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トカット(Tokat)で街歩き:観光見どころ

トルコ

トカット(Tokat)に1泊して観光しました。トカットの見どころは集中しているので歩いてまわることが容易です。

トカットで街歩きして観光したスポットと見どころを紹介します。

トカット(Tokat)について

トカットの街

トカット(Tokat)はトルコ北部にあるトカット県の県都で、人口は約16万人(2022年)です。その歴史は古くヒッタイト時代にまで遡ります。

オスマン帝国時代の要塞であったトカット城や1,000年以上前に造られたモスクなど、観光スポットはたくさんありますが、街の中心に集まっているため、短時間で見てまわることも可能です。

急いでまわれば半日で観光できるので、宿泊せずとも訪問可能です。でも、トカット城をいただく岩山の斜面に階段状に家屋が立ち並ぶ景色は美しく、一度足を踏み入れると滞在してみたくなる雰囲気があります。

トルコの他のエリア同様、人々は非常にフレンドリーで、積極的に話しかけてくれます。昔ながらの茶屋(Çay Evi)も至るところに存在します。時間があれぜひ滞在してみてほしい街です。

アリパシャモスク(Ali Paşa Cami)

Ali Paşa モスク

オスマン帝国時代、スルタンセリム2世の治世中の1572年に建てられました。単一のドームとミナレットを備えており、敷地内にはアリパシャ霊廟があります。

敷地内にある水場では多くの人が腰掛けておしゃべりしたりしていました。周辺には茶屋が点在しており、特に夕方涼しい時間帯になると多くのトルコ人男性でにぎわっていました。

アリパシャ霊廟(Ali Paşa Türbesi)

アリパシャ霊廟

アリパシャモスクの中庭にあります。アリパシャとその妻と息子が葬られています。棺に施された装飾がきれいでした。

アリパシャ公衆浴場(Ali Paşa Hamam)

Ali Paşa Hamam

1572年に建てられた公衆浴場で、アリパシャモスクの東に位置しています。1886年に改修されたのちに使用開始され、現在に至ります。 たくさんのドームが連なる屋根とレンガ作りの煙突が目印です。

トカット城(Tokat Castle)

Tokat Castle

街を見下ろす岩山の頂上に建てられた28の塔を持つ古代城塞です。トカットの街のどこからでも視認できます。最初の居住者は不明ですが、この城の最も古い既知の遺物は5世紀に遡ります。1074年まではビザンチン帝国の管理下にあり、その後セルジューク朝時代とオスマン帝国時代に改修工事が行われています。

トカット博物館(Tokat Museum)

Tokat Museum

観光スポットが集まるメインストリートにあります。歩道には噴水が設置され、ゆるやかな坂道を華やかに見せています。

博物館の建物はオスマン帝国のスルタン、メフメット1世(在位1413年 – 1421年)の治世中に建てられた市場跡です。ヒッタイト時代の粘土板、ヘレニズム時代の剣、ローマ時代のブロンズ彫刻のほか、セルジューク朝時代のコインなどが収蔵されています。

タキェシレルモスク(Takyeciler Cami)

Takyeciler Cami

博物館周辺からミナレットが見えるのですぐに見つかります。レンガ作りの主要建物に白い壁と木造エリアが隣接しています。モスクの建設者や日付は不明ですが、建築様式から15世紀の建造物であると考えられています。19世紀以降、数回の改修が行われています。

ヒサルマドラサ(Hisariye Medresesi)

Hisariye Medreses

タキェシレルモスクの隣にあって、今にも崩壊しそうな様子に目を惹かれました。1411年に建てられたマドラサで、荒廃した状態で今日まで残っています。マドラサの門にあった碑文とレリーフ装飾は取り外され、1953年にトカット博物館に運ばれました。

トカット時計台(Tokat Saat Kulesi)

トカット時計台

トカット時計台は1902年に3階建てとして建設され、1915年に増築して高さ33mになりました。専属の時計職人により管理されており、現在も市民に時刻を告げ続けています。

夜、オレンジ色と白色にライトアップされた姿も美しいです。

トカットタシュカン(TOKAT Taşhan)

TOKAT Taşhan

オスマン帝国の時代、17世紀に建てられました。切り石とレンガで作られた中庭のある2階建ての建物です。 現在、中庭にはカフェが、各部屋は手工芸品のショップやワークショップとして使用されています。ウズベキスタンでよく見たキャラバン隊の休憩所を改装した旅行者向けマーケットになっています。

ラティフォル邸(Latifoğlu Mansion)

Latifoğlu Mansion

周りの木々に覆われて見つけにくいですが、Googleマップに位置が記載されています。邸宅の所有者の一人であるファフリ・ラティフォール氏によると、1746年に建てられた建造物だということです。1985年に文化観光省によって購入され、1989年以降博物館として一般公開されています。

ガリプラーモスク(Garipler Camii)

Garipler Camii

1080年から1090年に建てられ、2008年に修復されました。1040年建造のブハラ近郊にあるデガロンモスクと同じ設計スタイルが採用されているそうです。

スンブルババ霊廟(Sümbül Baba Zaviyesi)

Sümbül Baba 霊廟

交通量の多い主要道路の脇にひっそりたたずんでいます。1292年に建設され、2004年に修復されました。灰色の大理石でできた華やかな東門は、非対称デザインになっていて、セルジューク朝の建築としては珍しい構造を持ちます。

パシャ公衆浴場(Paşa Hamamı)

Paşa Hamamı

狭い坂道が交差する地点にある公衆浴場です。1434年、オスマン帝国のスルタンムラト2世の治世中に、宰相パシャによって建設されました。

トカットタシュカン向かいの市場でお買い物

トカットの市場にて

トカットにはいくつかのマーケットがあります。トカットタシュカンは観光客向けの土産物が中心ですが、道路を挟んで向かい側には地元民が集まるマーケットがあります。食品の他に衣料品や日用品の店もあり、トルコ人の社交場である茶屋「Çay Evi」もあります。

画像は、マーケットのナッツ屋で乾燥ひよこ豆を買ったときに撮影したものです。

トカットの宿泊施設

Plevne Hotel

トカットではPlevne Hotelに宿泊しました。主要道路に面していて、観光エリアの真っ只中にあります。ダブルルームの言い値は1,000リラでしたが、900リラにディスカウントしてもらいました。朝食付きです。詳しいレビューはGoogleマップで。

トカットでの食事

Hacivat Köftecisi

トカットにはレストランや茶屋がたくさんあります。街の中心から少し南にあるHacivat Köftecisiで夕食をいただきました。おしゃれな外観が印象的で、食事は美味しくリーズナブルです。詳しいレビューはGoogleマップに掲載しています。

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