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ブハラ(ブカラBukhara)の観光見どころ

ウズベキスタン

ブハラ(ブカラBukhara)はかつてのシルクロードのオアシス都市です。現在の人口は約23万人の大きな街ですが、見どころは旧市街地域に集中しています。

私たちはブハラの街に3泊し、観光しました。ブハラの観光見どころを紹介します。

ノディル・デヴォンベギ・マドラサ(Nodir Devonbegi Madrasah)

旧市街の中心、噴水の貯水池がある東側に建つマドラサです。ファサードの最上部に鳳凰がデザインされているのが特徴的。それ以外に太陽や人をモチーフとした模様もあり、これはイスラムの遺跡としては珍しいです。

1623年に建設された当初はキャラバンの休息所として作られましたが、のちにマドラサに改築されました。

中に入るとカフェやショップが建ち並んでいます。建造物を眺めながら歩くだけでも楽しいです。私たちは見ていませんが、夕方以降、中庭では民族音楽とダンスのライブショーも行われるようです。正面の緑のエリアには伝説の英雄の像があります。

マドラサのファサードは西向きですが、遅い午後になると木々の影が被さるため写真撮影は早めの午後(昼下がり)がおすすめです。

ノディル・デヴォンベギ・カナカ(Nodir Devonbegi Khonako)

Nodir Devonbegi Khona

貯水池(Lyabi Khauz)をはさみ、Nodir Devonbegi Madrasahと向かい合っているのがNodir Devonbegi Khonakoです。「Khonako(あるいはKanako)」はスーフィズム寺院のことで、かつてはスーフィたちの住居でした。

貯水池の周りにはレストランが並び、噴水を眺めながら食事ができます。水面に映るKhonakoや白鳥が絵になります。

マコギ・アットリ・モスク(Maghoki Attori Mosque)

イスラム教を伝えたアラブ人がブハラにやってくる以前、この付近にはマーケットがあり、ゾロアスター教の偶像や薬草、香辛料アトロンが売買されていて、アットロンバザールと呼ばれていました。このモスクは714年にもともとあったゾロアスター教の寺院が破壊されたあとに建てられたものです。その後何度も火災に遭いその度に再建されました。

モスクのファサードは古代の雰囲気を温存しています。扉の両側にある丸い二重カーブの柱は前イスラム時代の名残りです。

多くのイスラム建築がていねいに再建されているこのエリアにあって、あまり手を加えられていないこのモスクは目立ちます。ペイントされていない素朴な姿を鑑賞することができました。

アブドゥラシス・ハーン・マドラサ(Abduraziz Khan Madrasah)

1653年に建設されたマドラサで、当初から予定された豪華な装飾のマドラサ建築でした。初めて装飾に黄色絵の具が使われた中央アジア建築だといわれています。そのモチーフも多様で、花や動物、鳥、龍や木などが登場します。

特に目を引くのが華やかなファサードでしょう。ドーム部分には2階層のアーチがあり、上部はさらに細やかなアーチが重なっています。それぞれのくぼみに精緻な装飾が描かれ、陽の光の具合で微妙に変化する色彩は、一日に何度も赴きたくなる素晴らしさです。ファサードのみでいうならば、ブハラの他イスラム建築の中で最も美しいといってもよいのではないでしょうか。

ミリ・アラブ・マドラサ(Mir Arab Madrasah)

カランモスク(Kalan Mosque)と向かい合って建つマドラサです。青い2つのドームを持つこのマドラサは16世紀に建てられました。

ファサードは青いタイルで覆われ、幾何学的、植物的な模様、およびカリグラフィーで装飾されています。

カランモスク(Kalan Mosque)

ミリ・アラブ・マドラサの向かい側に位置するモスクで、傍らには美しいカロン・ミナレット(Kalon Minaret)が佇んでいます。最初に建てられたのは15世紀と考えられています。

入場料は一人5,000ソムです。内部はまだリノベーション中の部分もありましたが、小部屋が並ぶ中庭の四方にはそれぞれゲートが作られており、入って進行方向には祈りの場があります。

ボロハウズモスク(Bolo Hauz Mosque)

アーク要塞の向かい側にある金曜日のモスクです。「ハウズ(Hauz)」は貯水池の意味ですが、ブハラのモスクは伝統的に貯水池に隣接して建てられる傾向にあり、このモスクもそれに従っています。

東側の20本の柱が並ぶオープンスペースは夏の祈りの場として使われていたようですが、この三方をレンガで囲まれた部分は20世紀になって増築されたことがわかっています。

貯水池に向かって開いた夏のモスクエリアはレリーフがあしらわれた木造柱の上部にゴージャスに彩られた天井があり、貯水池に映るその姿は涼やかです。ぜひ、貯水池の反対側にまわって、ベンチに腰掛けてみてください。このモスクの美しさが再確認できることでしょう。

ブハラ要塞(Ark of Bukhara)

Ark of Bukhara

この場所には紀元前4世紀から要塞があったことがわかっています。ブハラ・ハーンの居城であり、国家機関や造幣局、各種商店、武器庫、牢獄、モスクなどが含まれていたそうです。

チョルミノールマドラサ(Chor Minor Madrasah)

