フィリピン、ネグロス島の南東にある島、シキホール島に来ています。
シキホール島は一周80kmほどの小さな島ですが、サンゴ礁に囲まれており、シュノーケリングやダイビングスポットになっています。
私たちはこの島に4泊し、観光やシュノーケリングを楽しみました。
シキホール島到着:船着き場からの移動
ドゥマゲッティからフェリーに乗ってシキホール島へやってきました。
シキホール島の船着き場へ到着したのはお昼時だったので、まず近くのレストランでランチを食べてからオートバイをレンタルしに行きました。
この日のゲストハウスは予約済みでしたが、船着き場から離れているので歩くのは無理です。ジプニーに乗るかトライスクルを手配することもできますが、どっちみちこの島ではバイクをレンタルしようと考えていました。それで到着してすぐ船着き場近くでレンタルすることにしたのです。
ちなみにシキホール島のゲストハウスではレンタルバイクサービスを提供しているところが多いです。船着き場近くの店でレンタルするよりもゲストハウス等でレンタルするほうが安くなる可能性があります。
ゲストハウスによっては船着き場への送迎を手配してくれることもあるので、予約するときに聞いてみてください。
シキホールベルタワーと教会
レンタルバイクする前に、船着き場近くの観光スポットへ立ち寄りました。シキホール教会と鐘楼です。フェリーを降りて街に向かって歩いたところにあるので、いやでも目につくと思います。
シキホール教会から少し離れてベルタワーと修道院があります。建てられたのは1783年で、シキホール島で最古の教会、修道院、ベルタワーです。
バイクをレンタル
私たちがオートバイを借りたのは、シキホール船着き場前の教会の向かい側にあるPLS MOTORBIKE RENTALです。
オートマ車で1日(24時間)400ペソ、3日以上利用する場合は1日あたり350ペソになるといわれました。とりあえず2日間のレンタルで、延長したい場合は電話かワッツアップで連絡すればいいということです。
バイクは購入して3ヶ月の新しい車体です。契約書にサインして、デポジットとして身分証明書を預ける必要があります。パスポートは宿泊施設にチェックインするときなどに必要ですので、パスポート以外の身分証明書を預けます。
ガソリンはほとんど入っていないので、レンタルしたらまず給油しなくてはいけません。この日予約したゲストハウスはトゥーボマリーンサンクチュアリ(Tubod Marine Sanctuary)に近くだったので、そこに向かう途中で給油しました。
二人分のバックパックと大人二人を乗せてスクーター運転はなかなかきわどいところですが、なんとかゲストハウスに着くことができました。
トゥーボマリーンサンクチュアリでシュノーケリング
トゥーボマリーンサンクチュアリはシキホール島のビーチの中でも最良のシュノーケリングスポットだといわれています。サンクチュアリの中は保護区なので入場料が一人1日100ペソかかります。
マリーンサンクチュアリは保護されている区域なだけあって、サンゴ礁が美しく、魚もたくさんいました。保護エリアでは漁業が禁止されているので漁師やその船を気にする必要もありません。
1日100ペソ払えば何度でもシュノーケリングできます。ただ、潮が引いているときは水位が低すぎてサンゴ礁で体を傷つける危険があるのでおすすめしません。
シキホール島にはシュノーケリングスポットがいくつかありますが、干潮になると水位が低すぎて泳げない場所がほとんどのようです。
このときは満月が近くて、満潮時の水位は高いのですが、私たちが滞在していたこのときは、満潮時刻が午前10時から11時ぐらいでした。
しかもシキホール島では、ホテル予約のタイミングが悪く、同じ宿泊施設に連泊できなくて、毎日宿泊施設を変えることになりました。泳ぐのにベストな時間帯がちょうどチェックアウトの時間にかかってくるのが厄介ですが、仕方ありません。
バイクで島を一周
シキホール島はぐるっと一周しても約80kmという小さな島です。オートバイをレンタルしていたので、バイクで一周して観光スポットを巡ることにしました。
2023年5月の時点で、島のあちらこちらで道路工事が行われていましたが、基本的に道路はコンクリートかアスファルトで舗装されており、スムーズです。
朝夕のラッシュアワーはやや交通量が増えますが、それ以外の時間帯は交通量が少なく、快適にドライブできます。
私たちは宿泊していたサンフアン地区から反時計回りにまわってみました。
Old Enchanted Balete Tree
