パンジャケンの街を散策しました。観光見どころを紹介します。
パンジャケンの街
パンジャケンはタジキスタンの北西の端にある街です。人口は約30万人(2020年)で郊外を含めると35万人以上になります。
パンジャケンには古代ソグド人の遺物が発掘されており、紀元5世紀には発展した街であったことがわかっています。
また、隣国ウズベキスタンのサマルカンドと60kmの距離にあり、国境都市としての役割もになっています。
パンジャケン考古学発掘サイト(Ancient Panjakent excavations)
パンジャケン中央市場から南に行ったところにある考古学発掘サイトです。中央アジアに栄えたソグディアナ帝国の集落遺跡であり、紀元400年頃から800年頃まで栄えたことがわかっています。
広い丘のところどころに集落を囲っていた壁や家の壁らしき跡が見られるだけで、何かすごい見どころがあるものではありません。観光地として整備されていないため、丘を登ったり下りたり歩き回りながら発掘地らしいものを探すことになります。
華やかな観光地ではありませんが、この丘の下に古代都市の遺跡が埋まっていると考えるとロマンを感じました。入場無料。
パンジャケン中央バザール(Central Market Bazaar)
パンジャケンのメインストリートの東にある大きな市場です。さまざまなものが売られていて活気があるのはもちろんですが、その建造物が魅力的なので、ぜひ中に入って見学していただきたいです。
市場のメイン部分は円形の建物になっており、白い柱によって支えられています。柱には控えめな装飾が施されており、レンガ壁にマッチして市場に独特の雰囲気をもたらしています。
モザイク壁画(ミュール)
パンジャケンのメインストリートを西に進んだところにある建物の東と西側の壁に、モザイク壁画が施されていました。Googleマップに記されています。
東側と西側の壁に描かれています。ただ、周りの建物がレノベーションされているようだったので、今後これらの壁画が失われる可能性に不安を感じました。
歴史博物館(Rudaki Historical Museum)
10世紀に生きたタジク人詩人の名前を冠する博物館です。タジキスタンの文化や歴史に関する資料を展示しており、パンジャケン古代都市遺跡から発掘された壁画なども所蔵しているそうです。私たちは中には入っていません。
レーニン像(Lenin Statue)
ホテルイントゥーリスト(Intourist)のとなりに立つレーニン像。旧ソ連の国でレーニン像を温存する都市は少なくなりました。
ロイックシェラリ像(Loik Sherali monument)
パンジャケン付近で生まれた詩人、Loik Sheraliの像です。2000年に亡くなった彼の遺体はドゥシャンベに埋葬されました。
イスモイル・ソモニ像(Pamyatnik Ismoili Somoni)
国民的英雄、イスモイル・ソモニの像です。タジキスタンの通過単位も彼の名前に由来しています。ドゥシャンベのソモニ像同様、両脇に2頭のライオンを伴って立ち、パンジャケンのメインストリートを見下ろしています。
パンジャケン市場(Penjikent Bazaar)
パンジャケンで宿泊したホテルの眼の前にあった小さな市場です。規模は小さいですが、レンガ壁に青いドームを持つ時計台が美しいです。
パンジャケンでの宿泊施設
パンジャケンでは、Umarionホテルに泊まりました。一階がスーパーマーケットになっていて便利です。ホテルのオーナー家族はとてもフレンドリー。ツインルームで1泊36米ドルですが、34ドルにディスカウントしてくれました。詳しいレビューはGoogleマップに掲載しています。
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