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カナダ、ケベックの健康保険の継続手続き:旅行の準備

旅の計画と準備

9月の中旬から1年間の旅行を予定しています。

そこで問題となっているのが私が住んでいるカナダケベック州の健康保険の更新の問題です。

カナダ、ケベック州の健康保険継続要件と更新手続き

カナダケベック州には、日本の国民保険のような皆保険制度がありまして、私は既にそれに加入しております。

ただ今年は、その5年ぶりの更新の時期にあたっています。そのため12月で健康保険の期限が切れてしまうんです。

健康保険証の更新はそれほど面倒ではないんですが、本人がその土地にいて然るべき場所に赴いて写真を撮ったり面接を受けたり手続きをしなくてはいけません。

ところが12月の時点では、私はとっくに旅行に出発しておりますので、ケベック州にはいません。そこで問題となるのが健康保険の更新のタイミングです。

そもそもケベック州の健康保険証を維持するための条件として、1年間の家で半年以上ケベック州に滞在してなくてはいけないという条件があります。

今回私たちは1年間の旅行に出ますので、1年単位で考えた時に半年以上不在になってしまいます。そうすると夫も同時に健康保険の有効効能がなくなってしまうという恐れがあります。

この数え方がまた特殊でして、一年間の定義は毎年1月1日からその年の12月31日までの期間を1年間とします。

そしてその中で183日以上、ケベック州にいなくてはいけないわけです。

ところが21日を下回る期間の不在は、不在としてカウントされないという決まりもあります。なかなか計算方法も複雑なんですね。

特例により健康保険が継続できる「Seven Years Provision」

先ほども言いましたように、一年間で183日以上ケベック州に滞在していないと、翌年の健康保険が無効になってしまいます。ところが夫の友人のから得た情報なんですが、それには特例がありまして、7年に1度のみ一年間の家で183日以上ケベック州を不在にしても、特殊な申請を行えば保険証の効力を失わずに済むという例外があるようです。

その情報を聞いて先日から何度もケベック州の健康保険証のウェブサイトを見て、申請のためのアポイントメントを取ろうとしているんですが、そのサイトがうまく機能しません。

昨日すべきところが機能しないというのはケベック州ではよくあることなので、またかという感じなんですが、でもこの案件に関しては機能してもらわなくては困ります。

そこで、一応 Web サイトには電話番号が記載されていたので、いきなり電話してみることにしました。

そこで昨日、その部署がオープンする8時半になったと同時に電話をかけ始めました。

それでもこういう政府の部署というのは何事もうまく機能しないというのが常であります。

昨日はたまたま夫が休みを取っていました。というのも、私の血液検査のアポが入っていたので、彼も一緒にそれに付き合ってくれるという話だったんです。

アポイントメントはお昼の12時15分だったんですが、その病院まで行くのに車で30分ぐらいかかるので、11時半ぐらいには出た方がいいかなというふうに予定していました。

たまたまではありますが、彼が休みを取ったということで、その健康保険証の営業所が開く8時半によーいドンで電話をかけ始めたんです。

こういう政府の機関によくあるパターンですが、最初は音声ガイダンスが流れて、フランス語は何番とか、英語は何番というふうに番号を押して選択していくシステムです。

最初は素直に自分達に必要なところを選択してタップして進んでいったんです。

その特例は「セブンイヤーズ Provision」という名称なんですが、それについての情報アポイントを取るという具合に進んでいきますと、結局は「オンラインで予約を取ってください」というふうに突き放されるんです。

本当にらちがあかないので、何とかオペレーターを引きずり出さなくてはいけないということで、どうやったらオペレーターと電話かけた人が話をしなくてはいけない状況になるかという推理のもとに、音声ガイダンスに従ってタップして行きました。

そうすると、この番号の次にこの番号を入力すればオペレーターを呼び出す、というところに行き着くという部所を発見したんです。

オペレーターを呼び出すことはできたけれど

最初の電話の時は、23分待たされてやっとオペレーターが出ました。

その23分というのも、待ち時間にクラシックの音楽が流れていましたので、それほど悪くないかなという感じでそれを BGM 代わりに仕事をしていました。

それでやっとオペレーターが出てセブンイヤー province のことについて聞きたいことがあるんですというふうに告げますと、彼女は「私ではお答えできませんので担当の者に変わります」というふうに言われました。

そうするとまたクラシックの BGM が流れてしばらく待たされたんですが、待っているうちに、なんと、突然ぶつっと電話が切れました!

