熊本県熊本市に来ています。ここで2泊します。
今日は本来、阿蘇山に行きたかったのですが、天候もあまり良くなく、時間もあまりないので、熊本市内で1日過ごすことになりました。
私たちは車を持っていないので、熊本市内をがっつり歩いて観光したいと思います。
朝9時歩いて熊本市役所へ
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熊本駅近くのホテルに宿泊しています。
熊本の町は広くて、メインの観光地である熊本城や水前寺公園などは、JR 熊本駅から少し離れています。
私たちは歩くのが好きなので、公共の交通機関を使わず、あえててくてく歩くことにします。
まずは熊本城近くにある熊本市役所を目指します。
ホテルの近くに白川が流れており、その堤防上を歩くことができます。この川に沿って歩きながら、熊本城付近まで行きました。
熊本市役所の14階には展望ロビーがあり、熊本の街を一望することができます。
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残念ながら今日の天候は曇り。景色を眺めるには最良とはいえませんが、それでも熊本市内を俯瞰することができました。
朝10時 熊本城へ:熊本市観光のメイン
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熊本市役所の向かいにある熊本城。熊本市観光のメインスポットです。
2016年以来断続的に起きた熊本地震のことは記憶に新しい方も多いでしょう。
熊本城もその時の地震の影響を受け、今もその爪痕が残っています。
当初は閉鎖されていましたが、地震被害の修復作業が進むにつれ、段階的に開城されてきました。
震度7という強い地震によってダメージを受けた熊本城。
現在は、外観はオリジナルの素材をできるだけ用い、内側は最新テクノロジーを駆使して、同程度の地震に耐えられる作りになっています。
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今もなお、修復作業が進行中です。
市役所オフィス街近くのアーケード商店街でランチ
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熊本城観光の後は、お腹が空いたのでランチをいただきました。
市役所の裏手の方にある、おそらくオフィスワーカーや買い物帰りの女性に人気の洋食レストランでランチセットをいただきます。
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人手不足のためかサービスはややスローでしたが、食事はリーズナブルで美味しかったです。
そしてランチの後は美味しいコーヒーを頂いて、水前寺界隈へ向けて歩きました。
水前寺成趣園
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細川忠利公による庭園です。
阿蘇の伏流水の泉水を中心とする回遊式庭園です。
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出水神社や能楽堂などが配置されています。
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また数寄屋造りの茶屋もあり、じっくり鑑賞したい日本庭園です。
水前寺公園を見学した後、まだ少し時間があったので、熊本城方面の方に歩いて戻り、その付近にある小泉八雲の旧家をたずねてみることにしました。
小泉八雲の旧家:午後2時
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「耳なし芳一」「雪女」などの怪談で知られる小泉八雲は、熊本に3年間住んだことがあります。その3年間の居住のうち1年間を過ごしたのが熊本城近くにある、この旧家です。
あと2年を過ごした住居は既に倒壊してしまっており、現在は残されていません。
今回はたまたま、地震の後の修復中ということで、小泉八雲の休暇を無料で見学することができました。
小泉八雲が過ごした生活の模様や、彼にまつわるエピソードなどの説明が、詳しく展示されています。
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また、この住居を借りるにあたって、小泉八雲が提示した唯一の条件に、神棚の設置がありました。この神棚も今に残されています。
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この旧家そのものが伝統的な日本の家屋で、今ではほとんど見ることがなくなった様式です。
日本の昔の独特なトイレやちゃぶ台などに、とても懐かしさを感じました。
午後5時:ホテルへ戻る
小泉八雲旧家を見学したあとは、朝来た道を戻りホテルへと帰りました。
がっつり歩いて熊本市内観光。本日の歩行距離はトータル約20kmでした。お疲れさま!
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