マルギランで1泊して絹工場を見学したあと、イズボスカンから国境を越えてキルギスタンへ入国しました。
今回通ったウズベキスタンとキルギスタンとの国境はウズベキスタン側がイズボスカンという街になります。マルギランからはアンディジャン(Andijan)を経由して行きます。
イズボスカンを通ってウズベキスタンからキルギスタンへの陸路で国境越えの旅です。
マルギランからキルギスタン国境までの道
マルギランからキルギスタンへ抜ける国境は、マルギラン北東にあるイズボスカン(Izboskan)という街にあります。マルギランの街中心からイズボスカンの国境ポイントまでは約108km、2時間の距離です。
マルギラン−イズボスカンの途中に比較的大きな都市、アンディジャン(Andijan)があります。アンディジャンまではマシュルカ(ミニバス)が運行しており、マルギランのコナハンモスク(Khonakhan Mosque)付近から出ているそうです。マルギランからアンディジャンまでのマシュルカは一人20,000ソムですが、アンディジャンから先は別の交通手段を見つけなくてはいけません。
今回はキルギスタン国境越えのあと、アルスタンバプ(Arslanbob)まで一気に移動したいのです。国境からアルスランボブまでの距離は92km。そこでイズボスカン国境までは手っ取り早くYandexで移動することにしました。
YandexGoで表示される国境までのタクシー料金は時間帯によって異なりますが、高くても300,000ソム以下で行けると思います。朝食をすませてすぐ、8時20分ごろにチェックしたところ、料金は233,500ソムと表示されました。近くにいた運転手がすぐに応答し、午前8時30分、マルギランのゲストハウス前を出発しました。
イズボスカン国境でウズベキスタン出国
イズボスカン国境ポイントについたのは午前10時50分でした。タクシーを降りたとたん両替商が近寄ってきました。持っていた残りのウズベキスタンソムをキルギスタンソムに両替して、イミグレーションへ向かいます。
ウズベキスタン側のイミグレーションは改装工事中らしく、入り口が非常にわかりにくかったです。地元の人に聞いて囲いの横の階段から入りました。
入り口でパスポートを見せて入り、パスポートコントロールへと向かいます。イミグレーション審査官に滞在登録を提出するようにいわれて提示すると、他に質問はなく出国スタンプが押されました。
歩いてキルギスタン入国
出国手続きが終わったら歩いて国境を越えます。この国境は車両の通行がなく、国境間が近いです。
あっという間にキルギスタン側のトタンで囲まれたイミグレーションに着きました。パスポートコントロールの審査官には国籍を確認されただけで入国スタンプが押され、無事キルギスタン入国です。
SIMカード購入
キルギスタンに入国しすぐ、「アルスランボブに行くの?」とウズベキスタン女性に声をかけられました。彼女もアルスランボブまで行くようです。同じ車で行こうと運転手と交渉。車に乗り込む前に私たちはキルギスタンのSIMカードを入手することにしました。
ちょうど、キルギスタン国境を越えてすぐのところにメガコム(Megacom)のオフィスがありました。
7日間有効のSIMカードで15GBが195ソム(約2米ドル)でした。スタッフサクッと手続きを行ってくれ、すぐにインターネットが使えるようになりました。パスポートの提示は求められませんでした。
国境からアルスランボブまでの道
アルスランボブ行きの車はミニバンで乗客7人乗りでした。アルスランボブまで一人550ソムです。所要時間は2時間、約90kmの距離です。車は乗客がすでに乗っていましたが、もう一人必要だということで少し待たされ、国境ポイントを出たのはウズベキスタン時間で正午でした。ウズベキスタンとキルギスタンとの間には1時間の時差があり、キルギスタンが1時間進んでいます。つまり、国境を出発したのはキルギスタン時間で午後1時ということです。
国境で両替したのは少額なので、キルギスタンソムを入手する必要がありました。アルスランボブまで行く途中で銀行に寄り道。
ATM機械があったので試してみましたが、最大引き出し金額は10,000ソム(約110米ドル)と小さすぎます。それで米ドル現金をキルギスタンソムに両替することにしました。200米ドルを両替して17,500ソム、良いレートです。
アルスランボブまでのミニバンはトヨタ車で、くねくねアスファルト道を快走します。今朝のYandexタクシー車もそうでしたが、このトヨタ車もメタンではなくプロパンガス車で、途中給ガスに停まりました。
そして、最初は木々の育たない乾燥山脈だったのが、山の頂まで緑で覆われる風景に変わったあと、坂道を登ったところでアルスランボブの街中心に着きました。時刻は午後3時でした。
ちょうどこの日は週に一度のマーケットの日らしく、大勢の人でごった返していました。予約したゲストハウスのオーナーが迎えに来てくれていて、そのまま車で宿泊施設まで行くことができました。
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