キルギスタンからカザフスタンへ国境越えのためにやってきたビシュケク(Bishkek)ですが、2泊して観光しました。
ビシュケクの街にはそれほど見どころがあるわけではありませんので、サクッと一日街歩きすれば十分だと思います。ビシュケク観光の見どころを紹介します。
- ビシュケク(Bishkek)について
- アラトゥー広場(Ala Too Square)
- 国立歴史博物館(State History Museum)
- マナス像(Manas Statue)
- レーニン像
- オークパーク(Oak Park)
- パンフィロフ公園(Panfilov Park)
- キルギスタン国会議事堂(Jogorku Kenesh (Parliament) of the Kyrgyz Republic)
- ドヴォレツ・スポルタ・イメニ・コジョムクラ(Kozhomkul Sport Palace)
- ロシヤ映画館(“Rossiya” Cinema)
- スヴャト=ヴォスクレセンスキー・カフェドラリニ・サボール(Holy Resurrection Cathedral)
- 経済大学(Kyrgyzskiy Ekonomicheskiy Universitet)
- トクトグル・サチルガノフ・フィルハーモニック・ホール(Toktogul Satylganov Philarmonic Hall)
- オペラハウス(Opera and Ballet Theater)
- ビシュケクサーカス(Circus)
- ウェディングセレモニーホール(Wedding palace)
ビシュケク(Bishkek)について
ビシュケクはキルギスタンの首都で、人口約98万人。キルギスタン北部に位置し、チュイ川を挟んでカザフスタンと国境を接しています。標高は約800メートル。
シルクロードを行き来するキャラバンの停泊地として発展した歴史の古い街ですが、ソ連時代にはソビエト式の都市計画で街が整備されました。現在も箱型の集合住宅が目につきます。
観光の見どころはそれほど多くなく、いくつかの博物館やマーケットなどになります。中央アジア最大のマーケット、ドルドイバザールがありますが、私たちは訪れていません。
私たちの街歩きでは、ソ連式建築を彷彿とさせる建物や公園などを中心に訪問しました。
アラトゥー広場(Ala Too Square)
1984年にキルギスソビエト社会主義共和国建国 60周年を記念して建設された広場で、国立歴史博物館やマナス像が置かれています。現在マナス像が置かれている場所には、ソ連時代にはレーニン像が置かれており、この広場はかつて「レーニン広場」と呼ばれていました。
道路を挟んで向かい側には花壇と噴水エリアがあり、ベンチもたくさんあります。
国立歴史博物館(State History Museum)
大きなキュービック状の建物が広場にそびえているので、すぐにわかります。古代から20世紀末までのキルギス人の文化遺産に関する資料が収蔵されています。
マナス像(Manas Statue)
歴史博物館の前にある、キルギスタンの英雄、マナス像です。2011年後半、キルギスタン独立20周年を記念して設置されました。そばにはキルギスタン国旗がはためいています。ソ連時代、この場所に置かれていたレーニン像は、現在博物館の後ろに置かれています。
レーニン像
歴史博物館の後ろに置かれているレーニン像です。マナス像が建っている場所にあったものが移されました。
オークパーク(Oak Park)
歴史博物館の隣にあるオークパークは、ビシュケクの公園の中でも最も古い公園の一つで、植えられているオークの木はビシュケクの街と同じくらい古いそうです。
公園内にはギャラリーもありますが、野外彫刻もたくさんあるので、それらを鑑賞しながら散歩できます。
パンフィロフ公園(Panfilov Park)
ソビエト連邦の英雄であり、キルギス・ソビエト社会主義共和国軍事委員会委員長イワン・パンフィロフの名前を冠した公園で、パンフィロフ記念碑があります。現在は、テーマパークになっていて、地元の子ども連れでにぎわっていました。
キルギスタン国会議事堂(Jogorku Kenesh (Parliament) of the Kyrgyz Republic)
パンフィロフ公園の近くにある白い美しい建物です。国会議事堂の左側にある小道はパンフィロフ公園へつながっています。
ドヴォレツ・スポルタ・イメニ・コジョムクラ(Kozhomkul Sport Palace)
1974年に建てられたスポーツ複合施設です。ユニークな建物の形がいやでも通行人の注意を引きます。その前に置かれているのは、キルギスタンのスポーツマン、バーティル・カバ・ウル・コズムクルです。身長2メートルの彼は、歩けなくなった馬を担いで峠を越えたという伝説があり、その模様を彫刻にしたのがこの像です。
ロシヤ映画館(“Rossiya” Cinema)
現在も営業中の映画館ですが、レトロなファサードに思わず写真を撮りました。中ではポップコーンの販売や小さな動物セクションもあるようです。「3D」の文字看板が印象的です。
スヴャト=ヴォスクレセンスキー・カフェドラリニ・サボール(Holy Resurrection Cathedral)
1947年に創立されたロシア正教会です。白と青のコントラストが印象的な建物です。敷地内には複数の建物がありますが、教会内は美しく装飾されているので、ぜひ入ってみてください。
経済大学(Kyrgyzskiy Ekonomicheskiy Universitet)
ビシュケクの街を歩いていて複数の大学を見かけましたが、いずれも建物が美しいことに驚きました。大きな柱に支えられた立派なファサードに、尖った装飾的屋根が特徴のようです。
トクトグル・サチルガノフ・フィルハーモニック・ホール(Toktogul Satylganov Philarmonic Hall)
1980年にコンサートホールとして完成されました。ソビエト式建築で、正面の広場にはマナス像が置かれています。
オペラハウス(Opera and Ballet Theater)
1930年に建設された、キルギスタンにおける最初の欧式建築の劇場です。どっしり感のある柱に支えられた屋根の上にはドラマチックな彫刻が置かれており、ビシュケクの建造物の中でもひときわ魅力的な建物だと思います。
ビシュケクサーカス(Circus)
ユニークな円盤状の建造物がビシュケクのサーカスです。ポップな黄色と緑色でペイントされた建物は1976年に設計されました。
ウェディングセレモニーホール(Wedding palace)
1987年にオープンしたウェディングセレモニーホールです。外観はなんとも不思議な建築様式ですが、中はステンドグラス風の窓と造花の装飾で飾られたぜいたくな空間が広がります。
正面広場に停まっている複数のリムジンも特殊な雰囲気を醸し出しています。
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