはロンダ墓地ですが、見学者が多く、入場料もお安くないので、私たちはランテパオからは少し離れたところにあるタンパンアロを訪ねてみました。
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ここも静かで私たち以外に旅行者はいません。バイクを駐輪すると近くの商店から女性が出てきて入場料を徴収されました。外国人は30,000ルピア、インドネシア人は15,000ルピアです。
そこから坂道を下ったところに階段があり、洞窟墓地の入り口へ行き着きます。
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木製の棺桶はかなり年季が入っているように見えます。人骨がそのままさらされているのは、これまでに見てきたトラジャの墓地と同じです。
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タナトラジャの田舎道をツーリング: 最も美しいトンコナン
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マカレ近郊からランテパオの北部にあるビューポイントまで田舎道をバイクで走りました。途中、舗装されていない悪状態の道もありましたが、棚田の中にトンコナンが点在する景色は素晴らしいです。
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たまたま立ち寄ったのが特に美しいトンコナンが連立する広場で、地図上ではTongkonan Karuayaと表記されていました。
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今どきトンコナンは主にトタン屋根使われていますが、ここのトンコナンは伝統的な竹を組み合わせた屋根です。そこに植物が育っている姿は(住心地はともかく)見た目にとても魅力的です。
タナトラジャ滞在中で見た最も美しいトンコナンでした。
お昼ごはんにバクソ(Bakso)
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ランテパオ北側に向かう前に、お昼ごはんを食べました。インドネシア風ラーメン、バクソです。量が少ないのが残念なところですが、だしの効いたスープや新鮮な麺が美味しいです。
お腹が落ち着いたところで、ビューポイントまで上りました。
ランテパオ北のビューポイント(Batutumonga view)
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ランテパオの北側の山をオートバイで上ります。道が狭くて急勾配なので、ヒヤヒヤする箇所もありましたが、ビューポイントからの眺めと道中の景色は美しすぎて息を飲みます。
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バトゥトゥモンガ(Batutumonga view)は、ビューポイントといっても展望台などがあるわけではなく、コーヒーショップがあるだけのようでしたが、景色はきれいでした。
タナトラジャからトギアン島へ
タナトラジャの観光見どころとアクティビティを紹介しました。この他にも観光スポットはたくさんあるので、タナトラジャには長期滞在しても十分楽しめるでしょう。
私たちは4泊したあと、次の目的地、トギアン島を目指します。
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