富士市は静岡県東部にある、人口約24万人の街です(2023年推計)。富士という名前の通り、街の至る場所から富士山が見えるようですが、この日はやや曇り空で、スッキリしない富士山鑑賞になりました。
富士市の見どころいろいろありますが、主に歩いて行ける場所を中心に一日観光しました。
富士中央公園
まずは富士中央公園へ足を運びます。中央公園は川をはさんで2つのパーツに分かれています。
JR富士駅から歩いて手前にある三角部分には時計タワーとバラ園があります。
バラ園にはたくさんのバラが植えられており、まだ4月でしたが大輪を咲かせている株もありました。
バラ園の背景に富士山が見える予定でしたが、このときは曇っていて見えませんでした。残念。
川の向こう側(北東側)へは橋を渡って行くことができます。北東側の方が敷地としては広く、イベント広場や野外ステージもありました。
中央公園から広見公園へ
中央公園の次に向かったのが広見公園です。
歩いているうちに富士山にかかっていた雲が晴れて山頂が見えました。
公園までの道は緩やかな上り坂。私たちはできるだけ交通量の少ない住宅街の道を通って行きました。
静岡といえばお茶が有名です。歩いている途中にもあちらこちらに茶畑がありました。
広見公園
広見公園はそれほど広くはありませんが、旧家や伝統的建物があり、見ごたえがあります。坂の傾斜面に整備されているバラ園からは富士山を望むことができました。
複数の見どころがありますが、その一つが古墳です。誰の古墳なのか、詳細は分かっていないようですが、歴史を感じさせます。
奈良時代から平安時代初頭(8〜9世紀)の竪穴式住居や高床式倉庫が再現されています。実際の発掘調査に基づいて再建されました。
12世紀や19世紀の建物もあります。時代の移り変わりによる建築様式の違いが生き生きと展示されています。
広見公園から岩本山公園へ
広見公園からは西へ向かい、岩本山公園まで歩きました。住宅街の小さな道を選んで、てくてく歩きます。
小道を向けたところにあった「からかさ木」。
この集落の名称の由来が説明されています。
広見公園から下り坂を下りたあとは、再び少しずつ上へ上がっていきます。
歩道が狭い箇所がありますが、できるだけ交通量の少ない静かな道を選んで進みます。
最後の部分はけっこうきつい坂です。
岩本山公園
岩本山は富士市街を見下ろすスポットです。私たちは公園東側の主要入り口から入りました。けっこうな坂道でしたが、途中からの景色は素晴らしいです。
岩本山には展望ポイントが数カ所設けられていますが、富士山の眺めは途中の道のりで見た富士山が一番きれいでした。
遊戯が一体となった子ども用展望台もあります。別に、大人向けの展望台もあり、私たちはそちらに上りました。
こちらが大人向け、というか大人も子どもも楽しめる展望ポイントです。周りが木に囲まれているので、これに登ると富士山が見えます。
岩本山から實相寺へ
岩本山に隣接しているのが實相寺です。實相寺には600段の階段があるそうですが、岩本山から歩いてお寺の境内へ入ったので、私たちは長い階段を登る必要はありませんでした。
實相寺
岩本山と實相寺は繋がっているので、表示されている通りに歩いて行くと實相寺の本堂に行き着きます。
桜門から撮影した階段。私たちはこの階段も下るだけでした。
この日の散策はここで終了です。富士市を西へ東へと、よく歩きました。
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