アルスランボブ(Arshanbob)から一気にトクトグル(Toktogul)までやってきた翌日、予定を少し変更してビシュケク(Bishkek)へ向かうことにしました。
トクトグルからビシュケクまではマシュルートカが運行しています。この投稿ではトクトグルからビシュケクまでマシュルートカの旅をお届けします。
予定変更してトクトグル(Toktogul)からビシュケク(Bishkek)へ

アルスランボブから複数の交通手段でトクトグルまでやってきたわけは、トクトグルから北西178kmのところににあるタラス(Talas)経由で、カザフスタンのタラス(Taraz)へ国境越えしようと考えたためでした。
ところが、キルギスタンのタラス、あるいは国境ポイントまで行く公共交通手段はなく、車をチャーターするしか移動手段がないようなのです。これまでの乗り合いタクシーの料金と距離から比例計算すると、国境まで車を1台チャーターした場合推定2500ソム以上かかりそうです。
一方、キルギスタン首都ビシュケク(Bishkek)までは一日数本のマシュルートカが運行しています。ビシュケクはチュイ川を挟んでカザフスタンと国境を接しており、国境越えは難しくなさそうです。さらに、これを書いている時点ではまだ決定していませんが、この後トルコ、ヨーロッパ経由でイギリスまで戻ろうと考えており、ビシュケクからはトルコのアンカラやイギリスまでのフライトが手頃な価格で就航しているのを確認しました。カザフスタンに行く行かないを別にして、ビシュケクから中央アジア脱出する案が濃厚となってきております。
ともかく、そのような事情から、北西ではなく北東へ向かい、ビシュケクまでマシュルートカで行くことにしました。
トクトグルからビシュケク行きのマシュルートカ乗り場

ビシュケク行きのマシュルートカはトクトグルの主要道路沿いに乗り場があります(Avtovokzal Toktogul)。ビシュケク行きのマシュルートカは午前10時、11時、午後3時の1日3本運行しています。トクトグルからビシュケクまでの距離は約270km、マシュルートカの所要時間は4〜5時間ということです。
トクトグルからビシュケク行きのマシュルートカに乗車

ゲストハウスの人には午前9時にマシュルートカがあると聞いたので、トクトグルのマシュルートカ乗り場には午前8時15分ごろに行きました。乗り場エリアにはレストランが1軒あり、そこの人に聞くと午前9時ではなく、10時に出るそうです。ビシュケク行きのマシュルートカはすぐに満席になるそうなので、できるだけ早くチケットを手配するのが良さそうです。

トクトグルのマシュルートカ乗り場の建物内にチケット売り場があり、そこでチケットを購入しました。ビシュケクまでの料金は一人400ソムです。座席は自由席なので、良い座席を取りたい場合は早めに乗り場に行って待つ方がいいようです。
トクトグル出発

ビシュケク行きのマシュルートカがやってきたのは午前9時半でした。トクトグルが始発ではなく、すでに多くの乗客が乗っていました。数人の乗客はトクトグルで降り、私たちが乗り込んだあと、マシュルートカは満席状態で午前9時50分にトクトグルを出発しました。
ビシュケク到着

マシュルートカはキルギスタンの大自然の中の舗装道を滑らかに走ります。いただきにまだ雪が残る山々から伸びる丘、裾野に点在する遊牧民のテント、羊の群れと馬に乗って走る人々。あいにくときどき雨のぱらつく天気でしたが、車窓から眺める景色は雄大で素晴らしかったです。
そんな大自然の中に小さな店舗やレストランが建っているエリアがあり、そこでトイレ休憩に停まりました。トイレ使用料は10ソム。ランチ休憩はありません。
ビシュケクの街に入ってからは乗客を下ろしながら進み、予約していた宿泊施設の近くで下車したのは午後3時でした。
コメント