ヒバ(Khiva)は西暦1世紀には街の基礎ができていた歴史ある街です。その旧市街イチャン・カラは、1990年にユネスコ世界遺産に登録されました。
そんなヒバの見どころは、旧市街とその周辺に集まっています。私たちは今回ヒバに3泊したので、その観光と見どころをまとめてみました。
- ヒバ(Khiva)旧市街の観光チケットを購入
- トッシュホヴリ宮殿(Tosh Hovli Palace)
- クフナ・アルク宮殿跡(Kohna Ark Saroyi)
- ジュマモスク(Juma Masjid)
- モハメド・アミン・イナク・マドラサ(Muhammad Amin Inaq Madrasah)
- ドスト・アラム・マドラサ(Dost Alam Madrasasi)
- クトゥルグ・ムロド・イナク・マドラサ(Qutlug Murod Inoq Madrasah)
- カジ・カロン・マドラサ(Qozi Kalon Madrasah)
- モハメド・ラキム・ハーン・マドラサ(Mohammed Rakhim Khan Madrassah)
- Matpana Baya Madrassah
- ヒバの旧市街で宿泊
ヒバ(Khiva)旧市街の観光チケットを購入
ヒバ旧市街の見どころはたくさんありますが、複数のスポットで使用できるチケットがあり、それを購入しました。
私たちはヒバ旧市街の中にあるホテルに宿泊しましたが、到着したのは夕方だったので、チケットオフィスは閉まっているので翌朝購入しに行けばいいとホテルの人にいわれたのです。いわれた通り翌朝9時過ぎにチケットオフィスへ行って2日間パスを購入しました。
表側にはQRコードが印刷され、裏面には地図が描かれています。といっても非常にわかりにくい地図で、ひたすらGoogleマップに頼って観光しました。
チケットオフィスは西門の近くにあると聞いていましたが、Kohna Ark宮殿跡の横にあるチケットオフィスで購入しました。看板も何も出ていなくて非常にわかりにくいですが、上の画像の右手に見える木の扉がチケットオフィスです。
繁忙期とそうでない時期とではチケットの種類が異なるというような情報もありますが、私たちが行ったときは一人150,000ソムで2日間有効のチケットでした。ただし、ミナレットと城壁は別料金になるそうです。その他にこのチケットでは入れない(別料金)の観光地もあったりして、なんとなくぼったくり感が…。
とにかく2日間チケットを買ってしまいましたので、存分に使わせていただこうと思います。ヒバの旧市街イチャン・カラで訪れたスポットを紹介します。なお、以下はすべて2日間パスを使って入れる場所です。追加料金が発生する場所は訪れていません。
トッシュホヴリ宮殿(Tosh Hovli Palace)
アラクリ・ハーン(Allakuli Khan)により1841年に完成された宮殿です。第一宮殿、クフナ・アルクに変わる豪奢な宮殿として建てられました。
ハーレム、王座、客間などで構成されており、青いタイルがびっしりと埋め込まれた壁、精緻な木彫りの柱、そしてカラフルにペイントされた天井が印象的です。
入り口が2つあり、小部屋が面する中庭が複数連結しています。たくさんのセクションが迷路のように組み合わさっているので、見落とさないようにしてください。
クフナ・アルク宮殿跡(Kohna Ark Saroyi)
12世紀に建てられ、17世紀にカーンによって拡張されました。かつての見張り台からは、イチャン・カラの街を一望できます。夕焼けスポットとして知られているため、特に夕暮れ時になると旅行者で混み合います。
宮殿とはいうものの、支配者の住居だけでなく、造幣局やモスク、牢獄、兵舎などが含まれた複合施設だったようです。
ジュマモスク(Juma Masjid)
最初に建てられたのは10世紀で、その後18世紀に再建されています。一階建てのモスクで、整然と並ぶ木の柱には美しいレリーフが施されています。ミナレットの高さは42メートル。
モハメド・アミン・イナク・マドラサ(Muhammad Amin Inaq Madrasah)
1785年にモハメド・アミン・イナクによって建てられたマドラサ(イスラムの教えを学ぶ学校)です。現在は博物館になっており、教室の展示やウズベキスタン出身の知識人を紹介しています。
室内はよく手入れされており、展示物の説明も細やかです。英語のビデオが視聴できて、天才たちの活躍ぶりがよく描かれていました。
ドスト・アラム・マドラサ(Dost Alam Madrasasi)
20世紀末に建てられた、比較すると新しいマドラサです。長方形の形をしており、角にミナレットがあります。伝統的なマドラサとは異なり、このマドラサの教室の1つは冬のモスクとして機能しました。このマドラサにはタイル装飾がなく質素な印象を与えます。現在は木彫りのワークショップが行われており、ビデオはその模様を映しています。
説明してくれたのは若い男性スタッフで、この後に工芸品の購入を勧められることはありませんでした。
クトゥルグ・ムロド・イナク・マドラサ(Qutlug Murod Inoq Madrasah)
1804年から1814年にかけて建てられたこのマドラサは2階建てで、81戸の住居と小さな書斎、モスクがあります。その庭には井戸(貯水池)がありました。
カジ・カロン・マドラサ(Qozi Kalon Madrasah)
1905年に建てられたマドラサです。現在は楽器と音楽のミュージアムとして、古今ホラズムの音楽家を紹介しています。伝統的なホラズム音楽のDVDを視聴しました。
モハメド・ラキム・ハーン・マドラサ(Mohammed Rakhim Khan Madrassah)
ヒバで最も大きなマドラサの一つで、1876年に建てられました。現在は美術館として機能しています。
Matpana Baya Madrassah
小さなマドラサ。中にはカリグラフィーに関する展示がありますが、正直、見るべきものは特にない感じです。パティオに小部屋が面しています。
ヒバの旧市街で宿泊
ヒバの見どころは旧市街イチャン・カラとその周辺に集まっています。このエリアには宿泊施設がレストランがたくさんありますが、私たちは旧市街の中にあるイズラムベックホテル(Islamabek Hotel)に滞在しました。
朝食、宿泊登録込みで一日33米ドルでした。さらに詳しいレビューはGoogleマップに掲載しています。
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