それでもう一度電話をしようということになり、先ほどと同じようにオペレーターを呼び出せる番号をタップしながら進んでいったわけです。

で今回は50分ぐらい待たされてオペレーターがやっと出たんですが、また同じようなことを言われまして、担当の者に電話をトランスファーしますと言われて BGM のクラシックが流れ始めました。

その BGM も10分か15分ぐらい流れた頃いきなり電話がぶつっと切れました。

そしてもう一度挑戦して、同じようにオペレーターが出たら、電話をトランスファーしますと言われ、また BGM のクラシックを聞かされました。

2度あることは3度あるといいますが、3回目も同様に、電話が途中でブスッと切れまして、そこで時刻はすでに11時半。

血液検査のアポイントが入っている病院に向けて家を出なくてはいけない時間ですので、今日はここで諦めようということで、その日は保険関係の話はここまでになりました。

朝の3時間完全に無駄に費やしたことになります。

翌日、再挑戦

病院の私の血液検査はとてもスムーズに運びまして、その後買い物などをして家に帰ったわけです。保険のその営業所は午後4時半には閉まってしまうので、もうその後は電話することもできず、翌日に持ち越しということになりました。

そして翌日の火曜日、やはり朝の8時半に電話をかけ始めました。

朝一番だったということもあり、それほど長くは待たされなかったです。多分10分か15分ぐらいで一人目のオペレーターが出ました。

その日はオペレーターの男の人が出まして、夫がフランス語で会話してくれました。

フランス語だったので私にはよくわからなかったんですが、夫が言うには、その男性が言うには「7イヤーズプロビジョンの話はオンラインでブッキングをとってもらうことになっています。オンライン予約のサイトは朝6時に開放されるので、その時間にできるだけ早くアクセスしてブッキングを取ってください」ということだったんですね。

夫は朝方ですので、朝の5時くらいからスタンバイをして何度もトライして予約を取ろうとしましたが全然機能しなかったというふうに言ってます。

そんなふうなことを話ししていると、そのオペレーターの男性は「普通であればオンラインで予約してもらうんですが、今回は例外に担当者におつなぎします」というふうに言ったそうです。

今日もやはり1日この電話と付き合って時間を浪費しなくてはいけないのかと覚悟を決めての話だったんですが、トランスファーしてもらってしばらくすると、比較的早く担当の男性が電話に出てくれました。

その担当の方はすごくいい人で、夫が僕のフランス語は不完全ですがなんてことを言うと、大丈夫ですよ僕はバイリンガルですからというふうに言って、英語でペラペラと話し始めてくれたんです。

ケベック州不在日数を計算

先ほども少し言いましたが、ケベック州の健康保険証を有効な状態にするための条件として、1年間183日以上滞在していなくてはいけないという条件があります。

ただし日数の数え方が少し特殊で長期不在であっても21日を下回る場合はカウントされないという仕組みになってます。つまり、例えば2泊三日でどこかに遊びに行ったというような場合は、ケベック州を不在にした日数に含まれないんです。

しかも、出発した日と到着した日は不在日数に含めないという決まりもあります。

「今年の初めにケベック州を不在にした日数はありますか」と聞かれて、わたしたちは二人とも、イギリスと日本やケニアに2ヶ月程度滞在していましたので、その話をしました。

出発した人日とケベック州に戻ってきた日を話すと、その人は、不在としてカウントされる日数を計算してくれたんです。

そして私たちの場合、例えば9月14日に出発するとして、一年間の不在日数を計算すると、今年2022年に関しては183日を超えないという計算になりました。

実は去年の12月から1月今年の1月中旬にかけてメキシコを旅行していたんですが、今年の1月分に関しては、ケベックを不在にしていたのは16日間だったので、その分はカウントされないということなんです。

このメキシコ旅行に関しては、私たちが意図していたことではなく、たまたまそうなったということなので、ある意味ラッキーです。

もちろん来年のことになりますと、完全に半年以上留守にすることになりますので、この分は例外施策を適用できるという話になりました。

それでその手続きとして健康保険の管轄からフォームを送るので、それに記載して郵送で送り返して欲しいというそういう案内をいただきました。

12月に有効期限が切れる私の健康保険証更新の手続きは?

ついでに、私の12月にくる保険証の更新についても聞いてみたんです。

通常保険証の更新については、保険証の有効期限が切れる3ヶ月前に更新手続きの通知を送付するので、私の場合12月に更新が切れるため、9月の時点で更新の手続きの通知が来るだろうということでした。

万が一出発までにその更新手続きの通知が来ない場合はその他のやり方って続きがありますと言われて、そのやり方も丁寧に説明してくれたんです。

ということですので、12月の健康保険有効期限が切れるタイミングに合わせて、ケベックに一旦戻ってこなくてはいけないということはなくなりそうです。これは私たちにとって非常にありがたい情報で、これを聞いてとても私たちは喜びました。

後は手続きをひとつひとつ片付けていくというだけです。私たちもかなり肩の荷が下りたという気分です。

特に私の健康保険証の更新の問題は気になっている大きな問題があったので、今回この電話でそういう情報を得られたということは非常にありがたく感じています。

これで旅行に向けての準備として、一つ大きな案件が片付きそうだという雰囲気です。

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