シヴァス(Sivas)に1泊して観光しました。シヴァスはローマ時代からの重要な都市なので、歴史的建造物が見どころとなっています。
観光スポットは街の中心に集中しているため、数時間の散策で見てまわることができます。シヴァスの街歩きで見学した観光名所と見どころを紹介します。
- シヴァス(Sivas)について
- シフテミナレットマドラサ(Çifte Minareli Medrese)
- シファイエマドラサ(Sifaiye Madrasah)
- イゼディン・ケイカヴス1世の墓(İzzettin Keykavus Tomb)
- ブルチエマドラサ(Buruciye Madrasah)
- カレモスク(Kale Mosque)
- カレ公衆浴場(Kale Hamamı)
- ギョクマドラサ(Gök Medrese)
- シヴァス大モスク(Ulu Mosque)
- シヴァスタシャン(Sivas Taşhan)
- メイダンモスク(Meydan Mosque)
- シヴァス歴史憲兵局(Sivas tarihi Jandarma binası)
- シヴァス会議博物館(Sivas Etnografya Müzesi)
- テルツィオール邸(Terzioğlu Konağı)
- ホカハッサムモスク(Hoca Hüssam Mosque)
- タルハナガネムモスク(Tarhana Ganem Cami)
- セルチェリモスク(Serçeli Cami)
- シヴァスの宿泊施設
- シヴァスでの食事
シヴァス(Sivas)について
シヴァス (Sivas) はトルコ中部にある都市で、シヴァス県の県都です。人口は約36万5千人(2022年)。標高1278メートルで、中部アナトリアでもっとも高地にあります。
ローマ帝国時代から、イラクとイランへの南北および東西の貿易ルートの中継地として重要な都市として栄えました。古くはセバステイア (Sebasteia) と呼ばれ、欧州の男性人名「セバスチャン」と同じ語源を持ちます。
文化の中心地でもあるシヴァスには、12世紀と13世紀のセルジューク朝時代の建造物やオスマン帝国時代の建築様式が数多く残されています。
シフテミナレットマドラサ(Çifte Minareli Medrese)
1271年に建てられた、2本のミナレットを持つマドラサです。シファイエマドラサの向かい側にありますが、精緻な装飾が施されたファサードと、レンガとタイルで作られたミナレット以外の部分は残されていません。現在見ることのできる基礎部分などから、2階建てであったことや北東角に浴場があったことなどが判明しています。
シファイエマドラサ(Sifaiye Madrasah)
1217年に建てられたマドラサです。 典型的なセルジューク朝建築の特徴を備えており、医学も学べる医療センターだったそうです。敷地内には創設者イゼディン・ケイカヴス1世の墓があります。
イゼディン・ケイカヴス1世の墓(İzzettin Keykavus Tomb)
シファイエマドラサの中にある、統治者統治者イザディン・ケイカヴスの墓です。1220年に結核のために亡くなった彼の遺言により、彼が愛したシヴァスの医療センターに葬られました。
大勢の客で賑わうカフェの傍らにあり、シックな幾何学模様の装飾が美しいセクションになります。
ブルチエマドラサ(Buruciye Madrasah)
1217年に建てられ、物理学、化学、天文学などの実証科学を教る建物として長年使用されました。
クリーム色の石で作られたファサードには美しい石彫が施されており、このマドラサを印象的なものにしています。
現在、中庭にはカフェが設置されており週末はたくさんの人でにぎわっていました。建造物の写真撮影は早朝の方がよいかもしれません。
カレモスク(Kale Mosque)
マフムトパシャによって1580年に建てられました。「カレ」は「要塞」という意味ですが、2つのマドラサやその他の政府の建物とともに、市の下部要塞に囲まれていたことに由来して「カレモスク」と呼ばれました。
カレ公衆浴場(Kale Hamamı)
カレモスクとマドラサの間にある公衆浴場跡です。1961年から1963年にかけて行われた発掘調査で発見されました。東西方向に横たわる長方形の平面型ですが、現在は壁跡のみが現存しています。
女性用と男性用の別々のセクションを備えたツインバスであったと考えられていますが、浴場の破壊時期は不明です。
ギョクマドラサ(Gök Medrese)
「青のマドラサ」として知られるギョクマドラサは、アナトリアのセルジューク時代、1271年に建設されました。高さ25mのミナレットを2つ持つ、美しい装飾のファサードが印象的です。白壁の部屋は博物館としてさまざまな資料を展示しています。
中庭におしゃれなカフェレストランが入っています。
シヴァス大モスク(Ulu Mosque)
1196-1197年に建設され、1212年に修復されました。アナトリア最古のモスクの一つです。ミナレットは1213年に作られたことがわかっています。
複数の門があり、階段を下りて中庭に入ります。祈りの場所は広く厳かな雰囲気が漂っていました。レンガが部分的に欠落した若干ミナレットは傾いている上に、見る角度によっては折れ曲がっているように見えます。
シヴァスタシャン(Sivas Taşhan)
1882年から1885年までシヴァスの知事を務めたハリル・ルファト・パシャによって建設されたといわれています。シヴァスの街の中心に位置する2階建てのタシャンには、現在カフェやショップがひしめきあっています。
メイダンモスク(Meydan Mosque)
1564年に建てられたモスクです。シヴァスの繁華街にあって、敷地内は穏やかな雰囲気の場所です。繰り返されるアーチに曲線カーブの木枠が埋め込まれた窓デザインが美しい。
シヴァス歴史憲兵局(Sivas tarihi Jandarma binası)
1908 年、レシット・アキフ・パシャ知事の時代に憲兵局として建設された建物です。シヴァス共和国広場(Sivas Cumhuriyet Square)に向かって建っているので目立ちます。
シヴァス会議博物館(Sivas Etnografya Müzesi)
この3階建の建物は、19世紀オスマン帝国後期の民間建築の美しい例を示しています。1892年に市民高等学校として建設されたものですが、1919年9月2日から12月18日までムスタファ・ケマル・アタチュルクと代表委員会によって「国家闘争本部」として使用されました。1990年に博物館として公開され、歴史会議場と書斎や休憩室が会議当時のまま保存されています。
テルツィオール邸(Terzioğlu Konağı)
シヴァス市内中心部には29件の歴史的な邸宅が登録されていますが、その中の一つです。木枠に白壁、2階部分がせり出したデザインが特徴的です。
ホカハッサムモスク(Hoca Hüssam Mosque)
建設年ははっきりしませんが、破壊されていたものが2000年になって修復されました。やわらかい曲線を強調した屋根のミナレットが特徴的です。
タルハナガネムモスク(Tarhana Ganem Cami)
詳しい情報はありません。緑色のタイルが螺旋状に埋め込まれたミナレットが印象的です。
セルチェリモスク(Serçeli Cami)
白っぽいシンプルな石造りの細いミナレットが目印のモスクです。窓のアーチが美しい1階建ての建造物です。
シヴァスの宿泊施設
シヴァスではSivas Nevv Hotelに宿泊しました。ダブルルームの言い値は1,000リラでしたが、交渉して900リラにディスカウントしてもらいました。さらに詳しいレビューはGoogleマップで。
シヴァスでの食事
シヴァスでの食事はSema Hanımın Yeri Ev Yemekleiでいただきました。鶏肉の野菜ロールセット、ご飯とスープサラダ、パン付きに自家製アイラン(塩味のヨーグルトドリンク)を追加して、二人で190リラとお得感絶大です。詳しいレビューはGoogleマップに掲載しています。
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