インドネシア、スラウェシ島にあるマナドでアライバルビザを取得しました。
マナドからインドネシアに入国したのですが、インドネシアにはトータルで30日以上滞在したいと思っていて、しかも現在日本人のビザ免除がなくなっているため、マナドで30日の観光ビザを取得しました。
実は、入国時にインドネシア出国の航空券を持っていなかったのですが、それでも入国できたので、体験をシェアしておきます。
シンガポールからマナドへ:スクートで飛んでみた
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前回の記事ではタイ、バンコクに移動するところまで書きました。その後、無事にイギリスへ一時帰国し、再びバンコク、シンガポールと東南アジアに戻って来ていたのです。
そして、本日、シンガポールからインドネシア、マナドにやって来ました。
利用したのは、シンガポールを拠点とするLCC、スクートです。
インドネシア入国の際のビザ取得について
日本人の場合、本来ならインドネシア入国の際、条件を満たせばビザは免除されます。しかし、コロナ以降のルール変更により、このときはビザ免除がキャンセルされたままでした。
そもそも私たちは、インドネシアに30日以上滞在したくて、その場合は到着時にビザを取得し、インドネシア国内でビザを延長する必要があります。
調べてみると、スラウェシ島、マナドの空港はアライバルビザを発行しているというので、これを取得することにしました。
インドネシア、アライバルビザに必要な書類
インドネシアのアライバルビザ申請に必要な書類は、
- 残存期間が6ヶ月以上のパスポート
- 往復航空券、あるいはインドネシア出国のチケット
以上を提示し、到着空港で、手数料を添えて申請申請します。
ただ、私たちの場合、インドネシア出国の航空券を持っていなかったので、インドネシアに入国できるかどうか不安でした。
2023年12月追記:
2023年12月に訪れたときは、事前にオンラインでアライバルビザ(e-VOA)を取得しています。オンラインビザ申請の詳細はこちらの記事にまとめています。
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シンガポール空港でスクート便にチェクイン
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入国の際に、出国航空券を所有していなくてはいけない場合、行きの飛行機にチェックインする際搭乗券発行を断られることがあります。
シンガポールからマナド行きのスクート便にオンラインチェックインしようとしたとき、カウンターで書類のチェックを受けるように指示されました。
要するに空港のカウンターで搭乗券を発行してもらわなくてはいけないのです。その時にもしかしたら、チェックインを拒否されるかもしれないという不安がありました。
でも実際には、ワクチンの接種回数を聞かれて口頭で答えただけで、搭乗券を発行してもらうことができたのです。ワクチン接種証明の書類提出も求められませんでした。
もちろん、インドネシア出国の航空券など聞かれもしませんでした。
ちなみに、手荷物の重量チェックなどはありませんでした(もしかしたら他の乗客は、チェックされた人もいたかもしれません)。
スクートでシンガポールからマナドへ
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シンガポール空港を朝9時20分に出発し、マナドへ飛びました。途中、少しタービュランスで揺れたときもありましたが、無事マナドに13時10分ごろ到着。
スクートはLCCですので、預け荷物や食事は有料です。私たちは預け荷物はなかったのですが、その日の朝食にと用意していたサンドイッチをホテルの冷蔵庫に忘れてしまったため、スクート機内で食事を購入しました。これが、また美味しくない…
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飛行機の中で税関申告書が配られました。現在、インドネシアでもオンラインによる税関申告が可能になっていますが、この時点ではまだジャカルタとデンパサールしか受け付けていないようです。
マナドから入国する人は、紙の税関申告書に手書きで記入したものを提示します。しかも、飛行機内で配られた税関申告書はインドネシア語のみで、英語バージョンが欲しい場合は空港でもらってくださいといわれました。
2023年12月の時点で、マナドでもオンライン税関申告書が有効でした。オンライン税関申告書の記入方法は、こちらの記事にまとめています。
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マナドからインドネシア入国:アライバルビザ取得
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シンガポールからマナドまでは、4時間弱で到着しました。
着陸後、空港通り建物に入るとすぐに「VOA(アライバルビザ)」という表示があるので、そちらへ向かいます。
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小さなブースでパスポートを提示し、ビザ発行手数料500,000ルピーを支払います。支払いは現金のみになりますが、ルピア以外の外貨で払うことも可能です。ただし、コインは使えなくて、外貨で支払った場合のお釣りはルピーで返ってきます。
