ラジャアンパットで3週間強滞在したあと、これまで訪れたことのないビアク島へ行くことにしました。
ソロンからビアク島へは、ペルニ船を使って行くことも可能ですが、私たちにはスケジュールが合いませんでした。マノクワリまで飛行機で行けば、そこから夜行フェリーでビアク島まで行けると知って、とりあえずマノクワリまで行ってみたのですが…
ソロンからマノクワリ(Manokwari)への飛行機
私たちが利用したのはバティック・エア6154便、午前7時40分ソロン発、マノクワリ到着は午前8時40分です。飛行時間は1時間。ソロンとマノクワリの間に時差はありません。
これより1時間早い便もあって、毎日運行しています。
マノクワリ(Manokwari)の街について
ソロンからほぼ真東へ約300kmの距離にあるマノクワリ(Manokwari)は、インドネシア、西パプア州の州都です。2018年の人口は約10万人で、キリスト教徒が多いです。
マノクワリ(Manokwari)の歴史
1793年にイギリスによって、主にナツメグなどのスパイス貿易を目的とした集落が作られたが、フランスとの戦争などの原因により成功せず、1795年に撤退。
1930年代初頭には日本政府が後援した南洋小畑開発会社によって綿花プランテーションが行われました。その後、1942年に4,000人の兵士を引き連れ日本軍が上陸しますがすでにオランダ軍が駐屯しており、日本軍はニューギニア内陸へ撤退した歴史があります。大戦時には多くの大日本帝国海軍艦船が寄港しており、近海には白露型駆逐艦「春雨」が沈没しているらしいです。
マノクワリ(Manokwari)の見どころ
白砂で遠浅のドレリベイビーチ(Doreri Bay Beach)では海水浴が楽しめる他、マノクワリ南にあるアーファク山脈自然保護区(Arfak Range Nature Reserve)では、ハイキングやバードウォッチング、野生動物観察ができます。うっそうと茂る熱帯雨林では、クスクスの他にパラダイスキングフィッシャー、ライフルバード、パラダイスバードなど、さまざまな野生動物が生息しています。キャンプができるススングクティ森(Susnguakti forest)も自然愛好家に人気の場所となっています。
マノクワリからビアク島行きのフェリー
マノクワリからは夜行フェリーでビアク島へ行こうと計画していました。
それでフェリー乗り場へチケットを買いに行ったのですが、けっきょく計画変更。マノクワリからジャヤプラ経由で飛行機でビアク島へ行くことにしました。
ビアク島行きのフェリーは週2便、マノクワリ空港南西にあるASDP港(Kompleks Marampa – Pelabuhan ASDP)から、午後5時に出港します。
フェリーのチケットオフィスは街中心にもあると思います。私たちはマノクワリ到着当日のフェリーに乗るつもりだったので、空港から直接フェリー乗り場へチケットを買いに行きました。
マノクワリでの移動は、いちおう乗合タクシーが存在しているようですが、この日は年末年始休暇期間ということで運行していないといわれました。
この時点で、マノクワリではGrabやMaximなどの配車アプリは機能していません。私たちは空港付近から親切な地元のカップルの車に乗せてもらって(ヒッチハイク)フェリー乗り場まで行くことができました。
フェリー乗り場の雰囲気やチケット料金などは動画として撮影しています。いろいろ検討の結果、フェリーはやめて、飛行機でビアク島へ行くことにしました。
マノクワリ(Manokwari)からジャヤプラ(Jayapura)までのフライト
マノクワリからビアク島までの飛行機直行便はありません。そのため、地理的にはいったん東に飛んで西向きに戻る形になりますが、ジャヤプラ経由でビアク島に行くことになりました。
マノクワリからジャヤプラまでの飛行機
私たちが乗ったのは、スーパー・エアジェットIU218便、午前8時25分発のフライトです。
ジャヤプラからビアク島までのフライトは、ジャヤプラを午前10時に出発する便がありますが、わずかな差で乗り継ぎは不可能でした。何らかの理由でビアク島行きの便が遅延した場合には、同日のフライトでビアク島まで一気に移動できるかもしれません。
私たちはジャヤプラに1泊して、翌日のビアク島行きに乗りました。
ジャヤプラについて
ジャヤプラはインドネシア、西パプア州の州都です。2023年の推定人口は約41万人。パプアニューギニアとの国境にある町です。
ジャヤプラの街は複数エリアに分割されており、空港はセンタニ湖畔にあります。空港から市中心までは30km以上離れていますが、「タクシーロカル」と呼ばれる乗合タクシーで移動できるほか、GrabやMaximなどの配車アプリも機能しています。
ジャヤプラ(Jayapura)からビアク(Biak)までのフライト
ジャヤプラからビアクまではライオン・エアが飛んでいます。午前9時45分発のJT939便です。
やっと最終目的地、ビアク島へ到着です。
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