ガジアンテップはシリアとの国境に近い街です。
現在はトルコ人の観光地としても人気がある場所ですが、見どころはそれほど多くないのでサクッと観光できます。
ガジアンテップの見どころを紹介します。
ガジアンテップGaziantepの見どころは徒歩で
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ガジアンテップは人口約150万人(2016年)の街です。
私たちはアダナからバスで移動してきましたが、シリアとの国境により近いため、雰囲気も少し違うのを感じています。
難民を含めシリアからの移民も多いようで、町中ではアラビア語を耳にすることもありました。
最重要観光スポットはガジアンテップ城跡をでしょう。
これを囲んだエリアが観光地となっており、土産物屋やカフェで賑わっています。
その他の観光スポットも徒歩で行ける距離なので、サクッと回ることができます。
ガジアンテップ城跡(Gaziantep Kalesi)
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ガジアンテップの最大の見どころです。
最初に建てられたのは古代ローマ時代にまで遡ります。
その後も再建築を繰り返し、要塞として利用されてきました。
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城内部の展示場では、ガジアンテップの人々がフランス支配軍と戦った様子が詳細に説明されています。
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Zeugmaという場所にダム建設する際、発掘されたローマ時代のモザイクを集めた美術館です。
屋上はまだ発掘作業が進行中ですが、広いスペースに遊歩道が設備されていて散策できます。
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入場料は10トルコリラ。
モザイク美術館(Zeugma Mozaik Müzesi)
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Zeugmaという場所にダムが建設される際に発掘された、ローマ時代のモザイクを集めています。
モザイク作品を集めた美術館としては、世界最大級です。
展示室は大きく分けて2つあり、それぞれ2階建て、3階建になっています。
最初の展示室では2〜3世紀の作品が、次の展示室には5世紀のものが展示されています。
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入場料は一人65トルコリラでした。
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Kurtuluş Cami(インディペンデンスモスク)
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ガジアンテップのモスクの中でも規模が大きいモスクです。
象牙色と黒色のストライプが特徴的な建築様式。ガジアンテップにはこのようなしましまモスクをよく見かけました。
Kendirli Gazi カルチャーセンター
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アルメニア様式で建てられた教会を改造したもので、今はカルチャーセンターとして機能しています。
私たちが訪問したときには、アルメニア出身でトルコ在住だった写真家の写真が展示されていました。
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学芸員は、かつてZeugmaでの発掘に携わっていたそうです。
トルコや関連した場所の発掘や遺跡について、興味深い話を聞くことができました。
Coppersmith Bazaar(Bakırcılar Çarşısı)
古い市場で、銅製品の職人が多く集まっています。
銅製品以外の商品もたくさん売られていますが、ぶらぶら歩いていると、銅を加工する作業音が聞こえてくるのが特徴的。
ガジアンテップメヴラーナ博物館
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カーペット展示室とメヴラーナの生活風景の展示室があります。
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カーペット展示室はカーペットやラグの模様モチーフの説明が詳細です。
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メヴラーナ展示室には、その生活模様やコーランなどが展示されていました。
ガジアンテップツーリストマーケット
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観光のお土産を買うなら立ち寄りたいマーケットです。
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アラベスク模様が描かれた小物やスカーフ、トルコ式茶器の他に、スパイスやナッツ類も豊富に揃っています。
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