ブログの投稿にはアフィリエイト広告、およびアドセンス広告が含まれる場合があります。

ドゥシャンベからイスカンデルクル(Iskanderkul)湖まで乗り合いタクシー+ヒッチハイク:最終目的地はサリタグ(Sary-Tag)村

タジキスタン

ドゥシャンベで2泊したあと、北西にあるイスカンデルクル(Iskanderkul)湖を目指します。

当初の計画ではイスカンデルクル湖に2泊するつもりでした。でも、実際に行ってみて少しがっかり…。けっきょくその先にあるサリタグ(Sary-Tag)村で宿泊することにしたのです。

ドゥシャンベからイスカンデルクル湖経由でサリタグ村まで、乗り合いタクシーとヒッチハイクによる旅をお届けします。

ドゥシャンベからイスカンデルクル(Iskanderkul)湖までの道のり

Chorbogh Terminal Taxi and Minibus Station

イスカンデルクル湖はドゥシャンベのバスターミナルから北西に120kmの距離にあります。ドゥシャンベから直接イスカンデルクル湖に行く方法は、車のチャーターか各旅行会社が提供する日帰りツアーに参加するしかありません。

公共交通手段で行く場合、バスか乗り合いタクシーになりますが、バスはおそろしく時間がかかるらしいので却下。乗り合いタクシーで行く場合、途中サルボダ(Sarvoda)の少し手前の交差点まで行き、そこからイスカンデルクル湖方面行きの車を見つけて乗車することになります。

チョルボターミナル(Chorbogh Terminal)までの移動

3333タクシー

サルボダ行きの乗り合いタクシーは、ドゥシャンベの北13kmのところにあるチョルボターミナル(Chorbogh Terminal)から出ます。

3333タクシーはドゥシャンベで人気のタクシーサービスです。ホテルの受付で電話してもらいタクシーを呼んでもらいました。

タクシーはメーターで走り、ターミナルまで40ソムでした。

ドゥシャンベからサルボダまでの乗り合いタクシー料金

乗り合いタクシー運転手と乗客

チョルボターミナルについたのは午前8時50分。タクシーを降りたとたん、たくさんのタクシー運転手が声をかけてきました。ここからは、ホジャンド(Khujand)、パンジャケン(Panjakent)や国境までの乗り合いタクシーも出ています。

サルボダまでのタクシー料金は、50から70ソモニが相場だと思われます。運転手の言い値は一人70ソモニでしたが、値切って一人65ソモニになりました。あとは私たち以外の乗客二人が現れるのを待つことになります。

ドゥシャンベからサルボダ(Sarvoda)交差点(Zeravshan-2)まで

サルボダまでの乗り合いタクシー

あと二人の乗客がやってきて、ターミナルを出発できたのは午前9時40分でした。車はごつごつした岩山の谷間に作られた新しいアスファルト道を走って行きました。

途中、5kmの長さのトンネルを通過しました。このトンネル、以前は非常に劣悪な状態だったらしいですが現在はかなり改善されたとのことです。

くねくね山道をのぼったり下りたりしながら進み、サルボダ前の交差点(Zeravshan-2)に着いたのは午前11時半でした。ドゥシャンベのターミナルから2時間ほどで到着したことになります。

サルボダ交差点からイスカンデルクル湖までヒッチハイク

イスカンデルクル湖行きの交差点

大きな看板が出ている交差点で下車したあと、橋を渡ろうとしたら、地元のおじさんがやってきて、私たちとは違う村へ行くといいます。この人にここからイスカンデルクル湖まで車に乗せてもらった場合いくらかかるか聞くと、20ソモニだといわれました。これが地元の人の相場のようです。

イスカンデルクル湖まで車にピックアップしてもらうには少し歩く必要があります。看板横の橋を渡ってしばらく歩き、右折して鉄橋を渡ります。渡りきったところに待合スペースがあり、そこで車がやってくるのを待つことに。

待合スペース

実はこの待合スペースに来る手前で、外国人を乗せた車が停まってくれました。でも、イスカンデルクル湖までいくらかと聞くと100ソモニだといわれたので、丁重にお断りしました。

