シャンルウルファの観光スポットを紹介します。
シャンルウルファはトルコ東南部、シリアとの国境に近い都市です。
観光地は一定のエリアに集まっているため、一日散策しながら楽しむことができます。
シャンルウルファについて
シャンルウルファは、通称ウルファとも呼ばれるトルコ東南部の都市です。
シリアとの国境に近いこともあり、シリア人やアラブ人も多く住んでいます。
実際に街を歩いていても、服装から明らかにトルコ人とは異なる人々の姿を見かけることが多いです。
シャンルウルファの人口は約90万人(2017年)といわれていますが、次々に高層住宅が建てられており、人口増加に伴って都市は拡大しているようです。
古代よりさまざまな王朝に支配されてきたウルファですが、西洋では「エデッサ(Edessa)」という都市名で知られています。
これは、紀元前4世紀のセレコウス朝シリアの都市であった時代に名付けられた都市名です。
丘の上の方にも広がり続けるシャンルウルファですが、観光したいスポットは一定の範囲に集中しているので、歩いて回ることが容易です。
Balıklıgöl
聖なる鯉がいる池で有名です。旧約聖書ゆかりのスポット。
鯉に餌をやる観光客のおかげで、この池の鯉たちは丸々と太っています。
象牙色の石で作られた建造物、アーチやアラビックな紋様が美しい。
Mevlidi Halil モスク
美しいアラビア文字カリグラフィーの刻まれたアーチ型ゲートをくぐり、トロピカルな街路樹に囲まれた小道を抜けると、イスラムドームとミレットが目の前に現れます。
旧約聖書に登場するアブラハムが生まれたと言われている洞窟があります。
Mevlidi Halil Cami周辺エリア
Mevlidi Halil モスクとBalıklıgöl周辺は庭園が整備されており、カフェなどもたくさんあります。
私たちが訪れたのは、10月初旬の午前中でしたが、心地よい天気のもと、多くの観光客が憩っていました
Kızılkoyun ローマ墓地(Kızılkoyun Roma Mezarları)
古代ギリシャ、ローマ時代のお墓が洞窟の中に納められていた場所が公開されています。
同時代の墓地としては、大きさや納められている宝飾品などの点が独特で、現在も発掘と研究が進行中です。
数年前まで、この場所にスラム街が形成されていましたが、考古学的研究のため政府による立ち退きが行われました。
シリア人学芸員の方にお話を聞きながら案内してもらった様子をYouTubeにて投稿しています。
彼によると現在ツアーとしてこのスポットを訪れる観光客はなく、個人旅行者がたまに見学に来るのみだそうです。そのため、混雑していないのでおすすめですよ!
ネクロポリスとは、古代ギリシャ・ローマ時代の都市で、中心街の外にある墓地のことで、古代ギリシャ語で「ネクロス(死者)」と「ポリス(都市)」を意味する言葉で構成されている。クズルコユンのネクロポリスは、ハレプリバハセの東、バルクル湖の北にあるトゥルフンドゥルの丘の斜面に作られました。エデッサの中心部にある、古代ギリシャ・ローマ文化の最も重要な遺跡の一つです。これらの墓は、紀元2世紀から4世紀にかけてのものです。岩窟墓地で実施された収用調査により、389のスラムが取り壊されました。シャンルウルファ博物館とシャンルウルファ自治体が共同で実施した考古学的発掘・清掃作業により、103基の岩窟墓が発掘されました。
入り口の説明書きを翻訳、編集
墳墓は、石灰岩の岩盤を一定の方法で削り取り形成されたもので、その形状は容易です。墓室は一般的に立方体として計画されています。岩室内には、その時々の埋葬の必要性によって異なる数のクリネ(死床)が存在する。このクリネを敷き詰め、蓋石で覆ったことが知られています。また、神話や宗教的な場面を描いたレリーフが施されている墓室もあります。この墓地では、死者への様々な贈り物が残され、時折、生け贄が捧げられました。クズルコユンは、エデッサの重要なネクロポリスの一つで、墓の大きさ、墓の装飾、考古学的発見などにおいて、非常に珍しいものです。クズルコユンのネクロポリス観光のために、シャンルウルファ市は景観整備プロジェクトを実施しました。
ウルファ城(Urfa Kalesi)
お城の中は特に見どころというものはありません。でも、この高台からの眺めは一見の価値あり。
ウルモスク(Ulu Cami)
1170年代に建設された古いモスク。
モスクの中に入ることはできませんが、敷地内で美しい建造物を眺めるだけでリラックスできます。
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