樹齢400年の大木の下で、ドクターフィッシュできるのだそうです。ドクターフィッシュとは、魚に足の古い角質を食べてもらうこと。魚がたくさんいる水たまりに足を浸すだけです。
入場料が一人20ペソかかるので、私たちは外から写真撮影しただけで素通りしました。
Laziビーチの北側にあります。
ラジ(Lazi)教会と修道院
通称ラジ教会とも呼ばれる、サン・イシドロ・ラブラドール教会は、ローマカトリック教会です。オレンジ色のドーム屋根が美しいです。
教会の中は、シックな水色と白を基調とした穏やかなデザインになっています。
道路をはさんだ向かい側に大きな修道院があり、一部博物館にもなっていて、一般公開されています。入場は一人20ペソ。
Our Lady of Divine Providence Church
1887年に建てられた、マリア地区にある石造りのローマ・カトリック教会です。六角形の鐘楼が特徴的で、国の歴史的建造物となっています。
正面の木造扉には十戒が表示されています。年季の入った石壁にステンドグラス風のカラフルな窓ガラスがはめ込まれています。
壁の低い位置には重要人物の肖像画が掲げられており、地元の人々がそれに触れていました。
サラグドーンビーチ(Salagdoong Beach)
サラグドーンビーチはシキホール島東部にあるビーチです。島のビーチの中でも最も素晴らしいビーチの一つといわれています。
島を一周するメインストリートから脇道に入ったところにあります。ここは崖からのジャンプダイビングで有名な場所で、飛び込み台が高低2つ用意されています。
小さな入江になっていて、ビーチそのものはそれほど大きくありません。
透明度の高い水に海の色がむちゃくちゃきれいです。オープンしていれば、シュノーケリングも楽しめるらしいです。
残念ながら、このときは臨時休業でした。遊泳、シュノーケリング、ピクニック、飛び込みは禁止されています。海に入ることはできませんが、ビーチを歩いたり写真を撮ることはできます。
臨時閉鎖されているにもかかわらず、平日にしては多くの観光客が訪れていました。
トゥラポスマリーンサンクチュアリ(Tulapos Marine Sanctuary)
シキホール島の北東にある禁漁地区です。島の東側はマングローブがよく育っているようで、このビーチも満潮時には根本まで海水に浸されたマングローブが見られます。
ここは禁漁地区になっており、シュノーケリングする際は入場料とガイド料を支払う必要があります。
シュノーケリング一人あたり100ペソに加え、ガイドを250ペソで雇う必要があります。最長で1時間のシュノーケリングが可能になります。その他お金を払えば必要アイテムをレンタルできます。
私たちが訪れたときはちょうど干潮時で、沖にあるシュノーケリングスポットへは歩いて行くことになります。満潮時は泳いでそこまで行くことができます。
私たちはシュノーケリングしていませんが、数組の西洋人観光客がシュノーケリングしているのを見かけました。
バンディラン山国立公園(Mt. Bandilaan National Park)展望台タワー
シキホール島の真ん中にあるバンディラン山周辺は、森林保護区として国立公園になっています。海抜557mの島内最高峰に設置されているのが展望台タワーです。
島周囲のメインストリートから内陸へ入り、ジャングルに囲まれた小道の急勾配を上ったところにあります。
公園にたどり着くまでの道のりに、集落や村があり、素朴な風景を楽しむことができます。ウッソウとしたジャングルの道のドライブも爽快です。
公園内には複数の施設と見どころがありますが、私たちは無料で訪問できる展望台タワーに行ってみました。
展望台タワーへの階段は143段ありますが、コンクリートで整えられており、とても歩きやすいです。
展望台タワーは高さ15mで、そこからは360度の景色を望むことができます。
パリトンビーチ(Paliton Beach)
最後にシキホール島でもう一つ有名なビーチ、パリトンビーチを紹介しておきます。
白砂ビーチで、隣接するビーチも美しいです。入場料は一人20ペソ。シュノーケリングには向きませんが、クリアな水と砂浜での日光浴が楽しめます。週末はフィリピン人観光客でにぎわい、出店もたくさん出ていました。
パリトンビーチは特に夕焼けがきれいなことで知られており、夕方近くになると混み合うようです。
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