Chor Minor Madrasah

4つのドームを持つ珍しいマドラサです。それぞれの塔のデザインが異なる点にも注目したいところ。ロンリープラネットのウズベキスタン2014年版の表紙に掲載されました。

イスマイル・サマニ霊廟(Ismail Samani Mausoleum)

Ismail Samani Mausoleum

905年に完成された、ブハラで最も古いイスラム記念碑であり、焼きレンガで作られた建造物としては中央アジア最古のものの一つです。サマーン朝の創始者イスマイル・サマニドは、父親のためにこの霊廟を建てましたが、後にすべてのサマーン朝一族が埋葬されていると考えられています。現在も地元の人々にとって神聖な場所となっています。

幾何学模様の立方体建造物は、いやでも私たちの目を引き付けます。近づくとそれは網の目状になっており、内部が透けて見えることに驚きます。遠目には重厚に見える霊廟が、近目にはなんと軽やかで涼やかなことでしょう。小さいながらも芸術性に優れ存在感ある姿を見るために、ぜひ、足を運んでいただきたい場所です。

トゥルキ・ジャンディ霊廟(Turki Jandi Tomb)

12世紀、14世紀、16世紀頃に建てられた霊廟が含まれているらしいのですが、はっきりした年代は不明です。2020年に修復されています。

旧市街中心から南にあり、10世紀に生きた偉人、トゥルキ・ジャンディを祀っています。彼は若い頃にブハラのマドラサで学ぶためにジャンド(シルダリヤ川沿いの古代都市)から聖ブハラに来た学者で、科学分野における指導者でした。

そんな彼の恩恵にあずかろうと、現在も地元の人々が祈りをささげにやってきます。

Chashmai Ayub Mausoleum

Chashmai Ayub Mausoleum

伝説の癒やしの井戸があるという神聖な場所です。円錐形のドームはブハラでは珍しいです。

エミール宮殿(Palace of the Emir of Bukhara)

ブハラ鉄道駅の近くにあります。中には入れませんでしたが、建物自体が美しく、訪れる価値があります。

サイフィディン・ボハルズ霊廟(Sayfiddin Boharzi Mausoleum)

旧市街の中心から東へ3kmほどの距離のところにあります。小さなミナレットの傍らにトゲトゲのドーム2つを持つ本堂が建っています。中に入るにはふさわしい服装が必要です。

シトライ・モヒコサ宮殿(Sitorai Mokhi-Khosa Palace)

旧市街からは少し離れているので、私たちはYandexタクシーで行きました。入場料は一人40,000ソム、クレジットカードで支払い可能です。

ブハラ最後の首長ミール・サイード・ムハンマド・アリム・ハーンの命により、1912年から1918年にかけて建設されたものです。当時のブハラの巨匠とロシア人技師が携わりました。

入り口を入ってすぐにあるホワイトホールは鏡が多用されています。壁にはレリーフ装飾が施されていますが、繰り返し使われているパターンはないのだとか。

ベッドルームが置かれていた宮殿は、現在は博物館として使用されていました。広い敷地内の屋外にはかつては庭として手入されていたのでしょうが、現在は荒れてしまっている部分も目に付きました。

チョルバクル記念館(Chor Bakr Memorial Complex)

ブハラの西約5kmの村にあります。歩くには遠いのでYandexタクシーで行きました。入場料は一人10,000ソム。「チョルバクル」とは「四人の兄弟」という意味ですが、海外ではなぜか「死者の街」として知られているようです。

1563年に完成。10世紀に亡くなったアブ・バクルの墓の上に建てられたらしいです。広い敷地内にはモスク、ミナレット、カナカが含まれ、樹木や果樹が自由に枝を広げる姿がレンガ色によく映えています。今日も神聖な場所として、多くの地元民がこの地を訪れます。

グリーンマーケット(Green Market)

小さなマーケットですが、早朝は多くの人でにぎわいます。特に日曜日は外にたくさんの車が乗り付けており、活気がありました。

野菜、くだもの、調味料、自家製ヨーグルトやはちみつ、パンなどさまざまな食品の他に、台所用品の販売セクションもあります。外には衣服を販売する店舗も出ていました。

私たち以外に旅行者の姿はなく、売り子の人々はみなフレンドリーでした。いちじくが1キロ25,000ソムで売られていて、500g購入。

ブハラでの宿泊

Hotel Mironshoxの朝食

私たちがブハラで宿泊したのはHotel Mironshoxです。最初の1泊はオンラインで予約してそのあと連泊しました。朝食付きのエアコン付きダブルルームで1泊19米ドル、2泊目以降は215,000ソムでした。新しいゲストハウスでエアコンもWifiもよく機能し、大満足でした。詳しいレビューはGoogleマップに記載しています。

ブハラでの食事

Milly Taolilarのプロフ

ブハラの旧市街は旅行者が多いエリアなのでレストランはたくさんあります。でも、観光地価格なのが玉にキズ。その中でも旧市街中心に近く、なおかつ良心的な価格だったのがChayxana Xo’ja Nasriddinです。

本格的プロフの店、Milly Taolilarにも足を運びました。こちらは完全に地元民向けの店で、旅行者ずれしていないのが良いです。もちろん価格も普通の価格で地元のお客さんであふれていました。

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