アダナでは友人宅に1泊しました。夜は少々お酒をいただき、翌朝はゆっくりのスタートとなりましたが、半日街歩きして観光しました。
アダナ市内で訪れた観光スポットと見どころを紹介しておきます。
アダナ(Adana)について
アダナ(Adana)は、トルコ南部にある大都市で、人口は約227万4000人(2022年)。アダナ県の行政所在地です。
肥沃なチュクロヴァ平原にあって重要な農業地域であり、ローマ帝国時代以降、交通物流の中心として栄えました。
オスマン帝国末期の1909年には約3万人が犠牲になったとされるアルメニア人の大虐殺が起こっています。
アダナ大モスク(Adana Ulu Mosque)
ラマザノオール(Ramazanoğlu Camii)としても知られるこのモスクが最初に建てられたのは1541年ですが、その後増築や改修が行われており、マムルーク朝、セルジューク朝、オスマン帝国といった異なる時台の建築スタイルが見られます。1998年の地震で被害を受けましたが、2004年に修復されています。
ラマザノオール墓(Ramazanoğlu Tŭrbesi)
この霊廟が建設された具体的な年代は不明ですが、そのアーチとキーストーンのロゼットの様式から、17世紀後半から18世紀初頭に建てられたと推測されます。
八角柱の頂きにわずかに尖ったドームが置かれています。白っぽい石造りの建物が緑の木々に囲まれて涼やかです。中には7基の大きな棺と1基の子ども用棺が収められています。
ラマザノオールマドラサ(Ramazanoğlu Madresi)
1530年、ラマザノオール・ピリ・パシャによって建てられ、1914年までマドラサとして機能していました。ウルモスクのすぐ隣りにあります。
マドラサとして大きくはありませんが、中にはふんだんに植物が植えられており、ワークショップも入っています。すぐ脇に茶屋(Çay Evi)があり、マドラサの敷地内でお茶をいただきました。
ヤーモスク(Yağ Cami)
もともとはアルメニア教会として建てられたものが、1380年ごろモスクに改装されました。アダナで最も古いモスクです。
ラマザノオール邸(ヴァキフ宮殿)
ウルモスク複合施設の一部として1495年に建てられたもので、アダナで最も古い住居です。現在は、チュクロワ大学ラマダーン文化センターとして利用されています。
アダナ大時計台(Great Clock Tower)
アダナのにぎやかな繁華街にあります。周囲には小売店や茶屋レストランなどがひしめきあい、特に夕方からは人が増えてきて、一段と活気を増します。
アダナでの食事
アダナといえばアダナケバブです。アダナケバブのお店はたくさんありますが、今回は旧市街マーケットに近い、Ciğerci Edip Ustaでご飯を食べました。ケバブが美味しいのはもちろん、刻みトマトや玉ねぎスライス、新鮮なハーブたっぷりサラダも美味でした。詳しいレビューはGoogleマップに掲載しています。
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