イスカンデルクル湖方面へは思いの外、交通量があり、立て続けに乗用車が来ることもありました。待合スペースに着いてほどなく、1台の車が停まりました。しかし、イスカンデルクル湖までの料金を聞くと20米ドルだと言います。地元民の十倍の価格ですね。笑ってお断りしました。

「きっと、親切なタジキスタン人が停まってくれる」と信じて待つこと5分ばかり。子ども連れの車が停まってくれました。イスカンデルクル湖までいくらかと聞くと、「無料でいいよ」といってくれました!むちゃくちゃラッキーです。

イスカンデルクル湖到着

イスカンデルクル湖

イスカンデルクル湖までの距離は約20kmですが、山道ですので時間がかかります。ヒッチハイクしてイスカンデルクル湖まで約40分かかりました。

湖の最も手前で降りてすぐそばにあるゲストハウスに宿泊しようと思っていたのです。ところが、ゲストハウスの1階部分が店舗になっていて、日曜の正午でしたがすでにウォッカでいい気分になっているおじさんがいました。

イスカンデルクル湖は外国人観光客だけでなく、ウズベキスタン人にとっても景勝地となっています。先ほど私たちを車に乗せてくれた子ども連れもドゥシャンベからの観光客でした。ただ、この湖畔にやってくるのは景色だけでなくパーティを楽しみたい客人が多く、湖を望む場所に箱型のバンガロー宿泊施設が建ち並んでいます。

前日にあまりよく眠れなかった私たちは、この夜はできれば静かに過ごせる場所に宿をとりたくて、湖畔での宿泊を考え直すことにしました。

イスカンデルクル湖からサリタグ(Sary-Tag)村へヒッチハイク

サリタグ村

イスカンデルクル湖から8kmほどのところに、サリタグ(Sary-Tag)という小さな村があります。ここにもいくつかのホームステイ型宿泊施設があり、私たちはこの村へ移動することにしました。

イスカンデルクル湖のほとりを少し歩き、ヒッチハイクしやすい場所に行くことにしたものの、日曜日の正午過ぎに村まで行く車があるかどうか不安でした。最悪8km歩くことも覚悟の上で上り坂に差しかかったとき、1台のBMWが後ろからやって来たのです。

停まった車に乗っていたのは、若いロシア人カップルでした。サリタグ村まで快く乗せてくれることになったのです。またまたラッキー!

ドゥシャンベに6ヶ月ほど滞在している彼らはデジタルノマドで、独自のアプリサービスを提供しているそうです。世間話をしているうちに、15分ほどで最終目的地のサリタグ村に到着しました。

サリタグ(Sary-Tag)村で宿泊

サリタグ村は険しい山々に囲まれた谷間にある小さな村です。静かな村ですが、トレッキングルートの玄関口として外国人観光客に人気が高まりつつあり、すでにいくつかのホームステイ型宿泊施設ができています。

私たちは村の中で最もイスカンデルクル湖に近い場所にある、Gostinitsa Shakhbozに泊まることにしました。山岳村にしては珍しく室内にバスルームが付いています。朝食と夕食の1泊2食付きで、一人250ソム。2泊するからと値切って、2泊二人で850ソムにしてもらいました。標高2,300メートルの高原ですのでエアコンなどはありません。また、インターネットというものも、この村では忘れてください。

女性オーナーのサナさんはとてもフレンドリーでにこやかな方です。英語はあまりできませんが、Googleオフライン翻訳でコミュニケーションできました。さらに詳しいレビューはGoogleマップに掲載するので、そちらを参照してください。

サリタグ村からのハイキング

サリタグ村からのアクティビティといえばハイキングです。いくつかコースがありますが、おそらく最も美しいのは村から西に向かって川沿いに歩くコースだと思います。

伝統的な石を積み上げた家が並ぶ村を訪問したり、翡翠色の川沿いでのんびり過ごす牛たちを眺めて歩きました。その模様は動画に撮ってみたので、視聴してみてください。

コメント