しかも、両替レートは良くないのでできるだけお釣りが出ないような支払い方をするのがおすすめです。
さらにインドネシアルピーでお釣りを返してもらうとき、私たちのレート計算では20,000ルピー返って来るはずが最初10,000ルピーしか渡してもらえなくて、残りを催促しました。まったく、空港職員であっても油断できません。
レシートとパスポートを受け取ったら、次に入国手続きへと進みましょう。
オンラインでアライバルビザ(e-VOA)を事前取得している場合
オンラインでアライバルビザを取得している場合はそのまま入国審査カウンターへ向かいましょう。パスポートとe-VOA を審査官に提出すると、アライバルビザが貼り付けられた状態でパスポートが返却されます。
帰りの航空券無しでもインドネシア入国はできるのか
マナド空港のイミグレーションでは、外国人ブースとインドネシア人ブースとに分かれているため、私たち外国人は外国人ブースへと進みます。
私の番になって、「インドネシアには何日滞在する予定ですか」と聞かれました。「30日です」というと、「帰りの航空券を見せてください」といわれたので、「出国の航空券はまだ持っていません」と答えました。
それを聞くと入国審査官は少ししかめっ面をして、「インドネシアでの滞在先はどこですか」と聞くので、その日の滞在しようかなと思っていたホテル名を答えました。
出国の航空券を持っていないため入国できないんじゃないか、その場合はすぐさまマイレージでキャンセル可能な出国航空券をその場で取得しようと、かまえていた私たちですが、その入国審査官はシブい顔をしたまま、30日後まで滞在可能と表示されたステッカーを貼ってくれました。
無事、インドネシア入国です!
マナド空港でSIMカード購入
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2023年12月にマナドから入国時、空港内にテレコムセルのSIMカード販売ブースができていました。
観光客用にインドネシア全土でインターネットが使えるタイプのSIMカードを扱っており、私たちもここでSMSカードを購入しました。
前回まではマナド市内にあるテレコムセルのオフィスでSIMカード購入と登録手続きを行ってもらいましたが、街なかのオフィスは週末絞まっていることもあり、今回はここでSIMカードを購入することにしたのです。
28日間有効の25GBで300,000ルピアでした。現金しか使えないというので、ルピアではなくユーロで支払いました。金額は20ユーロ。パスポートとスマホを渡すとすぐに登録手続きが完了しました。
市内のオフィスでSIMカードを購入するより、料金は高いですが、すぐに使えるので、便利です。時間がない人や週末到着する人にはおすすめです。スタッフは英語も上手です。
マナド市内でSIMカードを購入したときの話はこちら:
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空港のATMでインドネシアルピーを引き出し
最後に税関で税関申告書を渡して、空港を出ることができました。
アライバルビザの手数料支払いの際に受け取った釣り銭以外にインドネシアルピーは所持していないので、ルピーを入手する必要がありました。空港のATMでインドネシアルピーの現金を引き出すか、でもATM機によって引き出し上限額が決まっているため、最大引き出し可能金額があまりに小さい場合は空港内両替所でシンガポールドルを両替しようと、あたりをうろうろしました。
空港建物に入っていたATM機では、最大引き出し可能金額が1,000,000ルピー(約67米ドル)と少なすぎるので利用しないことに。
少し歩いて空港の建物外に複数のATM機が並んでいたので、そこで試してみました。そのうち、100,000ルピー札取り扱い機では、最大2,000,000ルピー引き出せたので、これを利用することにしたのです。
マナド空港から市内への移動
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やっと空港から離れることができます。
マナド空港は市中心から約15km離れています。市内への移動手段はタクシーか「ミクロレット(通称ミクロ)」という乗り合いタクシーになります。
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タクシーは空港を出るとすぐ並んでいるのが見えると思います。市内までは100,000から150,000ルピーだといわれました。
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ミクロレットは空港を出たところ、ゲートの前に停まっています。ミクロというだけあって、本当に小さいミニバスです。
マナド市内まで行くには、途中パアルドゥアというところで別のミクロに乗り換えます。どちらのミクロも料金は一人5,000ルピーです。
2023年12月時点でミクロの料金が一人6,500ルピアに値上がりしていました。
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