バコロドはフィリピン、ネグロス島北部に位置する、島最大の街です。人口は約60万人(2020年)。ネグロスオクシデンタル州の州都でもあります。
昨日、東京からマニラ経由で一気にバコロドまでやってきました。着いたのが遅かったので昨夜は観光できませんでしたが、そもそもバコロドの見どころはそう多くありません。
今日は、フィリピン入国直後ですませたい用事もあり、その合間にサクッと軽くバコロド観光してみました。
サンセバスチャン大聖堂
19世紀後半に建てられたカソリック教会です。バコロド市内中心にあり、道路をはさんで向かい側には公園があります。隣に学校もあって、にぎやかなエリアですので、いつも人がいる雰囲気です。
教会の中は広くてよく手入れされています。もともとフィリピンにはキリスト教徒が多く、水曜日の午後でしたが、数人の方がお祈りに来ていました。
入り口付近には鐘が置かれています。
バコロドパブリック広場
サンセバスチャン大聖堂の向かい側にある公園です。白黒のパターンが床にしつらえられています。中央には写真撮影スポットが用意されていました。
公園中央にあるのが一部屋根付きのステージです。音楽家の名前が屋根部分に刻まれており、音楽の演奏などがよく行われるのかもしれません。
観光案内所
こちらを先に訪問すればよかったのですが、サンセバスチャン大聖堂やパブリック広場があるエリアから海側に進んだところに、バコロド観光案内所がありました。
中にいたお姉さんはとても英語が上手で、ていねいになんでも教えてくれました。
教皇ヨハネパウロ2世タワー
1981年2月20日に故ヨハネ・パウロ2世がバコロド市を訪問しました。それを記念して建てられたのがこのタワーです。7階建てで、上まで登ることができます。上からの眺めは素晴らしいと評判ですが、私たちは上っていません。
ベイウォークレクリエーション公園
観光案内所から海岸の方へ向かうと「SM Cityバコロド」というショッピングモールに至ります。さらに海岸に向かって歩いていくと、ベイウォークレクリエーション公園があります。
中にはいろいろな施設がありそうでしたが、このときは閉まっていました。午後1時からオープンするらしいです。入場料は大人30ペソ、子ども20ペソです。
バコロド郊外にも見どころあり
バコロド市内の見どころはそれほど多くないので、一日あれば十分周りきれると思います。バコロドの郊外、空港に近いところにあるシライ(Silay)エリアには、ヨーロッパ風の建物が残っていて観光スポットになっています。
私たちも今回そこを訪れるつもりだったのですが、SIMカードを購入したり現地通貨を引き出すために最良なATMを探して街をうろうろするうちに時間がなくなってしまいました。
もしバコロドに来て時間に余裕があれば、調べて出かけてみてください。
バコロドで英語は通じる?
ところで、フィリピンは英語がスラスラ通じると思っていたのですが、少なくともこのバコロド市内では必ずしもそうではありませんでした。
ホテルや観光案内所スタッフは英語が上手でしたが、街のレストランやショップでは、英語が理解できる人は半分くらいという印象です。
おそらく第一言語として英語を話す人はかなり限られているのだと感じられました。英語ができても基本的な言葉だけで、少し複雑な内容だと上手くコミュニケーションできません。
バコロドのことをネット調べていると、フィリピンでの英語留学にこの街をおすすめしているサイトもあったのですが、正直街中でこれほど英語が通じなくて語学留学になるのかしら、とおせっかいなことを考えてしまいます。「英語といっしょに現地語も学習したい」という人ならいいと思うのですが。
ただ、誰か英語ができる人が常にいる状態ですので、現地語がわからなくてもそれほど困ることはありません。小さなレストランのスタッフでも商売に必要な最低限の英語は理解してくれます。
バコロドでなに食べる?
バコロドの名物は鶏肉のBBQだそうです。街には至るところに鶏肉バーベキューの看板が出ています。
SM Cityの近くには鶏肉バーベキュー店ばかりが軒を連ねるセクション(Manokan Country)があり、私たちはそこで評判がいいレストランに行ってみました。
要するに焼き鳥ですが、タレが美味しくて鶏肉はジューシー。ガーリックライスとともにいただきました。焼き鳥は胸肉かもも肉か選べて、どちらも一人前105ペソガーリックライスは38ペソでした。サンミゲルビールといっしょにいただきました。
バコロドの街を歩いていると見かけるのが、お惣菜をショーケースに入れて売っているレストランです。食べたいものを指さして注文できるので便利です。お惣菜によって価格が異なりますが、野菜中心の料理なら30ペソくらいから、肉料理だと50から70ペソくらいです。
焼き鳥ばかり食べていると野菜不足になるので、こういうレストラン重宝します。上の写真で中央上の緑色野菜はゴーヤ(苦瓜)です。
お米の質はまあまあですが、私としては白飯が食べられるだけありがたいです。
どんな小さなレストランでも、誰か基本的な英語を理解する人がいると思うので、気軽に立ち寄って値段を聞いてみましょう。
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